601.市町村の植物(3):クロガネモチ

 3日続いて「市町村の植物」ですが、本日はクロガネモチという植物です。

 クロガネモチは、モチノキ科 Ilex属(モチノキ属)の常緑高木です。

 わが国では茨城県、福井県から西の本州、四国、九州および琉球列島に分布しており、海外では台湾、中国、インドシナ辺りまで自生しているということです。
 赤い実が美しく、庭木として利用され、また公園樹や街路樹としてもよく見かける樹木です。

 これまで取り上げてきた市町村では、次の市町村の木に指定されています。
  愛知県 名古屋市熱田区、瀬戸市、江南市、大府市
  兵庫県 福崎市
  山口県 山陽小野田市、田布施町

 写真です。

クロガネモチ Ilex rotunda
 ●種小名の「rotunda」は「円形の」という意味ですが、葉の形を言っているのでしょうか?

    IMGP2662.jpg
    撮影:2003年7月4日

   IMGP0277.jpg   IMGP0285.jpg   
   この2枚は、撮影:2003年10月15日
以上3枚は、明石市「明石公園」

(次の2枚は、2014年3月25日追加分です)
 

    P1110619.jpg  
撮影:2014年3月23日 山陽小野田市梶下地区
 ●車で走っていて「クロガネモチの大木→80m」と書いた手書きの看板を見つけました。車を降りて80m、小高い丘にこのクロガネモチがありました。
 ●その場所にいくのに一軒の家の前を通って行ったのですが、そこにお年寄りがおられたので「クロガネモチを拝見します」と一言かけて道を登りました。クロガネモチを見た帰りにこのお年寄りと話をしました。この看板は息子さんが立てのだそうです。会社を定年でリタイアしてから、近所の大きな木の周辺の草を刈って、このように紹介する看板を立てて行っておられるのだそうです。そのほか、夕日がきれいなポイントの紹介などの看板も立てられているとか。
 ●話を終えて帰ろうとしたら、「お茶も出さなくて悪うございました」とのこと、のどかなひと時をすごしました。

    P1110625.jpg
撮影:2014年3月23日 山陽小野田市 国道316号線
 ●この国道沿い約2㎞の両側にクロガネモチの並木が作られています。
 ●上の記事にありますように、山陽小野田市の市の木にクロガネモチが指定されていますが、元々は合併する前のここ厚狭郡山陽町の町の木だったということです。

   IMGP2659X.jpg    IMGP1903X.jpg
  撮影:2004年1月27日    撮影:2004年1月3日
   岩国市「吉香公園」     
西宮市「熊野神社」

 クロガネモチを描いた切手はありませんでした。


     
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547.今日の植物(269):イヌツゲ

 本日の誕生日の花にもツゲが取り上げられていましたが、ツゲは以前に登場していますので、本日は名前が似ているイヌツゲです。

 イヌツゲは、モチノキ科 Ilex 属(モチノキ属)の常緑低木です。日本では、本州から九州に分布しており、短く刈り込んでも強いところから植え込みや生垣に多く使われています。

 このIlex 属もこれまでに、ウメモドキセイヨウヒイラギタラヨウソヨゴが登場していて、なかなか多彩な属です。

 ツゲの記事でも書きましたが、イヌツゲの仲間ととツゲ科のツゲがよく似ているので時々混同されることがあります。
 先日も、下の写真にありますように、このイヌツゲをツゲ科としている表示がありました。

イヌツゲの仲間の写真です。

イヌツゲ Ilex crenata

    IMGP1835X.jpg        IMGP2326.jpg
   撮影:2003年12月29日       撮影:2003年6月15日
  西宮市「県立甲山森林公園」   神戸市「六甲山森林植物園」

    IMGP1068.jpg
撮影:2003年11月9日 御所市「金剛山頂」
 ●金剛山の山頂には見事なイヌツゲの木があります。

    P1040128.jpg    P1040129.jpg
撮影:2011年12月3日 長岡京市「サントリー京都工場」
 ●表示板には「イヌツゲ ツゲ科」と誤って表記してあります。実は数年前にも気づいて知らせたのですが、修正されていませんでした。 

    P1040289.jpg
撮影:2011年12月23日 神戸市「摩耶山」 
 
マメツゲ Ilex crenata forma bullata

   P1030927.jpg
    P1030928.jpg
撮影:2011年11月23日 西宮市「北山貯水池」
 ●別名はマメイヌツゲともいいます。葉がくるりと丸まっているのが特徴です。

オオバイヌツゲ Ilex crenata var. latifolia

    IMGP0828.jpg
撮影:2003年11月7日 大阪市北区「シンダイビル」
 ●少し見にくいですが、葉が互生しています。

キンメツゲ Ilex crenata 'Kinmetuge'

   IMGP0218XX.jpg     
撮影:2004年3月21日 草津市「市立水生植物公園」

イヌツゲを描いた切手は手元にありませんでした。多分発行されていないでしょう。

530.今日の植物(276):ソヨゴ

 本日の誕生日の花は、ソヨゴという植物です。

 ソヨゴは、モチノキ科 Ilex 属(モチノキ属)の常緑小高木です。
 光沢のある葉の縁が波打つのが特徴で、秋には赤い実がなり庭木としても広く栽培されています。

 ウイキペディアによりますと、名前のソヨゴは「風にそよぐ」ところから来ているということです。また、ソロバンの珠にはこのソヨゴが使われているそうです。

 写真です。

ソヨゴ Ilex pedunculosa

    IMGP3333.jpg
撮影:2003年9月13日 西宮市「県立甲山森林公園」

    IMGP1839X.jpg     IMGP1876X.jpg
以上2枚は、撮影:2003年12月29日 西宮市「県立甲山森林公園」

 Ilex 属を描いた切手は、次の2つの記事で全て登場しましたので、今回はなしです。また、探してみます。

     ウメモドキ    http://botdiary.blog122.fc2.com/blog-entry-135.html
  セイヨウヒイラギ http://botdiary.blog122.fc2.com/blog-entry-192.html

376.今日の植物(158):タラヨウ

 毎月23日は「ふみの日」とされています。23のごろ合わせで、「この日は手紙やはがきを書こう」と当時の郵政省が設定していたようです。
 特に7月は文月ですから本日7月23日はダブルで「ふみの日」で、1979年に本日を「ふみの日」としたのだとウイキペディアが教えてくれました。
 電話や携帯電話それにメールが普及し、便りを書かなくなる今日の姿をを予見していたのでしょうね。

 そこで本日登場したのが、このタラヨウという植物です。
 なぜ「ふみの日」にタラヨウかというと、タラヨウは別名を「葉書の木」とか「郵便局の木」とも呼ばれているからです。
 その名前の由来は、葉の裏に傷をつけるとその部分が黒く変色することから、この葉を紙の代わりにして先端が細いもので字を書いて手紙などに使っていたことによります。
 こんなことから、「郵便局の木」として各地の郵便局にも植えられたのです。

 はがき(葉書)の語源もこのことから来ているようです。
 
 タラヨウはモチノキ科 Ilex 属(モチノキ属)の常緑高木で、関東以西に分布しています。

 タラヨウという名前も妙な名前ですが、漢字で書くと「多羅葉」、上記のような葉の特徴がかつてインドでこれも筆記用に使われたタラジュ(多羅樹Corypha utan)に似ているところから命名されたようです。

タラヨウの写真です。近くの西宮東郵便局で撮ってきました。やはり郵便局の木です、構内に植えてありました。

タラヨウ Ilex latifolia
 
●「latifolia」という種小名は「幅の広い葉の」という意味ですから、字が書ける云々は考慮されていないです。

    
P1020879.jpg       P1020883.jpg

    P1020881.jpg     P1020882.jpg
4枚は、撮影2011年7月16日 西宮市「西宮東郵便局」
 ●右下のような説明板がつけられていました。

     P1020911.jpg     P1020912.jpg
 
    
P1020913.jpg
 
●郵便局の方にお願いして葉を1枚貰って来ました。左上が表、右が裏、下が裏に千枚通しの先で字を書いたものです。確かに黒く変色しています。余り小さな字は無理でしょうが、字は書けます。

 ●ネットに「この葉に切手を貼ったら郵便物として扱って配達してくれる」という記事があったので、その郵便局の方に聞いたら、できるということでした。石でも、木の板でも、スルメでも・・・なんでも料金を払えば配達してくれるのだそうで、特に「葉書の木」だからではないようです。
     
  切手は、残念ですがありませんでした。なにしろ「郵便局の木」ですからぜひ発行して欲しいですな。

(と言っておりましたが、切手が発行されたのです)

タラヨウ Ilex latifolia

    stjpn28103.jpg
2017年 日本発行(和の文様Ⅱ)
 ●どこにタラヨウがあるじゃ、と言いたいのですが葉っぱが描かれているのです。

(おしらせです)

 このタラヨウの写真を撮った7月16日、甲山に登りその後「北山緑化植物園」に寄ってきました。
 そこで撮った写真を下記に追加しました。

  ユズリハ http://botdiary.blog122.fc2.com/blog-entry-203.html
  トウキ http://botdiary.blog122.fc2.com/blog-entry-93.html
  セイヨウニンジンボク http://botdiary.blog122.fc2.com/blog-entry-119.html
  ギボウシ
 http://botdiary.blog122.fc2.com/blog-entry-397.html

168.クリスマスの植物(5):セイヨウヒイラギ

 クリスマスの植物の最後は、セイヨウヒイラギです。
 セイヨウヒイラギは、モチノキ科 Ilex属(モチノキ属)の植物で、 ヨーロッパからアフリカ北部、アジア南西部地域が原産地です。
 鮮やかな緑と真っ赤な実がクリスマスの植物とされる所以でしょう。

 ややこしい話になりますが、ヒイラギ(柊)という植物があります。
 こちらは、モクセイ科の日本の在来の植物です。トゲのある葉はよく似ていますが、果実の色は黒色でクリスマスの植物というわけにはいきません。

セイヨウヒイラギの仲間の写真です。

セイヨウヒイラギ Ilex aquifolium
    
    168IMGP1396.jpg
撮影:2003年11月22日 大阪市「市立長居植物園」

    P1040341.jpg        P1040568.jpg
    撮影:2012年1月22日        撮影:2012年1月22日
     『甲子園口植物園』          京都市「府立植物園」

ヒイラギモチ Ilex cornuta 
 ●こちらは、中国が原産地です。

    168IMGP4504.jpg       168IMGP2765X.jpg 
   撮影:2004年1月14日      撮影日:2004年2月1日
   釜山市「市立博物館」    富田林市「富田林サバーファーム」

アメリカヒイラギ Ilex opaca
 ●こちらは、名前の通りアメリカが原産地です。

    168IMGP2770X.jpg 
撮影:2004年2月1日 富田林市「富田林サバーファーム」

切手です。

セイヨウヒイラギ Ilex aquifolium   

    stgue0303.jpg             stbul2803.jpg
1978年 英領ガーンジー発行   1976年 ブルガリア発行
      (クリスマス)

    stusa1701.jpg
1964年 アメリカ (クリスマス)

 ●ガーンジーの切手は、昨日のクリスマスローズでも出てきた4種セットのうちの1枚です。
 ●ブルガリアの切手は、6種セットのうちの1枚です。印刷はやや稚拙な感じがします。
 ●アメリカの切手はも、ポインセチアの時に出てきた4種セットのうちの1枚です。

 (おしらせ)

 オモダカの切手が日本でも発行されていましたので、追加掲載しました。
 http://botdiary.blog122.fc2.com/blog-category-95.html
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週末は山歩きをしています。
鬼軍曹というニックネームをいただきましたのでそのまま使います。

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