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2693.今日の植物(2176):ランシウム

  今日の植物は、ランシウムといいます。未登場の植物の科は、セリ科からセンダン科に移ってきました。

 ランシウムは、センダン科 Lansium 属(ランシウム属)の植物で、The Plant Listによれば、この属に分類される種は1種のみということになっています。

 一方ウイキペディアの情報によりますと、この属には「少なくとも3種が分類される」とされていて、見解が分かれているようです。そのウイキペディアの情報では、切手に描かれているLansium parasiticum種は食用とされる果実をつける植物で、東南アジアの熱帯地域で栽培されている植物だということです。
 ウイキペディアの情報を読んでみますと、このLansium parasiticum種以外の種はかつてはLansium 属に分類されていたのですが、現在ではAglaiaReinwardtiodendron属に分類されるようになったという記述がありました。従って、現在ではこの1種のみが*属とされているということになって、結論はThe Plant Listと同じことになりそうです。

 この種は、高さ30メートルにもなるようで、食用になる果実は小さなジャガイモに似てブドウのように房上に付くのだということです。果皮をむいた形は皮をとったニンニクのようで、果実の味はブドウとグレープフルーツの味を足したようだとウイキペディアは言っております。

 写真です。これもネットから借用しています。

ランシウム・パラシティクム Lansium parasiticum

    Lansium.jpg    Lansiumdomesticumfruit.jpg
 ●右の皮をむいたところは、ニンニクというよりはライチに似ているように見えます。

 切手です。2種類ありました。いずれもインドネシアから発行されたものです。

ランシウム・パラシティクム Lansium domesticum(=Lansium parasiticum)

    stidn2411.jpg          stidn2501.jpg
  2009年 インドネシア発行    1997年 インドネシア発行
    (地域の動植物)            (動植物)
●これらの切手が発行されたセットはこちらです。2009年1997年

(お知らせです)

 同じセンダン科のセンダンを描いた切手を入手しましたので、追加しました。⇒センダン
 
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2692.今日の植物(2175):ミツバグサ

  今日の植物は、ミツバグサと言います。

 ミツバグサは、セリ科 Pimpinella 属(ミツバグサ属)の植物で、The Plant Listには115の種があげてありましたので、かなり大きな属ということになります。

 ウイキペディアにはこの属に関する情報は少なくて、セリ科に分類されるということとアニスという香りのよい種がこの属に含まれているという情報しかありませんでした。
 もう少し情報をさがそうと、他のサイトで調べてみたところ、この属の植物は、ヨーロッパから東アジア、中東といった広い地域で古くから薬草や香辛料として使われてきたことが記されています。中でもアニス(Pimpinella anisum)は、飲料のスピリッツドリンクの香りとして使われています。また古代エジプトではミイラを作る際の臭い消しとしても使われたという情報もありました。

 切手に描かれているPimpinella cypria種は、北キプロスに固有の植物で、北向きの石灰質の土壌で育ち、小さな白い花をまとまって咲かせます。

 写真です。ネットから借用しています。

ピンピネラ・キプリア Pimpinella cypria

    Pimpinella.jpg    Pimpinella1.jpg

 切手です。その北キプロス(今はトルコ領です)から発行されています。

ピンピネラ・キプリア Pimpinella cypria

    stcypt0303.jpg
2004年 トルコ領キプロス発行(花)
 ●この切手は次のセットで発行されました。⇒切手植物図鑑
  種小名のcypriaは、「キプロスの」というだと思います。
 

2691.今日の植物(2174):クリスマム

  今日の植物は、クリスマムと言います。

 クリスマムは、セリ科 Crithmum 属(クリスマム属)の植物で、ウイキペディアでは切手に描かれているCrithmum maritimum種だけの1属1種の属だとされています。
 しかし、いつも頼りにしておりますThe Plant Listでは、そのCrithmum maritimum種はunresolved(確認されていない)ということになっており、他に6種ほど名前があげられた種があるのですが、そのいずれも他の属の同義だとされています。

 そのようなことで、今回はウイキペディアの情報によるCrithmum maritimum種の情報を記すことにします。
 それによりますと、この種は食用になる植物で、ブリテン島の南および西部、アイルランド、地中海沿岸、ヨーロッパ西岸、カナリー諸島、北アフリカ及び黒海沿岸の広い地域で見られる植物だということです。

 この植物は、rock samphire(ロックサンファイア)と呼ばれ、よい香りの葉を持っていて、酢漬けにしたり生でサラダとして食用にされるということです。ただ、名前からも想像されますが、岩場に生育する植物で、危険な崖に登って採取する必要があるのだそうで、シェークスピアの「リア王」でもこの植物を採取するのが危険だとされているのだそうです。

 また、ビタミンCやE、Kなどを豊富に含む植物でもあるようです。

 写真です。

クリスムム・マリティムム Crithmum maritimum

    Crithmum 2    crithmum-maritimum.jpg

 切手です。

クリスムム・マリティムム Crithmum maritimum

    stjer1001.jpg
2003年 ジャージー発行(Offshore Reef:岩礁?) 
 ●この切手と一緒に発行された切手はこちらです⇒切手植物図鑑
 

2690.今日の植物(2173):アストランティア

  今日の植物は、アストランティアと言います。再びセリ科に戻ってきました。

 アストランティアは、セリ科 Astrantia属(アストランティア属)の植物で、The Plant Listには亜種も含めて16の種があげてありました。
 ウイキペディアの情報によりますと、この属の植物はヨーロッパ中央部から東部、南部およびコーカサスを原産地とする植物で、芳香を持つ根、掌状の葉、目立つ花を持っています。

 切手に描かれているAstrantia major種も、中央から東ヨーロッパ原産の植物で、芳香を持った多年草で、花壇で栽培される植物です。
 また、医薬用途に使用されるエッセンシャルオイルを持ち、アミノ酸を生産する植物だとされています。
 古くからハーブとして利用されていたこともあって、原産地から各地に移入され、現地で自生することになったものも多いのだそうです。

 属名のAstrantiaは、ラテン語のaster(星)に由来しているのだそうです。花の形から来ているものと思われます。キク科にはAster(シオン属)という属名もあります。こちらが本家というところでしょうか。

 写真です。ネットから借用しています。

(左)アストランティア・マジョール Astrantia major
(右)アストランティア・ミノール Astrantia minor

    Astrantia_Major.jpg    Astrantia_minor.jpg
 ●種小名にmajor(より大きい) とminor(より小さい)を持つ植物も多いのです。
  このブログで両方の写真と切手があるのは、ツルニチニチソウの記事に登場したツルニチニチソウ(Vinca major)とヒメツルニチニチソウ(Vinca minor)でした。

 切手です。

アストランティア・マジョール Astrantia major

    stden0603.jpg
2011年 デンマーク発行(夏の花) 
 ●この切手と一緒に発行された切手はこちら⇒切手植物図鑑

2689.山奥植物園の植物(52):イタドリ

  今日の植物は、イタドリといいます。前回のデンマークの切手と一緒に発行された切手に描かれていた植物です。
 そして、久しぶりの「山奥植物園」(というシリーズをやっていたのです)の植物です。このシリーズは、2014年11月17日の同じタデ科のヒメツルソバが最後の記事でしたので、実に6年半ぶりということになります。

 イタドリは、タデ科 Reynoutria 属(イタドリ属)の植物で、The Plant Listによれば7つの種が確認されているという、小さな植物群ということになります。
 ウイキペディアの情報によりますと、この属の植物は中国東部、東アジアおよびロシアの極東部を原産地とする植物だということです。しかし、イタドリの仲間は、家畜の飼料として北米やヨーロッパに持ち込まれ、その後旺盛な成長力で繁茂し、現在では侵略的外来種に指定されています。

 切手に描かれているReynoutria japonica(イタドリ)種も東アジア原産で、日本の全土、台湾、朝鮮半島、中国に広く分布しています。ヨーロッパなどに持ち込まれて侵略的とみなされるようになったのは上記の通りです。
 日本では、山菜として知られていますし、利尿や便秘の薬効も知られているということです。

 日本名のイタドリは、この植物の若葉を揉んで傷口に付けると、止血し「痛みを取る」ことから訛ってこの名前になったのだそうです。
 種小名に、japonicaと日本ゆかりの命名がされているのも面白いです。

 写真です。手元にありました、といいますか、台所の先に生えていましたので、20日に撮影したものです。
 実は、この植物がイタドリなのか自信がありませんでした。しかし、写真を載せると直ちにその植物の学名を教えてくれるというような便利なアプリがありまして、そのおかげでこの植物がReynoutria japonicaだと分かりました。使ったのは、PlantNetというアプリです。

 イタドリは、雌雄別株の植物だということです。秋の始めに花を咲かせるようですので雌雄の判別ができると思います。確か白い花が咲いていたような・・・。

イタドリ Reynoutria japonica

    IMG_5481.jpg    IMG_5482.jpg
撮影:2021年4月20日 「山奥植物園」(自宅)

 切手です。こちらでは侵略的植物ではなく有用な食用だとされているのです。

イタドリ Reynoutria japonica

    stden0703.jpg
 2018年 デンマーク発行(野生の食用植物) 
 
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週末は山歩きをしています。
鬼軍曹というニックネームをいただきましたのでそのまま使います。

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