2375.今日の植物(1863):ランケステリア

 今日の植物は、ランケステリアという植物です。

 ランケステリアは、キツネノマゴ科 Lankesteria属(ランケステリア属)の植物で、The plant Listでは確認された種として7つの種名があげてありましたので、小さな種ということになりそうです。

 今回、このランケステリアを取り上げたのは、このビアフラ共和国(というかつてあった国)から発行された切手に描かれている植物の名前が分からずにいたのですが、最近になって初めてこの植物がランケステリアだということが分かったからです。

 そのビアフラ共和国ですが、現在のナイジェリアの一部に当たる地域に1967年から1970年の間の約3年存在した国でした。ナイジェリア内の民族対立に端を発し同国の東南部がビアフラ共和国として独立を宣言したものです。ビアフラ共和国を承認した国はわずかに4~5か国にとどまり、その後本体との戦闘に敗れ1970年に共和国は消滅しました。ビアフラ戦争と呼ばれるこの戦闘の中で200万人を超える餓死者を出したと言われています。

 国家がその存在を対外的に示すには色々な方法がありますが、切手を発行するというのも有効な方法だと考えられています。紙幣や貨幣を発行することはもっと強い力となるでしょうが、通貨を保証するという機能がなければ混乱を生むだけに終わってしまう可能性もあります。その点、切手は極端にいうと郵便制度が整っていなくても発行することはできますので、少ない負担で可能な方法と言えるでしょう。

 世界の国が発行した切手をまとめたサイトがあって、最近利用するようになったのですが、このサイトにはビアフラ共和国が発行した31種の切手が掲載されています。実際に発行された切手の数はもう少し多かったようですが、初期はナイジェリアの切手に国名などを加刷して使っていました。その後、今回の切手のようにビアフラ共和国として発行された切手になっています。
 1970年1月9日に切手4種が発行されました。その切手がビアフラの最後の切手なのですが、前年に発行された独立2周年を記念する切手に「Save Biafra(ビアフラを救え)」と加刷された切手になっています。ビアフラ共和国は1970年1月15日まで存続していたとされていますので、その直前に発行された切手だということになります。この切手には黒枠も加刷されていて、助けを求める声が聞こえてくるような切手です。

 ついでに、今回の植物の名前が分かったのも上のサイトのおかげです。切手には蝶と花が描かれていますが、どちらも名前が記されていません。ところが上のサイトには学名(の一部)が記されていましたので、それを頼りに調べてみて名前を知ることができました。

 で、Lankesteriaに戻ります。なのですが、Lankesteriaについてウイキペディアにも情報がなく、ネットにも多くの情報がないという状況でした。アフリカの西部に分布する植物のようですが、よく分からん状態です。

 写真です。ネットから借用です。Lankesteria barteriの方は図だけです。

(左)ランケステリア・バルテリ Lankesteria barteri
(右)ランケステリア・ブレビオル Lankesteria brevior

      Lankesteria barteri     Lankesteria brevior

 その切手です。

ランケステリア・バルテリ Lankesteria barteri

    stbia0103.jpg
1968年 (旧)ビアフラ共和国発行(蝶と花)
 ●一緒に発行された切手はこちらです。⇒切手植物図鑑
 
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2230.今日の植物(1727):ディスキストカリクス

 今日の植物は、ディスキストカリクスという植物です。

 ディスキストカリクスは、キツネノマゴ科 Dischistocalyx 属(ディスキストカリクス属)の植物で、The Plant Listでは13の種名があげてありました。

 一方ウイキペディアにはこのDischistocalyxがキツネノマゴ科の属ということが記されていましたが、その他の情報が見当たらないという状況でした。
 ほかのサイトを調べてみたのですが、少ない情報の中で、切手に描かれているDischistocalyx grandifolius種から抽出された物質が多剤耐性をもった細菌に対して効力を持つという情報がありました。
 またNigerian-Cameroonian Endemic Plants(ナイジェリアからカメルーン地域の固有植物)というサイトのこのDischistocalyx grandifolius種が入っていましたので、アフリカ固有の植物だということが推定されます。

 ということで、余り情報が無いのですが、写真です。

ディスキストカリクスの一種(?)

    Acanthaceae.jpg
 ●ネットでこれがDischistocalyxだとわかる写真を見つけることができませんでしたが、キツネノマゴ科の植物とされていたこの写真がそうではないかと、載せています。違っていたらごめんです。他に写真がないか探してみましょう。

 切手です。

ディスキストカリクス・グランディフォリウス Dischistocalyx grandifolius

    stgab0505.jpg
  1969年 ガボン発行

2210.今日の植物(1709):オギノツメ

 今日の植物は、オギノツメという植物です。

 オギノツメ、キツネノマゴ科 Hygrophila属(オギノツメ属)の植物の種名であり、また属名でもあります。水生植物としてはハイグロフィラという呼称もよく使われているようです。
 The Plant Listには48の種名が挙げてありましたが、一方のウイキペディアでは80~100種があるとされていました。いずれも熱帯、亜熱帯地域にひろく分布している植物群だということです。
 この属の植物の多くは水生植物で、キツネノマゴ科の植物で水生植物を擁する属はこのHygrophilaとあとJusticia(キツネノマゴ)属の2属だけなのだそうです。

 ウイキペディアの記事によりますと、
Hygrophila属については今後その範囲が見なおされる可能性が高いということです。Tha Plant Listとの種の数の違いはそういったことも反映しているのではないかと思います。

 名前を漢字で書くと「荻の爪」、命名の由来はよく分かりませんでした。

 写真です。

(左)
ヒグロフィラ・ポゴノカリクス Hygrophila pogonocalyx
(右)オギノツメ Hygrophila salicifolia

    Hygrophila pogonocalyx     Hygrophila_ringens.jpg
 ●右のオギノツメは、かつては水田の周辺に普通に分布していたようですが、最近は数が減っているということです。

 切手です

ヒグロフィラ・ポゴノカリクス Hygrophila pogonocalyx

    
sttwn4001.jpg
  2006年 台湾発行

2185.今日の植物(168):フィサカンサス

 今日の植物は、フィサカンサスという植物です。

 フィサカンサスは、キツネノマゴ科 Physacanthus属(フィサカンサス属)の植物で、The Plant Listには3つの種が確認されているとされていました。
 一方、頼みのウイキペディアにはフィサカンサスに関する記事が全く見当たらないという状況です。

 ネットで検索してみたところ、「Origin of African Physacanthus (Acanthaceae) via Wide Hybridization」(幅広い交配によるアフリカのフィサカンサスの起源)というタイトルの情報がありました。
 これによりますと、Physacanthus属の植物は同じキツネノマゴ科ながらお互いには遠い2つの属の間の交配で形作られたのだそうです。その2つというのは、Ruellieae(ルイラソウ連。ルエリアなどがあります)と Acantheae (ハアザミ連。ハアザミなどがあります)で、遺伝子解析によってこの2つのかなり離れた植物群の間の交配によってできたと考えられるようになったのだそうです。(この「連」というのは科の下の亜科のさらに下位の区分になります)

 この2つの属が分離したのが少なくとも65百万年前だったそうで、その後起こった交配によってPhysacanthus属が作られたということになるのでしょうか。
 遺伝子解析というのは様々な過去を教えてくれるもののようです。が、よく分からんこともありますな。で、写真です。よい写真が見つかりませんでした。

フィスカンスス・バタンガヌス Physacanthus batanganus

    physacanthus_batanganus.jpg

 切手です。

(左)フィスカンスス・バタンガヌス Physacanthus batanganus
(右)フィスカンスス・ネマトシフォン Physacanthus nematosiphon

     stgab0305.jpg     stgab0306.jpg
この2枚は、1972年 ガボン発行

2176.今日の植物(1677):ステナンドリウム

 今日の植物は、ステナンドリウムという植物です。

 ステナンドリウムは、キツネノマゴ科 Stenandrium属(ステナンドリウム属)の植物で、The Plant Listには49の種名が載せられていました。
 ウイキペディアによれば、この属の植物はアメリカ大陸が原産地だということですが、下記のような状況で上記の49種にはアメリカ大陸に分布するもの以外も含まれているように思われます。。

 よく似た名前のStenandriopsisという属があります。別のサイトによれば、このStenandriopsis属の植物はアフリカおよびマダガスカルに分布する植物なのだそうです。しかし、切手に描かれているStenandriopsis guineensis種もそうなのですが、この属の植物は1種を除いて現在はStenandrium属に移されています。

 従ってStenandrium属は新大陸と旧大陸の両方に広がる植物群ということになりますが、ウイキペディアの情報はそのアメリカ大陸に分布しているものについて述べたもののようです。ただ、その分類についてはこれからも論議があるようです。

 写真です。

ステナンドリウム・ドゥルケ Stenandrium dulce

    Stenandrium_dulce.jpg

 切手です。

ステナンドリウム・ギネンセ Stenandriopsis guineensis(=Stenandrium guineense)

    stgab0302.jpg
   1972年 ガボン発行
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週末は山歩きをしています。
鬼軍曹というニックネームをいただきましたのでそのまま使います。

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