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2370.今日の植物(1858):ツガ

 今日の植物は、ツガです。

 ツガは、マツ科 Tsuga属(ツガ属)の常緑の針葉樹で、The Plant Listによれば世界に14種があり、そのうち、日本ではツガとコメツガの2種が分布しているということです。
 この2種とも大きなものでは樹高が30メートルになるものもあるのですが、コメツガの方は山岳部に分布しやや小さな葉を持っており、ツガの方は少し温暖な環境に分布しているということで、見分けがつくということです。

 ツガは漢字で書くと「栂」、別名でトガとも呼ばれます。ウイキペディアによればトガの名前は、この木がかつては咎人をはり付けにするのに使われたところから来ているのだそうです。
 そういえば京都に栂ノ尾という地名があってこれは「トガ」と読みますがこの木が多く生えていたのでしょうか?
 属名は日本語由来のTsugaとされています。

 ツガは建材として利用されるほか、樹皮からタンニンを摂って漁網を染めるのに使っていたと、これもウイキペディアの情報です。また、秋篠宮文仁親王のお印に使われているということです。

 写真です。日本に分布する2種の写真がありました。

ツガ Tsuga sieboldii

    IMGP1935X.jpg    IMGP1936X.jpg
撮影:2004年1月10日 交野市「大阪市立大植物園」

コメツガ Tsuga diversifolia

    IMGP4353.jpg        IMGP4352.jpg
撮影:2004年11月8日 神戸市「六甲山森林植物園」

 切手です。最近入手したものです。日本からはまだ発行されていないようですが、Tsugaですからぜひ発行してもらいたいですね。

ツガ・ドゥモサ Tsuga yunnanensis(=Tsuga dumosa)

    stvtn3706.jpg
 1986年 ベトナム発行
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2084.今日の植物(1585):カタヤ

 今日の植物は、カタヤという植物です。属名Cの続きです。

 カタヤは、マツ科 Cathaya 属(カタヤ属。ギンサン属とも)の植物で、偶然の一致なのですが昨日に続いてこのCathaya 属も1属1種の植物で、切手に描かれているCathaya argyrophylla種だけが唯一の現生している種なんだそうです。
 分類上はPseudotsuga(トガサワラ)属Larix(カラマツ)属と近縁の属だとされているようです。

 このCathaya argyrophyllaは、現在では中国の南部の限られた地域にしか自生しておらず、絶滅が危惧されている植物です。1950年代には多く自生していたということですが、保護の必要性が言われる前に伐採が進んでしまったのだそうです。
 また、化石から
1~3千万年前にはCathaya argyrophylla種以外のCathaya 属の植物がヨーロッパにもたくさん分布していたことが知られているということですが、それらの種も既に絶滅していて現在では見ることができないようです。

 写真です。

カタヤ・アルギロフィラ Cathaya argyrophylla

    Cathaya argyrophylla

 切手です。

カタヤ・アルギロフィラ Cathaya argyrophylla

    stchn0402.jpg
 1992年 中国発行
 ●和名の属名ギンサンは「銀杉」のようです。

(おしらせです)

 セイタカアワダチソウを描いた切手を入手しましたので、掲載しました。日本では要注意外来生物に指定されるなど厄介者扱いされていますが、切手に取り上げられていました。

 セイタカアワダチソウ 
http://botdiary.blog122.fc2.com/blog-entry-900.html

906.今日の植物(548):トガサワラ

 本日の植物は、トガサワラという植物です。本日の誕生日の花にマツがあったのですが、これは登場済ということで同じマツ科のトガサワラにしました。

 トガサワラはマツ科 Pseudotsuga属(トガサワラ属)の常緑高木で、南日本の一部に分布する日本の固有種です。
 漢字で書くと「栂椹」。トガ(ツガの別名)に似ているが、材はサワラに似ているところからつけられたようです。
 属名の「Pseudotsuga」も「ツガに似た」という意味です。

 この属にはわずか4種のみがあるとされていますが、日本で発見された化石には現在存在しない種もあるようで、化石植物に近い存在かもしれません。
 IUCNの絶滅危惧種(VU)及び環境省の絶滅危惧種Ⅱ(VU)に指定されています。

 写真です。

トガサワラ  Pseudotsuga japonica

    IMGP4429.jpg
撮影:2004年11月8日 神戸市「六甲山森林植物園」

    800px-Pseudotsuga_japonica_togasawara02[1]
 ●こちらはウイキペディアからです。

 Pseudotsuga属を描いた切手です。

トガサワラ  Pseudotsuga japonica

    stjpn14609.jpg
2011年 日本発行(ふるさと切手「国際森林年・国土緑化・和歌山県」)

ダグラスファー Pseudotsuga menziesii

     stusa0601.jpg
  1969年 アメリカ発行(国際植物会議)
 ●別名ベイマツとも呼ばれ、樹高100m、直径5mに達するものもあって、世界最高の木の仲間です。

(おしらせとお詫びです)

 下記のメロンの記事で、記述が誤っていましたので修正しました。
  「日本のマクワウリはメロンの原種が西方に伝わったもの」と書いていましたが、これは間違いで正しくは「東方」です。
  ご教示いただいたオガワマサミさん、ありがとうございました。
   http://botdiary.blog122.fc2.com/blog-entry-485.html

517.今日の植物(263):コロラドトウヒ

 カレンダー版本日の植物は、コロラドトウヒという植物が取り上げられていました。

 このコロラドトウヒはマツ科 Picea 属(トウヒ属)の常緑針葉樹です。
 
 トウヒは漢字で書くと「唐檜」、「逃避、党費、頭皮、当否」(あんまりいいイメージの言葉がないですな)などではありません。
 トウヒ属の仲間は、北半球の寒帯から亜熱帯までの広い地域に約30種が分布しており、日本にもトウヒ、エゾマツ、バラモミなど数種が分布しています。

 コロラドトウヒは、北米ロッキー山脈に分布していて、重要な園芸種とされています。また、クリスマスツリーにも使われる樹木でもあります。

 写真です。他の種の写真もあったのですが、数が多くて、とりあえずコロラドトウヒだけにしておきます。

コロラドトウヒ Picea pungens

 ●以下3枚は、いずれも西宮市「北山緑化植物園」にて、

    IMGP2884XX.jpg
    撮影:2004年6月19日

    P1030986.jpg     P1030987.jpg
以上2枚は、撮影:2011年11月23日

切手です。

コロラドトウヒ Picea pungens

    strom2503.jpg
   1996年 ルーマニア発行

397.立山で出合った植物(2):ハイマツ

 立山で出合った植物の第2弾は、ハイマツです。
 ハイマツは、マツ科 Pinus属(マツ属)の常緑針葉樹で、漢字で書くと「這松」。気候の厳しい場所では地面に這うようにして生えていますのでこの名前となりました。

 シベリア、カムチャツカ、中国東北部、朝鮮半島から日本にかけて分布しており、日本は生育の南限だということです。
 日本の中部の山岳地方では、標高2,500m以上の高山に分布するようです。
 
 ウイキペディアによりますと、ハイマツはゴヨウマツなどと同じグループ(ストーブマツ亜属、ストローブ節)に属していて、よく見かけるアカマツやクロマツとは別のグループになるようです。

 ゴヨウマツ、アカマツ、クロマツはこちらを
   http://botdiary.blog122.fc2.com/blog-entry-199.html

写真です。

ハイマツ Pinus pumlla

 
●種小名の「pumlla」は、「低い、小さい、矮形の」という意味です、

    P1030124.jpg     P1030126.jpg
2枚は、いずれも撮影:2011年7月30日 「立山」

 ●実の鮮やかな紅色は緑の葉の中でひと際印象に残るものでした。ライチョウもこの実を食べているのでしょう。

残念ですが、ハイマツの切手はありませんでした。

(以下、個人のメモとしてこれまで登場したマツ属を上記のウイキペディアの分類に従って分類しておきます)

 ストローブマツ亜属(単維管束亜属)
  ストローブ節:ストローブマツ、ハイマツ、ゴヨウマツ、マケドニアマツ
  ケンプレア節:ヨーロッパハイマツ、シベリアマツ、タカネゴヨウ
 ピニヨン亜属:ヨーロッパアカマツ
 複維管束亜属
  ピヌス節:アカマツ、クロマツ、ニシキマツ、ヨーロッパアカマツ、モンタナマツ、タギョウショウ
  ピネア節:フランスカイガイショウ
  トリフォリア節:ダイオウショウ、エキナタマツ  
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週末は山歩きをしています。
鬼軍曹というニックネームをいただきましたのでそのまま使います。

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