2660.今日の植物(2144):フェティディア
今日の植物は、フェティディアという植物です。もう一度サガリバナ科に戻ってきました。
フェティディアは、サガリバナ科 Foetidia属(フェティディア属)の植物で、The Plant Listでは18の種があげてありました。
ウイキペディアの情報によりますと、Foetidia属に分類される種は、1788年に最初に報告されたのだそうです。ほとんどの植物学者はこの属をサガリバナ科に分類しているのですが、Foetidiaceaeという今では絶滅したと考えられている科に分類する人もあるということです。また、この属の植物は、東アフリカやインド洋の島嶼地域を原産地とするとされていました。
同じウイキペディアの情報に、植物を分類する場合にStinkwood(臭木)というカテゴリーがあるのだそうです。読んで字のごとくで、不快な臭いを持っている木ということになるのですが、切手に描かれているFoetidia mauritiana種もその仲間だそうです。
そういえば、属名のFoetidiaも多分この悪臭から由来しているのだろうと思われます。種小名で「foetidus」というのは「悪臭がある」という意味でした。
他のサイトの情報によりますと、このFoetidia mauritiana種の材は、悪臭があるのですが耐久性を持っており建築材や家具材として重用されていたのだそうです。ただ、近年、それらの用途に使えるような大きな木が少なくなっているという情報もありました。
同じサイトには、現地の伝統的な薬用植物として、その種子は寄生虫の駆除や下剤として、また葉は通経薬として使われてきたという情報もありました。
写真です。ネットから借用しています。ここで気づいたのですが、種小名からもこの種がモーリシャスに関連のあることが分かります。事実、この種はモーリシャスおよびレユニオン島原産の種だということです。
フェティディア・マウリティアナ Foetidia mauritiana
切手です。
フェティディア・マウリティアナ Foetidia mauritiana
2001年 モーリシャス発行(樹木)
●この切手は次のセットで発行されました。⇒切手植物図鑑
一緒に発行された切手にはモーリシャスに関連のある樹木を描いているようです。このように、派手ではなく、目立たなくても自国に関連のある植物を取り上げるというのはいいですね。「植物切手といえば、サクラ、カエデ、キク、バラ・・・」ではなくて。
フェティディアは、サガリバナ科 Foetidia属(フェティディア属)の植物で、The Plant Listでは18の種があげてありました。
ウイキペディアの情報によりますと、Foetidia属に分類される種は、1788年に最初に報告されたのだそうです。ほとんどの植物学者はこの属をサガリバナ科に分類しているのですが、Foetidiaceaeという今では絶滅したと考えられている科に分類する人もあるということです。また、この属の植物は、東アフリカやインド洋の島嶼地域を原産地とするとされていました。
同じウイキペディアの情報に、植物を分類する場合にStinkwood(臭木)というカテゴリーがあるのだそうです。読んで字のごとくで、不快な臭いを持っている木ということになるのですが、切手に描かれているFoetidia mauritiana種もその仲間だそうです。
そういえば、属名のFoetidiaも多分この悪臭から由来しているのだろうと思われます。種小名で「foetidus」というのは「悪臭がある」という意味でした。
他のサイトの情報によりますと、このFoetidia mauritiana種の材は、悪臭があるのですが耐久性を持っており建築材や家具材として重用されていたのだそうです。ただ、近年、それらの用途に使えるような大きな木が少なくなっているという情報もありました。
同じサイトには、現地の伝統的な薬用植物として、その種子は寄生虫の駆除や下剤として、また葉は通経薬として使われてきたという情報もありました。
写真です。ネットから借用しています。ここで気づいたのですが、種小名からもこの種がモーリシャスに関連のあることが分かります。事実、この種はモーリシャスおよびレユニオン島原産の種だということです。
フェティディア・マウリティアナ Foetidia mauritiana
切手です。
フェティディア・マウリティアナ Foetidia mauritiana
2001年 モーリシャス発行(樹木)
●この切手は次のセットで発行されました。⇒切手植物図鑑
一緒に発行された切手にはモーリシャスに関連のある樹木を描いているようです。このように、派手ではなく、目立たなくても自国に関連のある植物を取り上げるというのはいいですね。「植物切手といえば、サクラ、カエデ、キク、バラ・・・」ではなくて。
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2656.今日の植物(2140):エシュワイレラ
今日の植物は、エシュワイレラと言います。引き続きサガリバナ科の植物です。
エシュワイレラは、サガリバナ科 Eschweilera属(エシュワイレラ属)の樹木で、The Plant Listで調べてみると92の種を擁する属ということです。
ウイキペディアの情報によりますと、この属の植物は、メキシコ南部から中南米、トリニダードを原産地とする植物だということです。
切手に描かれているEschweilera costaricensis種については、ウイキペディアにも情報がありませんでした。
他のネットの情報によれば、この種はコスタリカ(切手の発行国です)の大西洋岸に固有の種だということで、種小名もそこから来ていると思われます。その他、現地の人びとはこの木を木工用に使用しているといった情報もありました。
また、ウイキペディアには他の種に関する情報があったのですが、その多くの種が絶滅が危惧される種とされていました。種によって分布する地域が限られていることなどもその要因にあるのかもしれません。
写真です。これも手元にありませんでしたので、ネットからお借りしています。
エシュワイレラ・コスタリケンシス Eschweilera costaricensis
エシュワイレラは、サガリバナ科 Eschweilera属(エシュワイレラ属)の樹木で、The Plant Listで調べてみると92の種を擁する属ということです。
ウイキペディアの情報によりますと、この属の植物は、メキシコ南部から中南米、トリニダードを原産地とする植物だということです。
切手に描かれているEschweilera costaricensis種については、ウイキペディアにも情報がありませんでした。
他のネットの情報によれば、この種はコスタリカ(切手の発行国です)の大西洋岸に固有の種だということで、種小名もそこから来ていると思われます。その他、現地の人びとはこの木を木工用に使用しているといった情報もありました。
また、ウイキペディアには他の種に関する情報があったのですが、その多くの種が絶滅が危惧される種とされていました。種によって分布する地域が限られていることなどもその要因にあるのかもしれません。
写真です。これも手元にありませんでしたので、ネットからお借りしています。
エシュワイレラ・コスタリケンシス Eschweilera costaricensis
●この種の写真はこの1枚だけでした。
(左)エシュワイレラ・オバタ Eschweilera ovata
(右)エシュワイレラ・ペディケラタ Eschweilera pedicellata
●切手にには不思議な形が描かれていますが、これは果実でしょうか。右の写真も果実だと思われます。
切手です。
エシュワイレラ・コスタリケンシス Eschweilera costaricensis
1989年 コスタリカ発行(植物)
●この切手は次のセットの1枚として発行されました。⇒切手植物図鑑(左)エシュワイレラ・オバタ Eschweilera ovata
(右)エシュワイレラ・ペディケラタ Eschweilera pedicellata
●切手にには不思議な形が描かれていますが、これは果実でしょうか。右の写真も果実だと思われます。
切手です。
エシュワイレラ・コスタリケンシス Eschweilera costaricensis
1989年 コスタリカ発行(植物)
2654.今日の植物(2139):ブラジルナッツ
今日の植物は、ブラジルナッツと言います。引き続きサガリバナ科の植物です。
ブラジルナッツは、サガリバナ科 Bertholletia属(ブラジルナッツ属)の植物で、この属に分類される種は、切手に描かれているBertholletia excelsa種の1種だけという、1属1種の植物です。
ブラジル、ベネズエラ、ガイアナなどアマゾン川流域の熱帯雨林を原産地とする高木で、樹高は50メートルにも達するということです。
ナッツという名前の通り、種子はナッツとして食用とされます。果実は直径10~15センチ、中に10~20個の種子があり、これが食用とされます。果実の重さは5キログラムを超え、これが頭を直撃すると致命傷となる恐れがあり、果実を収穫する作業時には頭部を保護する対策が必要なのだそうです。
ブラジルナッツの受粉には特定の蜂が関与し、この蜂は特定のラン(Coryanthes vasquezii)と共生しているということで、ブラジルナッツはこれらの生物と共生関係にあり、そのことがこの植物を栽培することを困難にしていることにもなっている、という情報もありました。
写真です。これも手元にありませんでしたので借用しています。
ブラジルナットノキ Bertholletia excelsa
切手です。
ブラジルナットノキ Bertholletia excelsa
1984年 ブラジル発行(普通切手)
●この切手は次のセットで発行されました⇒切手植物図鑑
このセットは、1980年から1985年にかけて発行されたブラジルの自然資源を描いたシリーズで、おもしろいセットだと思います。
ブラジルナッツは、サガリバナ科 Bertholletia属(ブラジルナッツ属)の植物で、この属に分類される種は、切手に描かれているBertholletia excelsa種の1種だけという、1属1種の植物です。
ブラジル、ベネズエラ、ガイアナなどアマゾン川流域の熱帯雨林を原産地とする高木で、樹高は50メートルにも達するということです。
ナッツという名前の通り、種子はナッツとして食用とされます。果実は直径10~15センチ、中に10~20個の種子があり、これが食用とされます。果実の重さは5キログラムを超え、これが頭を直撃すると致命傷となる恐れがあり、果実を収穫する作業時には頭部を保護する対策が必要なのだそうです。
ブラジルナッツの受粉には特定の蜂が関与し、この蜂は特定のラン(Coryanthes vasquezii)と共生しているということで、ブラジルナッツはこれらの生物と共生関係にあり、そのことがこの植物を栽培することを困難にしていることにもなっている、という情報もありました。
写真です。これも手元にありませんでしたので借用しています。
ブラジルナットノキ Bertholletia excelsa
切手です。
ブラジルナットノキ Bertholletia excelsa
1984年 ブラジル発行(普通切手)
●この切手は次のセットで発行されました⇒切手植物図鑑
このセットは、1980年から1985年にかけて発行されたブラジルの自然資源を描いたシリーズで、おもしろいセットだと思います。
2653.今日の植物(2138):カレヤ
今日の植物は、カレヤと言います。前回に続いてサガリバナ科の植物です。
カレヤは、サガリバナ科 Careya属(カレヤ属)の植物で、The Plant Listでは3つの種が挙げてあるだけの小さな植物群です。ウイキペディアの情報によりますと、この属の植物はインド亜大陸、アフガニスタン、インドシナ、マレー半島を原産地とする植物だということです。
切手に描かれているCareya arborea種は、インド亜大陸、アフガニスタン、インドシナに分布し、樹高は15メートルに達する落葉樹で、寒冷の気候では葉が赤く紅葉するということです。花は白もしくは黄色で、緑色の果実をつけるということです。
写真です。これもネットから借用しています。
ワイルドグアバ Careya arborea
切手です。
ワイルドグアバ Careya arborea
2000年 インド発行(国際切手展)
カレヤは、サガリバナ科 Careya属(カレヤ属)の植物で、The Plant Listでは3つの種が挙げてあるだけの小さな植物群です。ウイキペディアの情報によりますと、この属の植物はインド亜大陸、アフガニスタン、インドシナ、マレー半島を原産地とする植物だということです。
切手に描かれているCareya arborea種は、インド亜大陸、アフガニスタン、インドシナに分布し、樹高は15メートルに達する落葉樹で、寒冷の気候では葉が赤く紅葉するということです。花は白もしくは黄色で、緑色の果実をつけるということです。
写真です。これもネットから借用しています。
ワイルドグアバ Careya arborea
切手です。
ワイルドグアバ Careya arborea
2000年 インド発行(国際切手展)
2288.植物の名前(33):ナポレオネア
シリーズ「植物の名前」の第33弾は、ナポレオネアという名前の植物です。例のナポレオン一世にかかわる名前です。
ナポレオネアは、サガリバナ科 Napoleonaea属(ナポレオネア属)の植物で、この属には10種が分類されているようです。
ウイキペディアによれば、このNapoleonaea属は1804年に初めて属として発表されたのだそうです。この1804年というのは、ナポレオン・ボナパルトがフランスの皇帝になった年で、この属名が命名されたようです。
Napoleonaeaは、アフリカ原産の植物で、切手に描かれているNapoleonaea heudelotii種は、ギニア、シエラレオネ、リベリア、ブルキナファソといった国々に分布しているということです。
写真です。ウイキペディアから借りています。
ナポレオネア・インペリアリス Napoleonaea imperialis
●種小名がimperialisですからこれこそ「皇帝の」です。
切手です。
ナポレオネア・ヘウデロティイ Napoleonaea heudelotii
1988年 グレナダ発行
ナポレオネアは、サガリバナ科 Napoleonaea属(ナポレオネア属)の植物で、この属には10種が分類されているようです。
ウイキペディアによれば、このNapoleonaea属は1804年に初めて属として発表されたのだそうです。この1804年というのは、ナポレオン・ボナパルトがフランスの皇帝になった年で、この属名が命名されたようです。
Napoleonaeaは、アフリカ原産の植物で、切手に描かれているNapoleonaea heudelotii種は、ギニア、シエラレオネ、リベリア、ブルキナファソといった国々に分布しているということです。
写真です。ウイキペディアから借りています。
ナポレオネア・インペリアリス Napoleonaea imperialis
●種小名がimperialisですからこれこそ「皇帝の」です。
切手です。
ナポレオネア・ヘウデロティイ Napoleonaea heudelotii
1988年 グレナダ発行