2031.今日の植物(1532):コティレドン
今日の植物は、コティレドンという植物です。
コティレドンは、ベンケイソウ科 Cotyledon属(コティレドン属)の植物で、The Plant Listでは16の種があげてありました。 ウイキペディアの情報では、1960年代までは約150の種がこのCotyledon属に分類されていたのですが、その後Adromischus属、Dudleya属、Rosularia属、Tylecodon属といった同じベンケイソウ科の属に移され結局20種弱の小さな属になったのだそうです。
で、残されたCotyledon属は、その多くが南アフリカ原産で、アフリカやアラブ半島の乾燥地にも分布しているということです。
このCotyledon属の植物は多肉植物として観賞用に栽培されることが多いのですが、毒を持っているのだそうです。従って、といいますか、例によって薬用植物としても伝統的に使われてきたということです。
このCotyledonという属名について、二つ面白い話を・・・
cotyledonという種小名を持つ植物があります。スベリヒユ科のLewisia cotyledon などもそうなのですが、Cotyledonはギリシャ語由来で「杯とかボウル」といった意味だそうです。
もう一つ、上に出ていたTylecodonという属名ですが、これはCotyledonの音節単位の並び替えで作られた属名なんだそうです。なんとも紛らわしい名前を作ったもんですなあ。あるいは、遊び心一杯の名前?
写真です。ウイキペディアから借りてきましたが、なかなか可愛らしい花を持っています。
コティレドン・オルビクラタ Cotyledon orbiculata
切手です。
コティレドン・オルビクラタ Cotyledon orbiculata
1986年 レソト発行 1985年 モザンビーク発行
1977年 (旧)トランスカイ発行(薬用植物)
コティレドンは、ベンケイソウ科 Cotyledon属(コティレドン属)の植物で、The Plant Listでは16の種があげてありました。 ウイキペディアの情報では、1960年代までは約150の種がこのCotyledon属に分類されていたのですが、その後Adromischus属、Dudleya属、Rosularia属、Tylecodon属といった同じベンケイソウ科の属に移され結局20種弱の小さな属になったのだそうです。
で、残されたCotyledon属は、その多くが南アフリカ原産で、アフリカやアラブ半島の乾燥地にも分布しているということです。
このCotyledon属の植物は多肉植物として観賞用に栽培されることが多いのですが、毒を持っているのだそうです。従って、といいますか、例によって薬用植物としても伝統的に使われてきたということです。
このCotyledonという属名について、二つ面白い話を・・・
cotyledonという種小名を持つ植物があります。スベリヒユ科のLewisia cotyledon などもそうなのですが、Cotyledonはギリシャ語由来で「杯とかボウル」といった意味だそうです。
もう一つ、上に出ていたTylecodonという属名ですが、これはCotyledonの音節単位の並び替えで作られた属名なんだそうです。なんとも紛らわしい名前を作ったもんですなあ。あるいは、遊び心一杯の名前?
写真です。ウイキペディアから借りてきましたが、なかなか可愛らしい花を持っています。
コティレドン・オルビクラタ Cotyledon orbiculata
切手です。
コティレドン・オルビクラタ Cotyledon orbiculata
1986年 レソト発行 1985年 モザンビーク発行
1977年 (旧)トランスカイ発行(薬用植物)
1979.今日の植物(1485):ダドレヤ
今日の植物は、ダドレヤという植物です。
ダドレヤは、ベンケイソウ科 Dudleya 属(ダドレヤ属)の多肉植物で、The Plant Listには亜種も含めて63の種があげてありました。一方、ウイキペディアでは約45種が北米大陸の南西部に見られるとされていました。
多くの種は、岩場や崖の縁など生育環境としては厳しい場所に分布しているようです。水分を含むことができる葉を利用して乾燥した環境でも生き延びることができるということです。
属名のDudleyaは、William Russel Dudley氏(スタンフォード大学の初代の植物学部長という人物だそうです)に因んで命名されたということです。
切手に登場しているDudleya lanceolata種は、カリフォルニア州の南部の岩場あるいは傾斜地に分布している植物で、園芸用に栽培されるものもあるということです。
写真です。ウイキペディアから借用しています。
ダドレヤ・ランケオラタ Dudleya lanceolata
切手です。
ダドレヤ・ランケオラタ Dudleya lanceolata
2004年 ガンビア発行
ダドレヤは、ベンケイソウ科 Dudleya 属(ダドレヤ属)の多肉植物で、The Plant Listには亜種も含めて63の種があげてありました。一方、ウイキペディアでは約45種が北米大陸の南西部に見られるとされていました。
多くの種は、岩場や崖の縁など生育環境としては厳しい場所に分布しているようです。水分を含むことができる葉を利用して乾燥した環境でも生き延びることができるということです。
属名のDudleyaは、William Russel Dudley氏(スタンフォード大学の初代の植物学部長という人物だそうです)に因んで命名されたということです。
切手に登場しているDudleya lanceolata種は、カリフォルニア州の南部の岩場あるいは傾斜地に分布している植物で、園芸用に栽培されるものもあるということです。
写真です。ウイキペディアから借用しています。
ダドレヤ・ランケオラタ Dudleya lanceolata
切手です。
ダドレヤ・ランケオラタ Dudleya lanceolata
2004年 ガンビア発行
1932.今日の植物(1439):グラプトペタルム
今日の植物は、グラプトペタルムという植物です。
グラプトペタルムは、ベンケイソウ科 Graptopetalum属(グラプトペタルム属)の植物で、19種(ウイキペディアとThe Plant Listの両方がそう言っていました)ほどが確認されているということです。それらの種は、メキシコからアリゾナ州を原産地としているようです。
切手に描かれているGraptopetalum bellum という種は1972年にAlfred Lau という人がメキシコ西部で発見した種だということです。岩の多い地形に分布する植物です。
写真です。
グラプトペタルム・ベルム Graptopetalum bellum
切手です。
グラプトペタルム・ベルム Graptopetalum bellum
2014年 ウクライナ発行
●それにしても不思議なのは、なぜウクライナからこの切手が発行されたのか、ということです。ウクライナに分布している植物だとは思えませんので。
この切手は4枚セットで発行されていますが、多肉植物を取り上げたセットのようです。
そのうち、これまで登場した属を描いた切手を追加しておきました。
ギムノカリキウム http://botdiary.blog122.fc2.com/blog-entry-1079.html
オプンティア http://botdiary.blog122.fc2.com/blog-entry-895.html
グラプトペタルムは、ベンケイソウ科 Graptopetalum属(グラプトペタルム属)の植物で、19種(ウイキペディアとThe Plant Listの両方がそう言っていました)ほどが確認されているということです。それらの種は、メキシコからアリゾナ州を原産地としているようです。
切手に描かれているGraptopetalum bellum という種は1972年にAlfred Lau という人がメキシコ西部で発見した種だということです。岩の多い地形に分布する植物です。
写真です。
グラプトペタルム・ベルム Graptopetalum bellum
切手です。
グラプトペタルム・ベルム Graptopetalum bellum
2014年 ウクライナ発行
●それにしても不思議なのは、なぜウクライナからこの切手が発行されたのか、ということです。ウクライナに分布している植物だとは思えませんので。
この切手は4枚セットで発行されていますが、多肉植物を取り上げたセットのようです。
そのうち、これまで登場した属を描いた切手を追加しておきました。
ギムノカリキウム http://botdiary.blog122.fc2.com/blog-entry-1079.html
オプンティア http://botdiary.blog122.fc2.com/blog-entry-895.html
1691.今日の植物(1200):ロスラリア
今日の植物は、ロスラリアという植物です。属名Rからです。
ロスラリアは、ベンケイソウ科 Rosularia属(ロスラリア属)の植物で約35種を含む植物群のようです。ヨーロッパから北アフリカに分布しているようです。
ネットの情報によりますと、Rosularia属の植物は種の間の同定が難しいのだそうです。それで販売されているものも、誤った名前で販売されているものが多いのだそうです。
そのほかには情報がありませんでしたので、写真です。ウイキペディアから借りてきました。
(左)ロスラリア・グロブラリイフォリア Rosularia globulariifolia
(右)ロスラリア・センペルビボイデス Rosularia sempervivoides
切手です。
ロスラリア・グロブラリイフォリア Rosularia cypria(=globulariifolia)
1990年 トルコ発行
ロスラリアは、ベンケイソウ科 Rosularia属(ロスラリア属)の植物で約35種を含む植物群のようです。ヨーロッパから北アフリカに分布しているようです。
ネットの情報によりますと、Rosularia属の植物は種の間の同定が難しいのだそうです。それで販売されているものも、誤った名前で販売されているものが多いのだそうです。
そのほかには情報がありませんでしたので、写真です。ウイキペディアから借りてきました。
(左)ロスラリア・グロブラリイフォリア Rosularia globulariifolia
(右)ロスラリア・センペルビボイデス Rosularia sempervivoides
切手です。
ロスラリア・グロブラリイフォリア Rosularia cypria(=globulariifolia)
1990年 トルコ発行
1305.今日の植物(869):イワベンケイ
今日の植物は、イワベンケイという植物です。本日の誕生日の花にハマベンケイソウ(ムラサキ科)とイワレンゲ(ベンケイソウ科)があるのですが、この両方とも登場済みということで、この二つの名前を結合したようなイワベンケイにしたというわけです。
イワベンケイは、ベンケイソウ科 Rhodiola属(イワベンケイ属)の多年草の総称であり、また一つの種でもあります。
Rhodiola属に分類される種の数には諸説があるようで、36種とするものから90種とするものまで様々のようです。多くは北半球の高緯度地帯に分布しているということです。
属名のRhodiolaはギリシャ語の「rhodon(バラ)」から来ていて、この植物の根がバラの香りがすることからこの名前になったということです。
同じベンケイソウ科のSedum属と似ていて、このRhodiola属をSedum属に入れる研究者もいるということです。
種としてのイワベンケイは本州中部以北から北海道の山稜の岩場などの厳しい環境に生育しているそうです。根を乾燥するとバラの香りがして、気分を向上させ鬱症状を軽減する効果を持っているそうです。
Rhodiola属の写真です。手元になかったものですからウイキペディアから借用です。
イワベンケイ Rhodiola rosea
●種小名の「rosea」も「バラのような」という意味ですから、ダブってバラがイメージされていることになります。
ロディオラ・ヘテロドンタ Rhodiola heterodonta
Rhodiola属を描いた切手です。1枚ありました。
イワベンケイ Rhodiola rosea
2005年 グリーンランド発行(食用植物)
イワベンケイは、ベンケイソウ科 Rhodiola属(イワベンケイ属)の多年草の総称であり、また一つの種でもあります。
Rhodiola属に分類される種の数には諸説があるようで、36種とするものから90種とするものまで様々のようです。多くは北半球の高緯度地帯に分布しているということです。
属名のRhodiolaはギリシャ語の「rhodon(バラ)」から来ていて、この植物の根がバラの香りがすることからこの名前になったということです。
同じベンケイソウ科のSedum属と似ていて、このRhodiola属をSedum属に入れる研究者もいるということです。
種としてのイワベンケイは本州中部以北から北海道の山稜の岩場などの厳しい環境に生育しているそうです。根を乾燥するとバラの香りがして、気分を向上させ鬱症状を軽減する効果を持っているそうです。
Rhodiola属の写真です。手元になかったものですからウイキペディアから借用です。
イワベンケイ Rhodiola rosea
●種小名の「rosea」も「バラのような」という意味ですから、ダブってバラがイメージされていることになります。
ロディオラ・ヘテロドンタ Rhodiola heterodonta
Rhodiola属を描いた切手です。1枚ありました。
イワベンケイ Rhodiola rosea
2005年 グリーンランド発行(食用植物)