1748.今日の植物(1257):フォラデンドロン

 今日の植物は、フォラデンドロンという植物です。属名Pからです。

 フォラデンドロンは、ヤドリギ科 Phoradendron 属(フォラデンドロン属)の植物で、名前が示すように他の植物に寄生して育つ植物です。

 アメリカ大陸の温帯から熱帯地帯に広く分布していてそのの中心はアマゾン川の雨林帯だそうです。

 The Plant Listには275種の名前が挙げてありましたから、大きな属です。高い木の上に生えているでしょうからその種を見分けるのは大変だろうな、などと思わせる植物です。

 写真です。ウイキペディアおよびネットから借りてきました。


フォラデンドロン・レウカルプム Phoradendron leucarpum

    phoradendron_leucarpum3[1]     121209mj[1]

 Phoradendron 属を描いた切手です。

フォラデンドロン・レウカルプム Phoradendron leucarpum

    stusa0236.jpg
1982年 アメリカ発行( 州の鳥と花「オクラホマ州」)

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165.クリスマスの植物(2):ヤドリギ

 本日クリスマスイブの誕生花は、ヤドリギです。本日からクリスマスの植物4連発です。
 
 ヤドリギは、ヤドリギ科 Viscum属(ヤドリギ属)の植物です。いわゆる寄生植物で、日本ではブナやナラ、ケヤキに寄生して育ちます。
 ヤドリギは冬になっても緑色を失わず、しかも木に寄生して育つという生命力もあり、不思議な力を持っていると考えられたことから聖なる木としてクリスマスに飾られるようになったのです。

 クリスマスとヤドリギでもう一つ参考になるお話です。
 欧米では、クリスマスの夜ヤドリギの下にいる女の子にはキスをしてもよいのだそうです。というより、キスをした二人は結ばれ、だれにもキスをしてもらえなかった女の子は、翌年1年間、良い相手に巡り合うことができない、といいます。
 「これは、えらいこと・・・」そうならないために、アイディア提案です。髪飾りとしてヤドリギを頭に載せて、歩き回るというのはいかがでしょうか。 これまた、余計なお世話じゃ・・・

 ヤドリギの写真です。以下のような経緯があって印象に残る写真となりました。

 ヤドリギの写真が手元になかったものですから、12月18日にカメラを提げて再度山周辺を探して歩きました。
 コースはざっと次のようなものでした。
  JR元町駅⇒(大師道)⇒大竜寺⇒再度公園⇒六甲山森林植物園⇒市が原⇒JR新神戸駅

 歩行中もずっと上を見ながら歩いたのですが、ヤドリギらしいものを見つけることができませんでした。
 森林植物園に入っても見つからず、植物園の管理事務所の方にヤドリギを見ることができないか尋ねました。すると、あの広い植物園でただ一か所だけヤドリギが付いている木があるということで、その場所の地図を書いてもらいました。
 その地図に示された場所にいくと、確かにありました。それも、写真で分かるように、よほど注意をしていないと見逃すような姿でした。こりゃ、教えてもらわなかったら何時間いや何日探しても見つけることはできなかったなあ、という感じでした。 
file01.jpg

その時に感心したのは、その事務所の方が園内の樹木の配置をびっくりするほど頭にいれておられるということです。
 地図を書くとき、何も見ずに「シラカンバの林を過ぎて、マンシュウボダイジュの木の手前を左に入って、オオバヤシャブシとコブシの所をまた左に入ってすぐの左の木に付いています」という感じでした。
  (左の図がその時に書いてもらった地図です)
 パンフレットによると、142.6ヘクタールという広大な敷地に1,200種(種ですから本数にしたら何本あるのでしょうか?)の樹木がある植物園ですよ。その中で一か所だけヤドリギがある場所なんですから、これはすごい、本当のプロだと思いました。

 それから、「植物園には一か所しかないけど、ここに行ったらたくさん付いているのを見ることができるよ」と大池(ご自宅のあるところだそうです)近くのポイントを数か所教えてもらいました。

 もう一つ教わったことです。
 木に寄生する植物は、木の種類によって次のようにすみわけをしているのだそうです。
  落葉樹:ヤドリギ、常緑樹の針葉樹:マツグミ、常緑樹の広葉樹:ヒノキバヤドリギ
  蝶の幼虫が食べる葉が蝶の種によって違うのと似ている感じですね。

ヤドリギ Viscum album ssp. coloratum   
 ●ヤドリギは、切手に出てくるオウシュウヤドリギの亜種に当たるようです。「coloratum」は、「色がついた(緑以外の)」という意味です。オウシュウヤドリギの実の色が白いのに対して、こちらは淡黄色であることによるのでしょう。
 
165P1010692.jpg 
 
この写真の中にヤドリギが見えるのですが、どこにあるか分かりますか?  
この木は、カバノキ科のオオバヤシャブシAlnus sieboldiana )です。




165P1010693.jpg   
 上の写真のちょうど真ん中あたりです。望遠レンズで撮影するとこんな感じで、周辺では葉が枯れている中、ヤドリギだけは緑を残しています。





以上2枚は、撮影:2010年12月18日 神戸市「市立森林植物園」

2011年3月28日追加分です。
 六甲山から有馬まで歩いていて、ヤドリギを2か所で見つけました。前回の「市立森林植物園」では、植物園の人に教えてもらってようやく見つけたのですが今回は自分で「発見」したのです。

    P1020150.jpg
撮影2011年3月26日 神戸市「六甲高山植物園」
 ●家主の木は、エノキ(Celtis sinensis var. japonica)と表示されていました。 

    P1020185.jpg     P1020186.jpg
 撮影2011年3月26日 神戸市有馬「善福寺」
 ●ここのヤドリギには驚きました。左の写真のように、大きなのが多数浮かんでいる、まるでバルーンのような光景です。
家主の木がなにであるか、確認できていません。

(以下、2014年3月25日追加分です)

    
      P1110606.jpg
 撮影:2014年3月21日 山口市小郡「中領八幡宮」
 ●久しぶりにヤドリギにであいました。

続いて切手です。

オウシュウヤドリギ Viscum album
 ●西欧でヤドリギと呼ばれているのは、このオウシュウヤドリギです。

    styug0210.jpg                stgue0304.jpg
1973年 (旧)ユーゴスラビア発行  1978年 英領ガーンジー発行
                               (クリスマス)

     stswi2404.jpg       stusa1702.jpg
    1974年 スイス    1964年 アメリカ発行
     (児童福祉)         (クリスマス)

 ●ユーゴスラビアの切手は、例の人気シリーズの一環で発行されたものです。
 ●ガーンジーの切手は、クリスマス4種セットのうちの1枚です。他の3枚は、フユサンゴ、セイヨウヒイラギ、クリスマスローズが取り上げられています。
 ●スイスの切手も、人気シリーズのうちの1枚です。
 ●アメリカの切手は、クリスマス4種セットのうちの1枚です。他の3枚は、セイヨウヒイラギ、ポインセチア、およびブラックスプルースというマツ科の植物が取り上げられています。
 国によってクリスマスに関わる植物が違ってくるのですね。
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週末は山歩きをしています。
鬼軍曹というニックネームをいただきましたのでそのまま使います。

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