380.百人一首の植物(11):コウヤマキ

 百人一首の植物の第11弾で、コウヤマキという植物を取り上げます。

 87.「村雨の 露もまだ干ぬ まきの葉に 霧立ちのぼる 秋の夕暮れ」(寂蓮法師)
 (さっと通り過ぎて行ったにわか雨の露もまだ乾かないまきの葉にもう霧が立ち上っている、寂しい秋の夕暮だ)
 この歌を得意札にしている人も多い人気の歌です。
 この歌に登場する「まき」というのは「真木」で、スギやヒノキ、マキなどの常緑樹全体を言うのだそうです。てっきり、マキ(槙)、コウヤマキ(高野槙)だと思っていましたが、これは間違いのようです。

 ですがマキも含まれていることですし、せっかくコウヤマキの記事をつくろうとしましたので、そのまま続けます。

 先々週の7月17日に栂ノ尾の「高山寺」から「西明寺」、「神護寺」を経由して清滝まで歩いて来ました。猛暑の京都市街からは2,3度気温も低かったのでしょうか、それでも暑さは相当なものでした。
 その「西明寺」に大きなコウヤマキの木がありました。

 コウヤマキはコウヤマキ科 Sciadopitys 属(コウヤマキ属)の常緑針葉樹で高木になります。(スギ科だとする説もあるようです)
 コウヤマキ科はこのコウヤマキだけの1属1種で、かつては世界中に分布していたようですが、現在では日本と韓国の済州島にしか自生していない珍しい樹木です。
 水に強く、腐食しないことから造船用にいまでも広く使われているとのことです。

 また、秋篠宮悠仁親王の「お印」でもあります。

写真です。

コウヤマキ Sciadopitys verticillata

    P1020972.jpg      P1020973.jpg
    
     P1020971.jpg
以上3枚は、撮影2011年7月17日 京都市右京区「西明寺」   
 ●説明文によれば、このコウヤマキは鎌倉時代の自性上人のお手植えで樹齢は約700年、日本の最古のコウヤマキの一つだそうです。
   
    IMGP2177.jpg
撮影:2003年6月8日 徳島県日和佐町「薬王寺」

コウヤマキを描いた切手です。

コウヤマキ Sciadopitys verticillata

    stjpn3502.jpg            stjpn14604.jpg
     1993年 日本発行               2011年 日本発行
    (第15回国際植物会議)    (ふるさと切手「国土緑化・和歌山県、国際森林年」)
 ●1993年発行のこの切手は、日本固有の植物であるシラネアオイと2種が一緒に発行されました。どちらも落ち着いた美しい印刷の切手で、日本の植物切手を代表するものだと思います。   
 
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鬼軍曹というニックネームをいただきましたのでそのまま使います。

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