1337.今日の植物(893):エノキ

 今日の植物は、エノキです。本日の誕生日の花にニレがあるのですが、これも登場済みということで同じニレ科のエノキが代打で登場です。

 エノキは、ニレ科 Celtis属(エノキ属)の落葉高木で、我が国の本州から四国、九州それに朝鮮半島、中国に分布しているということです。

 エノキという名前の由来について、鍬や農機具の柄に使われたところからこの名前になったのだという説があるということです。
 ところが、エノキの「エ」はア行の「エ」で、柄の「エ」はヤ行の「エ」で、ふたつの「エ」は発音が違うので語源を「柄」に求めるのは間違いだということも言われているとか。
 いずれにしても古くから生活に密着した木であったようで、地名や姓に榎の字が入るものがたくさんあります。

 属としてのエノキは約100種を含むということで、北半球の熱帯から亜熱帯地域に広く分布しているということです。
 このCeltis属は、新しい分類体系のAPG体系では、クワ科に属するようになっているのだそうです。随分と違った分類になるものです。

 きのこに「エノキ」と呼ばれているものがありますが、これは正しくはエノキタケ(エノキダケとも)で、この樹木のエノキを始めコナラクワなどの広葉樹に寄生して成長するきのこなのだそうです。
 ちょっと脱線ですが、一般にスーパーで売られているエノキタケは色が白くてひょろひょろしたイメージですが、これは瓶などで栽培したものだということで、ナメコも同じきのこです。一方、野生のエノキタケは立派な笠を持った堂々としたきのこのようです。

 写真です。

エノキ Celtis sinensis var. japonica

    IMGP0952XX.jpg    IMGP0953XX.jpg

    IMGP0954XX.jpg
   
撮影:2004年4月6日 東京都新宿区「新宿御苑」

      P1100401.jpg
撮影:2013年8月7日 山口市「亀山公園」 

 切手は手元にありませんでした。どこかから発行されていないか探してみましょう。

(おしらせです)

 『山奥植物園』の自宅でもフキノトウが出てきました。 併せて、フキ属の切手を1枚追加しました。* 印の切手です。
  フキ http://botdiary.blog122.fc2.com/blog-entry-622.html
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630.昔食べました(4):ムクノキ

 久しぶりの「昔食べました」第4弾は、ムクノキという植物です。

 ムクノキは、ニレ科 Aphananthe属(ムクノキ属)の落葉高木です。東アジア全般に分布しており、日本では関東以南の本州、四国、九州に生育しています。

 大きくなると樹高20メートル以上、幹の直径は1メートル以上にもなります。緑の果実を付けるのですが、これが熟すと黒紫色になります。
 この実の味は甘くて、子供の頃、ムクとかモクとか呼んで食べていました。

  ムクドリという鳥がいます。ムクノキの実を食べることからムクドリという名前になったそうですので、子供の頃彼らとこの実を取り合いしていたことになります。
 ただし、ムクドリは雑食で何でも食べるそうですが・・・・

 写真です。実の写真が欲しいのですが、手元にありませんでした。

ムクノキ Aphananthe aspera

    P1030757.jpg    P1030758.jpg
 
    P1030759.jpg
この3枚は、撮影:2011年10月10日

    P1030922.jpg    P1030923.jpg
この2枚は、撮影:2011年11月20日 いずれも京都市「上賀茂神社」
 ●この上賀茂神社のムクノキは堂々とした大木です。

    IMGP1372.jpg       IMGP2302.jpg
    撮影:2003年11月22日     撮影:2003年6月15日
  大阪市「市立長居植物園」  神戸市「六甲山森林植物園」

    IMGP3341.jpg
撮影:2003年9月13日 西宮市「県立甲山森林公園」

 Aphananthe属を描いた切手ですが、手元にありませんでした。

(おしらせです)

 ヒマラヤユキノシタに写真と切手を追加しました。
  ヒマラヤユキノシタ http://botdiary.blog122.fc2.com/blog-entry-669.html

245.元気を出して!(3):ケヤキ

 テレビの地震に関するニュースを見ていて、情報というのはデジタル情報とアナログ情報とでは伝わるインパクトが違うものだとつくづく思います。同じことを阪神・淡路大震災のときにも感じたことを覚えています。

 先にも書きましたが、阪神・淡路大震災の時には単身赴任で愛知県にいました。
 早朝にがたがたという振動で目が覚めました。これはてっきり「東海沖地震が発生した」と思って、すぐに工場に電話をかけて様子を聞きましたが、平常通り操業しているということで一安心。
 念のためにとテレビを点けたら阪神地方ではありませんか。あわてて西宮市の自宅に電話したらすぐにつながって、「家族に怪我などはないけど、家の中はめちゃくちゃ・・・」ということを確認できて、大変そうだけどひとまず安心。 (その後からは電話はつながらなくなりました)

 そのテレビでは被害の情報を流しているのですが、最初は負傷者○○人といういわばデジタル情報が先行していたように思います。
 その数字は刻一刻増えて行くのですが、今ひとつ被害の状況が実感できない、というもどかしい感じがありました。ところが、しばらくして国道43号線の高架が倒れている映像が流されました。これを見てこれは大変だ、えらいことになっている、ということが一瞬にして感じ取れたという体験をしました。
 時計を見る場合でも、デジタル時計とアナログ時計とでは、後者の方が時間の感覚が鋭敏に伝わるような気がします。
 
 今回の東北関東大震災のテレビ報道を見るときも、もちろん亡くなった方の人数や、避難している方の人数が表示されているのですが、津波の濁流に押し流されている建物や、裸足のままで赤ちゃんを抱き抱えているお母さんの映像の方がはるかに雄弁に被害の大きさや、その中にいる人の大変さを一瞬のうちに感じさせるものでした。
 亡くなった方の数が増えていっても、それはあくまでデジタル数値の「1」の積み重ねなのです。その中できっと感じられているはずのつらさや、悲しみも無名の「1」になっている、という感じでしょうか。
 
 と、妙な感想になりました。
 
 今回はケヤキです。ケヤキは宮城県と福島県の木です。
 また、次の市町村の木にも指定されています。いずれも今回の津波で大きな被害をこうむったところです。
  青森県 階上町、
  岩手県 大槌町、
  宮城県 仙台市、
  福島県 南相馬市

 ケヤキは、ニレ科 Zelkova属(ケヤキ属)の落葉植物です。日本では、本州、九州、四国に分布しています。
 ケヤキの外観上の特徴は、扇を少し広げたような枝の姿で、新緑の美しさ、紅葉した輝きどちらもいいですね。大木にもなります。

 ケヤキの写真です。

ケヤキ Zelkova serrata

     IMGP1970.jpg       IMGP2067.jpg
     撮影:2003年6月1日       撮影:2003年6月5日
    大阪市北区「靱公園」       京都市「東本願寺」

    IMGP3290XX.jpg         IMGP5823.jpg
    撮影:2004年8月8日      撮影:2005年11月19日
    伊吹町「三之宮神社」      丹波市「木の根橋」
 ●「三之宮神社」は伊吹山の登山口にあります
 ●この「木の根橋」には驚きました

   
 IMGP1401.jpg
撮影:2003年11月22日 大阪市「市立長居植物園」

(以下2枚は、2011年10月17日追加分です)

    P1030586.jpg     P1030587.jpg
撮影:2011年10月2日 金沢市「久保市乙剣宮」 

切手です。

ケヤキ Zelkova serrata

    stjpn7902.jpg
2009年 日本発行(国土緑化「福井県」) 
 ●この枝ぶりが特徴です
 

241.音楽の植物(14):ニレ

 本日の誕生花は、ニレです。 昨日に続いて樹木の登場です。

 ニレが登場する音楽といえば、これでしょう。
 「高校三年生」(舟木一夫)
  http://www.uta-net.com/user/phplib/view_0.php?ID=13873

 ニレは、ニレ科 Ulmus属(ニレ属)の樹木の総称です。シベリアからインドネシア、メキシコ、日本と広く北半球に分布しています。腐食に強く、変わったところでは棺桶に使われるとのことです。

 ニレを漢字で書くと「楡」、北杜夫氏の小説に「楡家の人々」というのがありました。

Ulmus属の写真です。

アキニレ Ulmus parvifolia

    241IMGP2224.jpg     241IMGP2664.jpg
     撮影:2003年6月14日    撮影:2003年7月4日
     西宮市武庫川畔      明石市「明石公園」

  
  241IMGP4069.jpg
撮影:2004年9月26日 神戸市「六甲山森林植物園」

(以下、2013年10月14日追加分です)

 荒滝山を歩いていて写真のような小さな実が地面にたくさん落ちていましたが、何の実なのか分からずとりあえず写真だけ撮って帰りました。その後別の日に荒滝山を歩いて、4番目の写真のような葉も一緒に落ちたものを見つけました。その前の台風の風で葉も一緒に吹き飛ばされたのでしょう。
 手元の植物図鑑「日本の樹木」で探してこの葉の特徴からアキニレだろうと推測しました。
 で、このブログのアキニレのページを見たら、上のような葉と実が一緒の写真もあってまずアキニレに間違いないだろうと確信を持った次第です。
 ということで、『路上植物園』の第4弾となります。

    P1100786.jpg   P1100787.jpg
 
    P1100790.jpg 
   ●これがその時の「上空」の写真です。どれがアキニレなのかよく分かりません。

    P1100907.jpg

Ulmus属の切手です。

ヨーロッパニレ Ulmus glabra

     stlux0401.jpg
1997年 ルクセンブルグ発行(慈善事業)

ウルムス・レビス Ulmus laevis

    stblr0210.jpg
  2004年 ベラルーシ発行
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週末は山歩きをしています。
鬼軍曹というニックネームをいただきましたのでそのまま使います。

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