2359.今日の植物(1848):ストレブルス

 今日の植物は、ストレブルスという植物です。

 ストレブルスは、クワ科 Streblus属(ストレブルス属)の植物で、The Plant Listには11種が確認されている種としてあげてありました。ウイキペディアによれば、太平洋地域に分布しており、東南アジアからオーストラリア東部、ニュージーランドおよび太平洋の島嶼地域で見られるということです。

 切手に取り上げられているStreblus asperはカンボジア、インド、タイ、スリランカ、ベトナムといった地域に分布しています。
 この木は様々な用途があるようで、タイでは古くから紙の原料として使われていたようです。また、インドでは民間の薬用植物として利用され、面白いところではベトナムなどではこの硬い葉をサンドペーパーとして使うということもやられていたそうです。
 この切手が盆栽のシリーズとして発行されているように、盆栽用の木としても使われているようです。

 写真です。盆栽に仕立てられた画像もたくさんありました。

ストレブルス・アスペル Streblus asper

    Streblus_asper.jpg     Streblus_asper2.jpg 

 切手です。

ストレブルス・アスペル Streblus asper

    stvtn3405.jpg
 1986年 ベトナム発行
 ●この切手は盆栽をテーマに発行されたものです。ウイキペディアによりますと、盆栽が海外で注目を浴びて、愛好家が増えたのは1970年代以降だということです。日本で伝統的に使われてきた樹種以外も利用されているようです。
 このような傾向を反映して、盆栽の切手も各国から発行されるようになりました。
 この切手と一緒に発行された切手はこちらです。⇒切手植物図鑑
スポンサーサイト

963.昔食べました(6):クワ

 久しぶりの「昔食べました」シリーズは、クワです。まだ登場していない植物でなじみのあるものを探していて見つけたのです。

 クワは、クワ科 Morus 属(クワ属)の落葉高木の総称です。

 よく知られているのは養蚕用に栽培されていたヤマグワという種で、養蚕業が盛んだった時代にはあちらこちらに桑畑を見ることができました。最近は養蚕業が衰退してきた結果、桑畑がなくなったり、残ったクワが野生化したりしているということです。
 私の母方の実家でも蚕を飼っていたことがあって、クワの葉を敷き詰めた広い入れ物を見た記憶があります。

 そのクワの実が熟すと美味しくて、クワといえば食べる方が強く印象に残っています。甘い味がしましたが、食べた後は口に色が付いてクワを食べたことがばればれ、といったことがありました。  

 童謡にもこのクワの実が登場するのがありました。
  「赤とんぼ」 http://www.uta-net.com/user/phplib/view.php?ID=130563

 雷がなると「クワバラクワバラ」と言うと雷が逃げていくというような言い伝えがあります。一説によると、雷がこのクワの木に落ちて怪我をしたという言い伝えがあって、雷を撃退することができるとされたということです。
 確かに、葉が落ちた後のクワの木は、尖った枝が残っていたように思いますから、雷除けと考えられたのかもしれません。

 Morus 属の写真です。

クワの一種 Morus sp.

    IMGP2268.jpg       IMGP2328XX.jpg
   撮影:2003年6月15日      撮影:2004年5月29日
 神戸市「六甲山森林植物園」   兵庫県稲美町「万葉の森」


オガサワラグワ Morus boninensis
 
    P1060453.jpg 
撮影:2012年7月22日 東京都「夢の島熱帯植物園」
 ●この種は小笠原の固有種なのですが、大きな木は残っていないそうです。明治時代に銘木として取引され伐採されたのだそうです。
 ●ついでに、種小名の「boninensis」は「小笠原の」という意味で、これまで、タコノキPandanus boninensis )というのがありました。

 Morus 属を描いた切手です。

モルス・マクロウラ Morus macroura

     stidn1001.jpg         stidn1411.jpg
1994年 インドネシア発行    2008年 インドネシア発行
                    (地域の動植物「西スマトラ州」)
 ●右の切手の背景に描かれているのが「クワ」です。手前の鳥は、セイラン(Argusianus argu)と呼ばれるキジ科の鳥です。

クロミグワ Morus nigra

    strom9915.jpg
2002年 ルーマニア発行

773.今日の植物(442):インドボダイジュ

 本日の誕生日の花の一つにボダイジュが取り上げられていますが、音楽に出てくるシナノキ科のボダイジュは既に登場済ということで、インドボダイジュと呼ばれているボダイジュにしました。

 インドボダイジュはクワ科 Ficus 属(イチジク属)の常緑高木で、インドから東南アジアに広く分布しています。
 イチジク属なのですが高さは20メートルにも達して、他の樹木にからみつく性質(絞殺しの木)をもっています。

 インドボダイジュも仏教の三聖樹のひとつで、釈尊がこのインドボダイジュの下で悟りを開かれたと伝えられています。
 他の聖樹は、サラノキムユウジュでした。

 しかし、このインドボダイジュも寒冷な日本では生育することができないことから、寺院などでは上記の音楽の方のボダイジュが代わりに植えられているということです。

 インドボダイジュの仲間の写真です。

インドボダイジュ Ficus religiosa
 ●種小名の「religiosa」は「宗教的な、尊厳な」という意味ですので、ひょっとすると釈尊の開悟とも関係があるのかもしれません。

    P1080575.jpg     P1080577.jpg
撮影:2012年12月19日 インド ブダガヤ「マハーボディー寺院」 
 ●釈尊がこのインドボダイジュの元で悟りを開かれたと伝えられている場所です。

    IMGP2679X.jpg      P1040499.jpg
   撮影:2004年1月12日      撮影:2012年1月22日
姫路市「市立手柄山温室植物園   京都市「府立植物園」

     P1040763.jpg       P1040986.jpg
    撮影:2012年2月12日       撮影:2012年3月10日
  東京都「夢の島熱帯植物園」      草津市「水生植物園」
 ●葉の先端が長く伸びているところが特徴です。 
 
ベンガルボダイジュ Ficus benghalensis

    IMGP2392.jpg
撮影:2003年6月22日 京都市「府立植物園」

コバンボダイジュ Ficus deltoidea

    IMGP2067X.jpg
撮影:2004年1月12日 姫路市「市立手柄山温室植物園」

ボダイジュモドキ Ficus rumphii

     
IMGP4809.jpg     IMGP4810.jpg
 撮影:2005年2月11日 香港
 ●「絞殺しの木」の本領を発揮しているようです。

 切手です。


インドボダイジュ Ficus religiosa

    stind1002.jpg 
      1987年 インド発行

(以下2013年1月17日追加分です)

    stind9906.jpg
1997年 インド発行(INDEPEX)
 ●写真のブダガヤのマハーボディー寺院のインドボダイジュを描いた切手です。
 ●INDEPEXは、97年にインドで開催された国際切手展のことです。


 ●この切手は下のような4枚セットに入っていて、いずれにも仏教の聖地が描かれています。
  左上から時計回りにナーランダ仏教学院遺跡、ブダガヤマハーボディー寺院、バイシャリ仏塔跡、クシナガラ荼毘塚で、いずれも今回のインド・ネパールの旅で参拝したところです。

    IMG_0003.jpg
(追加分は以上)

ベンガルボダイジュ Ficus benghalensis 

    stind1004.jpg
     1987年 インド発行 
 ●ベンガルボダイジュはインドの国の木なのだそうです。

597.今日の植物(305):ガジュマル

 本日のカレンダーの園芸植物はガジュマルとという植物です。

 ガジュマルは、クワ科 Ficus属(イチジク属)の常緑高木で、熱帯地方に分布しています。ガジュマルの仲間は世界に800種ほどあるようで、台湾から中国南部、インド、オーストラリアといった広い地域で自生しているということです。

 日本では、南西諸島に分布しており、樹高は20メートル近くに成長します。成長した樹体から気根を地面に向けて垂らし、これが絡まって独特の樹形を作ります。

 ガジュマルという名前は妙な名前ですが、語源として気根が「絡まる」が訛ったとか、「風を守る」から来たのだとか諸説があるようです。

 写真です。

ガジュマル Ficus microcarpa

    IMGP1619X.jpg    IMGP1623.jpg
撮影:2003年12月13日 名護市「美ら海水族館」

    IMGP0925.jpg    IMGP0940.jpg
 
    IMGP0951.jpg
以上3枚は、撮影:2003年11月8日 神戸市「市立須磨離宮公園」

オウゴンガジュマル Ficus microcarpa cv. 'Golden Leaf'
 
      IMGP3512XX.jpg
撮影:2004年8月15日 宇部市「常盤公園」

 ガジュマルの仲間を描いた切手です。
 この2枚の切手は、以前はイチジクの記事に入れていましたが、今回ガジュマルの方に移しました。
 (その代りでもないのですが、イチジクには切手を2枚追加しました)

ガジュマル Ficus microcarpa

    sthone0201.jpg
1988年 (旧)英領香港発行(香港の樹木)

Ficus属の一種 Ficus sp.

    stafi0102.jpg
1974年 (旧)仏領アファール・イッサ発行

582.今日の植物(296):コウゾ

 本日の植物は、コウゾという植物です。属名Bで登場です。

 コウゾは、クワ科 Broussonetia属(カジノキ属)の雌雄異株の植物で、ヒメコウゾ(Broussonetia kazinoki)とカジノキ(B. papyrifera)という植物の雑種だと考えられているようです。

 和紙の原料として育てられているほか、野生化しているものもあるということです。
 ウイキペディアによれば、紙を漉く原料として使われる植物(樹木のパルプは除く)には次のようなものがあります。いろいろな材料を工夫しながら使ってきたのですね。
  アサ、アマワタ、カジノキ、ガンピ、コウゾ、マユミ、ミツマタタケ、藁(イネやムギ)、ケナフ、サトウキビ、バナナ、カミヤツデ
 いわゆる和紙を作るのに使われているのは、これらのうちガンピ、コウゾ、ミツマタ、カジノキなどです。

 コウゾの写真です。

コウゾ Broussonetia kazinoki x B. papyrifera
 ●雑種、交配種の場合は、このように表記されます。

    IMGP2280XX.jpg     IMGP2281XX.jpg
 
    IMGP2282XX.jpg
 撮影:2004年5月29日 稲美町「万葉の森」

    W_kouzo4051[1]     W_kouzo4061[1]
この2枚の写真はきれいですね。ウイキペディアから借用です。
 ●左の写真は雌花だそうです。

切手です。

カジノキ Broussonetia papyrifera

    
stvtn0801.jpg
   1977年 ベトナム発行

(おしらせです)

麩饅頭をいただきましたので追加しました。
 ササ http://botdiary.blog122.fc2.com/blog-entry-41.html
↓ここをポチッとしてください
FC2カウンター
最新記事
検索フォーム
カテゴリ
プロフィール

おにぐんそう2

Author:おにぐんそう2
週末は山歩きをしています。
鬼軍曹というニックネームをいただきましたのでそのまま使います。

最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR