2339.今日の植物(1829):アオギリ

 今日の植物は、アオギリです。

 アオギリは、アオギリ科 Firmiana属(アオギリ属)の種およびその植物群です。
 昨日のウンゲリアの記事を作っていて、アオギリ科の植物も随分登場したのですが、肝心(本家筋)のアオギリ属がまだ登場していなかったことに気づきました。Firmiana属を描いた切手がなかったことにもよりますが、今回登場です。
 アオギリ科もカカオコラノキ(コカ・コーラの原料の一つ)などなかなかユニークな植物群を擁する科です。 

 Firmiana属に分類される種の数は、The Plant Listによれば16種だとされています。

 種としてのアオギリ(Firmiana simplex)は、中国南部から東南アジア、沖縄、奄美大島に自生する植物です。従って日本本土には自生していなかったのですが、街路樹として持ち込まれたもののようです。
 樹高は15~20メートルに達するものもあるそうで、緑色の樹皮をしています。名前のアオギリはこの樹皮の色から来ているのだと思われます。
 材は建材、家具材とされ、種子は昔は食用にされたということで太平洋戦争中にはコーヒーの代用品とされたこともあるそうです。

 ウンゲリアのところでも書きましたように、アオギリ科はAPGの分類体系ではアオイ科に統合されています。


 写真です。

アオギリ Firmiana simplex

    IMGP2290XX.jpg     IMGP2289XX.jpg
この2枚は、撮影:2004年5月29日 兵庫県稲美町「万葉の森」

    IMGP1378.jpg
撮影:2003年11月22日 大阪市「市立長居植物園」

 Firmiana属を描いた切手は手元にありませんでした。どこかで発行されているといいのですが・・
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2338.今日の植物(1828):ウンゲリア

 今日の植物は、ウンゲリアという植物です。

 ウンゲリアは、アオギリ科 Ungeria属(ウンゲリア属)の植物です。
 ただ、ややこしいのはUngeriaがカヤツリグサ科の属名ともされている所です。生物の分類で同じ名前(属名)が違う生物群を表すことはない、というのが共通の認識になっているのですが、理由はよく分かりません。

 また、アオギリ科は新しいAPGの分類体系ではアオイ科に含まれるようになっていてアオギリ科そのものが存在しないということになっていますので、もう一つややこしいのです。

 ということですが、ここではアオギリ科のUngeriaということにしておきます。他の情報(ウイキペディアでは、Ungeriaはカヤツリグサ科のCyperusの同義になっていて情報がないのです)によればUngeria属は、切手に描かれているUngeria floribunda種のみの1属1種の属ということのようです。
 野生状態ではノーフォーク島(切手の発行国です)でのみ確認されている植物だということです。

 ウンゲリアというお腹を壊した状態のような名前は、19世紀のオーストリアの植物学者Franz Joseph Andreas Nicolaus Unger氏に因んで命名されたもののようです。

 写真です。ネットから借用です。

ウンゲリア・フロリブンダ Ungeria floribunda

    Ungeria floribunda

 切手です。

ウンゲリア・フロリブンダ Ungeria floribunda

    stnfi0207.jpg
1984年 ノーフォーク島発行

2289.今日の植物(1781):ノジアオイ

 今日の植物は、ノジアオイという植物です。

 ノジアオイは、アオギリ科 Melochia属(ノジアオイ属)の植物の総称で、The Plant Listでは64種、ウイキペディアでは54種があるとされていますので、60種前後を擁する属ということになりそうです。

 熱帯地域から亜熱帯地域に分布している植物で、インドからマレーシア、太平洋の島嶼、アメリカ大陸及びカリブ海地域に分布しているようです。

 属名のMelochiaはアラビア語のMulukhiyah(Corchorus olitoriusの葉で食用にされているとのこと)から来ているということで、珍しくギリシャ語やラテン語由来ではない属名です。

 切手に取り上げられているMelochia tomentosa種について調べてみたところ、この種はメキシコやプエルトリコ、バージン諸島に多く見られるのだということです。英語名はTeabush、ピンクから紫色の花を咲かせるようです。

 このMelochia属の植物も、遺伝子分析による分類ではアオイ科に分類されています。日本語の属名はそれを先取りしたようにも思えますね。

 写真です。

メロキア・トメントサ Melochia tomentosa

    Melochia tomentosa

 切手です。

メロキア・トメントサ Melochia tomentosa

    stantn0703.jpg
1979年 オランダ領アンティール発行
 

2256.今日の植物(1751):ゴジカ

 今日の植物は、ゴジカという植物です。

 ゴジカは、アオギリ科 Pentapetes属(ゴジカ属)の植物で、熱帯アジア原産の植物です。この属には切手に描かれているPentapetes phoenicea種の1種のみが分類されているという1属1種の植物です。
 日本には江戸時代には入ってきていたようで、最初は薬用植物として栽培されていたこともあったようですが、現在では観賞用に栽培されているということです。

 妙な名前ですが。漢字で書くと「午時花」。「五時か?」と尋ねているわけではなくて、花が昼頃咲いて1日でしぼむところからこの名前になったのだそうです。
 属名のPentapetesはギリシャ語由来で、pente(五)+petalon(花弁)ということです。五が関係していますが、五時とは関係ないようです。

 このアオギリ科は、遺伝子分析によるAPGの分類体系では全体がアオイ科に統合されています。
 名前もよく似た植物でキンゴジカというのがあるのですが、こちらはアオイ科に分類されています。従って、こちらはAPGの分類体系によってもアオイ科のまま、ということになります。
 ついでに、同じアオイ科にキンゴジカモドキという属もあります。またゴジアオイという植物、こちらはハンニチバナ科ですが、もあります。
 いずれも「午時」仲間だと思われます。

 写真です。久し振りに写真と切手の両方が手元にある植物です。

ゴジカ Pentapetes phoenicea

    IMGP0247X.jpg     P1110169.jpg
    撮影:2003年10月13日    撮影:2014年1月23日
   河内長野市「花の文化園」    東京都「新宿御苑」
 ●右の写真、水辺に生えていましたが、原産地では水田の雑草としてよく見られるということですので、こちらの方が自然の姿なのかもしれません。

 切手です。先日入手したものです。

ゴジカ Pentapetes phoenicea

    stban0404.jpg
     バングラデシュ発行

2109.今日の植物(1610):ブラキキトン

 今日の植物は、ブラキキトンという植物です。

 ブラキキトンは、アオギリ科 Brachychiton属(ブラキキトン属)の植物で、The Plant Listでは38種が挙げられていました。ウイキペディアでは31種とされていますから、30種強の種を擁する属ということになりそうです。

 ウイキペディアの情報では、Brachychiton属の植物はオーストラリアを原産地としていて、1種だけがニューギニア原産といいますから、オーストラリア固有の植物と言えるでしょう。

 ただ、現在では一部の種は乾燥に強く赤色の美しい花をたくさん付けるということもあって園芸樹として人気があり、地中海地域や、南アフリカ、米国西部などの乾燥した地域で盛んに栽培されているということです。

 この属の植物には乾燥した季節には落葉するものもあるということです。切手に描かれているBrachychiton acerifolius種もその一つで、しかも葉の形もカエデに似ている所からacerifolius(カエデのような葉の)という種小名が付けられたようです。

 写真です。

カエンボク(フレイムツリー) Brachychiton acerifolius

    Flame_Tree.jpg     Illawarra_Flame_Tree.jpg

 切手です。

カエンボク(フレイムツリー) Brachychiton acerifolius

    staus2101.jpg
1978年 オーストラリア発行
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鬼軍曹というニックネームをいただきましたのでそのまま使います。

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