969.今日の植物(598):ブナ

 今日の植物は、ブナです。本日の誕生日の花にクリがあるのですが、これは登場済ということで同じブナ科のブナです。

 ブナは、ブナ科 Fagus属(ブナ属)の落葉高木で、わが国の各地に分布しています。落葉広葉樹林の代表的な樹種で、白神山地のブナ林は世界遺産に登録されています。

 ブナの果実は食べることができるそうで、これは知りませんでした。断面は三角形をしていて痩せたドングリのようだそうですが、中の胚乳には苦みもなく、生のままでも食べることができるようです。
 そんなことから、古名をソバノキとも呼ばれたそうです。

 名前を漢字で書くと、「橅」あるいは「山毛欅」、前者は日本で作られた漢字です。一方後者は中国でチュウゴクブナを指すのだそうです。

 写真です。

イヌブナ Fagus japonica

    IMGP4362.jpg

ヨーロッパブナ Fagus sylvatica

    IMGP4420.jpg       IMGP4421.jpg
 以上4枚はいずれも、撮影:2004年11月8日 神戸市「六甲山森林植物園」 

 Fagus属を描いた切手です。

ブナ Fagus crenata

    stjpn5807.jpg
2008年 日本発行(国土緑化「秋田県」)
 ●この切手は2枚の連刷になっています。

    stjpn15702.jpg
1995年 日本発行(第一次世界遺産)
 ●以上の3枚は、いずれも白神山地のブナを描いたものです。

ヨーロッパブナ Fagus sylvatica

    stlie0101.jpg     stlie0103.jpg
この2枚は、1980年 リヒテンシュタイン発行(森の四季「春」と「秋」) 
  
     strom1806.jpg     strom1601.jpg
この2枚は、1994年 ルーマニア発行

    stlux0304.jpg           stjer0603.jpg
1996年 ルクセンブルグ発行  1997年 ジャージー発行
     (慈善事業)

    stger1101.jpg
1979年 ドイツ発行(福祉事業支援)

(おしらせです)

 クリの写真と切手を追加しました。
  クリ http://botdiary.blog122.fc2.com/blog-entry-266.html
スポンサーサイト

587.百人一首の植物(14):ナラ

 久しぶりの「百人一首」で、植物は本日の誕生日の花でもあるナラという植物です。

 98.「風そよぐ ならの小川の夕暮れは みそぎぞ夏の しるしなりける」(従二位家隆)
  (風がそよそよとナラの葉に吹いています。ならの小川、上賀茂神社の御手洗川、にもこの風が吹いて、秋の気配がしています。でも今は「六月祓(みなづきはらえ)」の最中、行事が終われば七月でもう秋なのですが、今はまだ夏なのです)
 といった意味ですが、六月、七月は旧暦ですので、この歌が詠まれた六月末は現在でいうと八月はじめ頃にあたるようです。それでも、旧暦の七月からは秋とされていたのですから、我々の季節感覚と少し違うようです。
 「ナラ」は掛け言葉として使われていますが、「奈良」ではなかったのです、 今回初めて知りました。

 そのナラは、ブナ科 Quercus属(コナラ属)コナラ亜属の落葉性の広葉樹の総称です。従って単にナラという種の植物はない、ということになるようです。
 全くどうでもいいことですが、学名が「Q」で始まるのは本図鑑ではこのコナラが初めてなのです。あと、「X」がまだありません。

 日本に自生しているコナラ亜属の樹木として次のようなものがあるようです。コナラ亜属は秋には紅葉して落葉する点が特徴のようです。
  クヌギ、ナラガシワ、ミズナラ、カシワ、コナラ、アベマキ

 英語でオーク(oak)と呼ばれる樹木がこのナラに当たります。
 高級家具用材、香りを生かして燻製用のチップ、ウイスキーの樽などに使われています。カブトムシを育てる木もこのナラだそうです。

 ナラの仲間の写真です。

クヌギ Quercus acutissima

    IMGP1755.jpg
撮影:2003年5月21日 大阪市北区「シンダイビル」
 ●キタのど真ん中、ビルの屋上にクヌギが植えられていたのです。

ナラガシワ Quercus aliena

    IMGP2351XX.jpg    IMGP2352XX.jpg
撮影:2004年5月29日 三木市「県立三木山森林公園」

カシワ Quercus dentata

    IMGP5829.jpg
撮影:2005年11月20日 京都市伏見区「乃木神社」
 ●伏見にも郷土出身の乃木大将を祭る神社があって驚きました。

アベマキ Quercus variabilis

    IMGP1303XX.jpg        IMGP1847X.jpg
   撮影:2004年4月14日      撮影:2003年12月29日
   明石市「県立明石公園」    西宮市「県立甲山森林公園」

ヨーロッパナラ Quercus robur

    IMGP2313.jpg
撮影:2003年6月15日 神戸市「六甲山森林植物園」

 ナラの仲間を描いた切手です。

ヨーロッパナラ Quercus robur

    
stblr0209.jpg         stgbr0401.jpg
  2004年 ベラルーシ発行       1973年 英国発行

     strom1804.jpg         stger1102.jpg
 1994年 ルーマニア発行       1979年 ドイツ発行
                         (福祉事業支援)

ホワイトオーク Quercus alba
  
    stusa0803.jpg
    1978年 アメリカ発行

Quercus属の一種 Quercus sp.

    stussr2002.jpg
    1980年 (旧)ソ連発行

239.山奥植物園の植物(7):クリ

 山奥植物園の植物第7弾は、本日の誕生日の花でもあるクリです。

 クリは、ブナ科 Castanea属(クリ属)の植物です。広く北半球に分布しているということです。
 クリはまずは食用として我々にとって非常に身近な植物です。
 ちょっと考えただけでも、栗ご飯、栗きんとん、栗羊羹、栗饅頭、マロングラッセ、天津焼き栗などが思い浮かべられます。

 ウイキペディアによりますと、マロングラッセには元々はセイヨウトチノキ(マロニエ)の実を使っていたそうで名前もそれによります。その後クリの実を使うようになっても名前はそのままで、いつの間にかマロンがクリになってしまったのだそうです。

 もうひとつ、カスタネットという楽器がありますが、カスタネットにはクリの木がよく使用されていたようです。属名の「Castanea」とも関係がありそうです。

 クリの写真です。

クリ Castanea crenata

    239IMGP3215.jpg    239IMGP3216.jpg
以上2枚は、撮影:2003年8月24日 『山奥植物園』

      239IMGP5451.jpg       239IMGP2301.jpg
   撮影:2005年9月19日      撮影:2003年6月15日
   和知町「わち山野草の森」  神戸市「六甲山森林植物園」

   *P1060205.jpg   *P1060206.jpg
この2枚は、撮影:2012年6月17日 京都市右京区
 ●バス亭のそばに咲いていて例の独特の香りが漂っていました。 

(次の2枚は、2014年6月23日追加分です)

    P1130369.jpg     P1130367.jpg 
  撮影:2014年6月21日 美祢市「秋吉台」
 ●クリは雌雄異花です。同じ枝の上にある長い穂状のものが雄花、小さな丸いのが雌花で、雌花で結実してクリの実にまで成長するのは極く一部なんだそうです。当日、案内・解説をしてくれた中沢妙子さんから教わりました。

 クリを描いた切手です。

クリ Castanea crenata

    stjpn14302.jpg
1987年 日本発行(奥の細道 第3集)
 ●芭蕉の「世の人の 見付けぬ花や 軒の栗」の句を取り上げています。

ヨーロッパグリ Castanea sativa

     stspn0107.jpg        stswi2501.jpg
      スペイン発行     1973年 スイス発行
                     (児童福祉)

    stand0501.jpg       *stjer0604.jpg
    1984年 アンドラ発行    1997年 ジャージー発行

(左)アメリカグリ Castanea dentata
(右)チュウゴクグリ Castanea morissima

    stcan0901.jpg         stkor9903.jpg
      カナダ発行           大韓民国発行    
     
クリの一種 Castanea sp.

   *stsha0101.jpg
      シャルジャー発行

195.昔食べました(3):スダジイ

 久しぶりに「昔食べました」シリーズです。
 スダジイという植物で、子供の頃「シイの実」と呼んでいたものです。 切手をいただきましたので、登場です。

 スダジイは、ブナ科 Castanopsis 属(シイ属)の常緑広葉樹です。
 果実を炒って食べたものです。
 渋かったどんぐりと違って、ほの甘い味がしたような記憶がありますが、記憶は定かではありません。

 写真です。

スダジイ Castanopsis sieboldii

   207IMGP2854.jpg
撮影:2003年7月27日 大阪市「花博記念公園」

    120px-Castanopsis_sieboldii_nuts01[1]
スダシイの実です。写真がなかったものですから、ウイキペディアから借用してきました。

(以下3枚は、2011年10月17日追加分です)

    P1030576.jpg     P1030577.jpg

   P1030571.jpg
撮影:2011年10月2日 金沢市「県政記念館」
 ●記念館の玄関の両側に堂々とした巨木がありました。天然記念物に指定されているそうです。

(以下、2014年5月12日追加分です)

 以下の8枚は、「南原寺」で撮影したものです。ここの照葉樹林には6本の大きなスダジイの木があって、それぞれ1~6号木と番号が振られています。木の大きさは次の通りですが、いずれも堂々とした巨木でした。
 数字は、目通り周(高さ1.2メートルの目の高さの位置の幹の周囲のことです)を表しています。
  1号=5.2メートル、2号=3.9、3号=3.4、4号=3.9、5号=3.5、6号=3.3
 1号木が最も大きな(太い)木だということになります。説明書によりますと、1号木の樹齢は300年以上、他の木は200~300年だということです。2号と3号は探したのですが、現物を確認することができませんでした。

(1号木)
    P1120368.jpg     P1120372.jpg 

(4号木)
    P1120384.jpg     P1120385.jpg

(5号木)
     P1120389.jpg     P1120390.jpg
 
(6号木)
    P1120409.jpg     P1120410.jpg      
撮影:2014年5月7日 美祢市「南原寺」 

ツブラジイ Castanopsis cuspidata

    207IMGP1920X.jpg
撮影:2004年1月10日  交野市「大阪市立大植物園」

 切手です。いただいた切手です。

スダジイ Castanopsis sieboldii

    stamp207.jpg
2010年 日本発行(国土緑化「神奈川県」)
↓ここをポチッとしてください
FC2カウンター
最新記事
検索フォーム
カテゴリ
プロフィール

おにぐんそう2

Author:おにぐんそう2
週末は山歩きをしています。
鬼軍曹というニックネームをいただきましたのでそのまま使います。

最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR