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2521.今日の植物(2007):ウムビリクス

 今日の植物は、ウムビリクスという植物です。

 ウムビリクスは、ベンケイソウ科 Umbilicus 属(ウムビリクス属)の植物で、The Plant Listによりますと、変種も含めて12種があるとされている小さな植物群です。
 ウイキペディアの情報では、下部の葉は円形の楯状(葉柄が葉の中央についている)をしていという特徴があるそうで、大西洋中央部の島嶼から、西ヨーロッパ、地中海、イランに至る地域に分布しているということです。。

 切手に描かれているUmbilicus schmidtii種(この切手は前回のシデロクシロンの切手と同じセットで発行されたものです)は、ウイキペディアによりますと、切手の発行国であるカーボベルデに固有の種だということですが、絶滅が危惧されているのだそうです。

 写真です。これも手元にありませんでしたのでネットから借用です。

ウムビリクス・シュミッティイ Umbilicus schmidtii

      medium[1]      umbilicschmherb1[1]
 ●右の姿を見るといわゆる多肉植物のベンケイソウの仲間だとは思えないような姿です。この葉がこの属の特徴なのでしょう。
  この種はThe Plant Listでは未承認とされていますが、ウイキペディアでは種として記事が書かれていました。

 切手です

ウムビリクス・シュミッティイ Umbilicus schmidtii

    stcve0404.jpg
2001年 カーボベルデ発行(薬用植物)

(おしらせです)

 タペイノキロスを描いた切手を入手しました。これまで写真だけだった植物です。こちらへ⇒タペイノキルス
 で、今気づいたのですが、以前はタペイノキルスと表記していました。記事にもありますようにTapeinochilosとTapeinochilusと両方の表記があるのですが、Tapeinochilosに変更しようとすると過去の記事のあちこちを修正しなければならず、かなわんなあ、状態です。
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2423.今日の植物(1911):ピストリニア

 今日の植物は、ピストリニアという植物です。

 ピストリニアは、ベンケイソウ科 Pistorinia 属(ピストリニア属)の植物で、The Plant Listでは亜種も含めて3つの種名が記されていましたので非常に小さな属ということになります。
 ウイキペディアでPistoriniaを検索しますと、同じベンケイソウ科のSedum(マンネングサ)属の記事に飛んでいくようになっていて、Sedum属として扱われているようです。従って、ウイキペディアでピストリニアの記事はなかったということになります。

 ネットで探してみると、Pistorinia 属として取り上げた記事もありました。その情報によりますと、2種(亜種をカウントしていないと思われます)が地中海の西部地域に分布する一年草で、5弁の花を持っているということです。

 今回、このピストリニアを取り上げたのは、切手に描かれている植物の学名がつい先日判明したことによります。
 このモロッコから発行された切手は、もう10年以上前に入手していたのですが、切手に記載された学名に該当する植物名がなくて、名前が分からないままに放っておいたものです。モロッコからは魅力的な植物切手がたくさん発行されているのですが、この切手は他のモロッコの植物切手に比して特に大きな切手になっています。そんなことろもあって、植物の名前が分からないのが気になっていた切手の一つでした。

 お世話になっているThe Plant Listには、属名の綴りを最初から入れていくと、候補が一定の数になった時点でその綴りをもつ学名の候補が表示される機能があります。今回その機能が発揮されて属名が分かりました。切手にPistoricaと記載されていた属名は、Pistoriniaが正しかったのです。
 植物切手に記載されている学名には頻繁に誤りがあります。多くは綴りの1字が違っているというようなものなのですが、今回のようなものもあって、判明に苦労するということもあります。
 中には一緒に発行された他の切手と学名をテレコに記載したというようなエラーまでありました。
 こちらもその例です⇒ヒマラヤウバユリ

 と講釈が長くなりましたが、写真です。これも手元にありませんでしたので、ネットから借用です。

(左)ピストリニア・ブレビフロラ Pistorinia breviflora
(右)ピストリニア・ヒスパニカ Pistorinia hispanica

    Pistorinia_breviflora[1]     Pistorinia-hispanica[1] 
 その切手です。

ピストリニア・ブレビフロラ Pistorinia breviflora (?)
 
    stmrc0402.jpg
  2000年 モロッコ発行
 ●なのですが、上の写真と比較してみますと、切手に描かれているのはPistorinia hispanica種の方ではないかと思われます。ネットで確認してもPistorinia brevifloraの花はみな黄色のようですので・・・モロッコさん、しっかりしてよ、ですかな?

2154.今日の植物(1655):アエオニウム

 今日の植物は、アエオニウムという植物です。

 アエオニウムは、ベンケイソウ科 Aeonium属(アエオニウム属)の植物で、これまで余りなじみのない植物が続いていましたが、久し振りに「ああ、これ見たことある」植物です。

 Aeonium属には、The Plant Listによれば95種が、ウイキペディアでは35種が属しているとされていて、大きな差があるようです。ウイキペディアではまとまってごっそりと抜けた植物群があるようですが、追跡できていません。
 カナリ―諸島に多く分布する植物のようで、マデイラ、モロッコおよびアフリカ東部にも分布しているようです。

 私たちにとってなじみがあるのはAeonium arboreum種で、一般にクロホウシと呼ばれている種でしょうか?植物園や園芸店でも目にすることができます。
 この種も、もともとカナリ―諸島を原産地とするものだそうです。

 写真です。以前クロホウシの写真を撮った記憶があるのですが、手元で見つけることができませんでした。ウイキペディアから借用しておきます。

クロホウシ Aeonium arboreum

    
Aeonium_arboreum.jpg     Aeonium-arboreum1.jpg
 ●クロホウシ(黒法師)というと左の写真のイメージなのですが、右も同じAeonium arboreum種とされています。切手を見てみるとこちらの方が普通なのかもしれません。
 ●種小名のarboreumは「高木の」という意味だそうです。クロホウシが地面に広がっているイメージもありましたので、これも意外でした。

    IMG_1511.jpg
撮影:2016年9月26日 広島市「植物公園」 

 切手です。

クロホウシ Aeonium arboreum

    stmrc0901.jpg
  1977年 モロッコ発行 

2106.今日の植物(1607):ブリオフィルム

 今日の植物は、ブリオフィルムという植物です。

 ブリオフィルムは、ベンケイソウ科 Bryophyllum属(ブリオフィルム属)の植物で、The Plant Listでは47の種があるとされていました。ウイキペディアでは、約40種があって、アフリカ南部およびマダガスカルを原産地としているようです。

 Bryophyllum属の植物は葉の縁に小さな葉を付け、それが土の上に落ちることによって新しい個体として成長するという独特の増え方をするものがあるということです。そのようなことから、よく似た増え方をするKalanchoe(カランコエ)属に加えられることもあるということです。

 切手に描かれているBryophyllum pinnatum種は、ある種のカランコエ属の植物のように、家畜の心臓障害を引き起こしたり、神経や筋肉に悪影響を与える成分を持っているということです。またカランコエ属の植物と容易に交配種を作ることができることからも、カランコエ属と近い関係にあるとされているようです。

 もひとつ、ウイキペディアに面白い話がありました。このBryophyllum pinnatum種はGoethe Plant(ゲーテの植物)とも呼ばれているそうです。文豪のゲーテ(アマチュアの自然科学者でもありました)がこの植物を熱愛し、家に来た友人に贈り物として渡していたことによるということです。

 写真です。ネットから借りています。

ブリオフィルム・ピナツム Bryophyllum pinnatum

    bryophyllum_pinnatum01[1]

 切手です。全く偶然なのですが、昨日の切手と同じシリーズで発行された切手です。

ブリオフィルム・ピナツム Bryophyllum pinnatum

    ststp0708.jpg 
2008年 サントメプリンシペ発行(薬用植物)
 ●切手の名前の表記はBryophillum pinatumとなっていて、属名も種小名も綴りにミスがあります。

2031.今日の植物(1532):コティレドン

 今日の植物は、コティレドンという植物です。

 コティレドンは、ベンケイソウ科 Cotyledon属(コティレドン属)の植物で、The Plant Listでは16の種があげてありました。   ウイキペディアの情報では、1960年代までは約150の種がこのCotyledon属に分類されていたのですが、その後Adromischus属、Dudleya属Rosularia属、Tylecodon属といった同じベンケイソウ科の属に移され結局20種弱の小さな属になったのだそうです。

 で、残されたCotyledon属は、その多くが南アフリカ原産で、アフリカやアラブ半島の乾燥地にも分布しているということです。
 このCotyledon属の植物は多肉植物として観賞用に栽培されることが多いのですが、毒を持っているのだそうです。従って、といいますか、例によって薬用植物としても伝統的に使われてきたということです。

 このCotyledonという属名について、二つ面白い話を・・・
 cotyledonという種小名を持つ植物があります。スベリヒユ科のLewisia cotyledon
などもそうなのですが、Cotyledonはギリシャ語由来で「杯とかボウル」といった意味だそうです。
 もう一つ、上に出ていたTylecodonという属名ですが、これはCotyledonの音節単位の並び替えで作られた属名なんだそうです。なんとも紛らわしい名前を作ったもんですなあ。あるいは、遊び心一杯の名前?

 写真です。ウイキペディアから借りてきましたが、なかなか可愛らしい花を持っています。

コティレドン・オルビクラタ Cotyledon orbiculata

    Cotyledon_orbiculata_-_pigs_ear_-_Cape_Point_-_South_Africa_2[1]     Cotyledon_orbiculata_3[1]

 切手です。

コティレドン・オルビクラタ Cotyledon orbiculata

    stlst0103.jpg       stmzb0204.jpg
  1986年 レソト発行  1985年 モザンビーク発行

     sttra0804.jpg
1977年 (旧)トランスカイ発行(薬用植物)
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週末は山歩きをしています。
鬼軍曹というニックネームをいただきましたのでそのまま使います。

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