FC2ブログ

2465.今日の植物(1951):フウ

 今日の植物は、フウという植物です。

 フウは、マンサク科 Liquidambar 属(フウ属)の植物で、The Plant Listによれば5つの種が含まれるという小さな属です。(このThe Plant Listはしばらくトラブルがあったようで、情報を検索することができなかったのですが、今回はうまくいくようになっていてほっとしている所です)

 そのフウ、漢字で書くと「楓」、楓属であって風俗ではないのです。楓と書きますが、カエデとは科も違う別の植物です。
 ウイキペディアによりますと、フウ属の植物は中国・台湾・小アジア・北米に分布しているということです。種としてのフウの原産地は台湾、中国南部で、日本には享保年間にもたらされ、現在では、街路樹や公園の植木として植えられていて、これからさき紅葉が楽しめる樹木です。

 写真です。久し振りに写真と切手の両方がある植物で、嬉しくなって写真てんこ盛りです。

フウ Liquidambar formosana

    IMGP2325.jpg   IMGP1271.jpg   P1080164.jpg
   撮影:2003年6月15日  撮影:2003年11月16日 撮影:2012年11月22日
   神戸市「六甲山森林植物園」 京都市「府立植物園」    京都市「府立植物園」
 ●種小名の「 formosana」は台湾のという意味です。

モミジバフウ Liquidambar styraciflua

    IMGP2342.jpg   IMGP1385X.jpg   IMGP2792X.jpg
    撮影:2003年6月15日 撮影:2003年11月22日  撮影:2004年2月1日
   神戸市「六甲山森林植物園」 大阪市「長居植物園」  富田林市「サバーファーム」
 ●右の写真のような棘をもった果実をつけます。      

 切手です。このブログではマンサク科の植物はこれで6件目なのですが、そのうちマンサク属を描いた切手が1枚だけあるだけです。切手に取り上げにくい植物なのでしょうか?

リキダンバー・オリエンタリス Liquidambar orientalis

    sttrk0801.jpg
1984年 トルコ発行(樹木と木製品)
 ●この切手は最近入手したものですが、樹木とそれを利用した製品が描かれています。セットはこちらへ⇒切手植物図鑑
 ●この切手に製品として描かれているのは何かの容器のようなものですが、このフウ属の植物から採取された樹脂が香料や薬品として利用されていることを示しているようです。ちなみに、属名のLiquidambar は「琥珀色の液」という意味だそうです。
スポンサーサイト



2274.今日の植物(1767):シャクナゲモドキ

 今日の植物は、シャクナゲモドキという植物です。

 シャクナゲモドキは、マンサク科 Rhodoleia属(シャクナゲモドキ属)の植物で、The Plant Listには6種、ウイキペディアには4種があげてありました。

 今日のこのRhodoleiaを取り上げたのは、昨日のRhodolaenaと学名がよく似ていたからです。
 調べてみると、属名がRhodoで始まる植物は結構たくさんあるのですが、そのRhodoはもともとはバラから来ていて、その後「赤い」という意味が加わったのだそうです。このブログに既に登場したRhodo仲間を見てみますと、次のようになりそうです。
 「赤い」グループ:Rhododendron(ツツジ属)、Rhodomyrtus(テンニンカ属)、Rhodolaena(昨日のロドラエナ属)、Rhodophiala(ロドフィアラ属)、
 「バラ」グループ:Rhodotypos(シロヤマブキ属)
 そのうち、Rhododendron(ツツジ属)のRhododendronは元々は
rhodon+dendron(樹木)で「赤い花を付ける木」でセイヨウキョウチクトウのことだったようです。
 Rhodotypos(シロヤマブキ属)はバラ科で白いバラに似た花をつけますから「バラ」グループでしょう。

 と学名を見るのもなかなか面白いものです。

 で、今日のRhodoleia は「赤い」方のグループに入るのでしょうか。この植物群は、鳥によって受粉するのだそうです。
 写真のRhodoleia championii 種は、英語名をHong Kong rose(香港のバラ)というそうで、ここにもバラが登場してきます。中国やインドネシア、ミャンマー、マレーシア、ベトナムに分布していて、やはり鳥によって受粉するということです。

 写真です。手元に1枚ありましたが、写真に写っているのは葉だけという愛想無いものでしたので、花の写真はネットから借用です。

ロドレイア・カンピオニイ Rhodoleia championii

    P1040547.jpg     Rhodoleia.jpg
    撮影:2012年1月22日
     東京都「新宿御苑」

 で、切手は手元にありませんでした。

(「広島植物公園の植物」3回目です)
いずれもこれまで自前の写真がなかったものです。
 スギゴケ   http://botdiary.blog122.fc2.com/blog-entry-1805.html
 シカクマメ  http://botdiary.blog122.fc2.com/blog-entry-1611.html    

1617.植物の名前(28):イスノキ

 約3カ月ぶりになりますが、「植物の名前」シリーズ、イスノキという植物です。

 イスノキは、マンサク科 Distylium 属(イスノキ属)の常緑高木およびその植物群です。
 この植物がなぜ「名前」シリーズに登場したのか、ですが、先日この大木があるという話を聞いて見て来ました。現地では、この木をシシブエノキ(獅子笛木)と呼んでいるのだそうです。さらに、「エッチノキ」(Hの木)と呼ばれる巨木がその地区にあるというのです。エッチノキ(!)、どんな木なのか出会うのが楽しみな名前です・・・

 で、この木にあいました。
 場所は宇部市小野上宇内地区にある荒神山という山の八合目にありました。
 「エッチ」の秘密が分かりました。二本の木の枝が連理して、アルファベットの「H」のような形をしていたのです。なーんだ、このエッチか、でこの話はおしまいです。

 で、もうひとつの名前「シシブエノキ」の方ですが、これはこのイスノキの果実が空洞になり表面に穴があいてそこをうまく吹くと音がすることから名づけられたのだそうです。
 実際にやってみたのですが、うまく鳴らずどんな音なのかは未確認です。

 地方独特の植物の呼び名というのがたくさんあるのですが、あるデータベースによりますとこのイスノキには全国で50を超える多様な名前をもらっていることがわかりました。
 その中に、ヒョーヒョーノキとかヒョンノキ、サルフエなどという名前がありました。これはこの果実を吹いたときの音に由来するものだと考えられます。シシブエノキという異名があるのは、山口県だけでした。

 名前を漢字で書くと「柞木」となるようです。この「柞」はコナラ、クヌギ、オオナラなどの樹木の総称だということです。

 このイスノキというのは色々な使い道があるようです。
 乾燥させると非常に硬い材になることから木刀や杖の材料として使われてきたそうです。
 また、この植物の葉には虫が寄生して瘤を作るそうですが、この瘤はタンニンを含んでいることから染料としても利用されてきたということです。

 ウイキペディアによりますと、Distylium属には約18種の種があるそうで、東アジアから東南アジア原産だということです。日本に自生しているのは写真のDistylium racemosum種だけのようです。

 で、写真です。

イスノキ Distylium racemosum

    P1140632.jpg      P1140630.jpg

    P1140642.jpg
 以上3枚は、撮影2014年12月10日 宇部市上宇内地区「荒神山」
 ●確かに「Hの木」です。右のような巨岩の上方にありました。
 ●下の写真が笛になるという果実と、葉にできた瘤です。

    IMGP2628X.jpg 
撮影:2004年1月27日 岩国市「吉香公園」

     Distylium_racemosum5[1]
 ●この花の写真は、ウイキペディアから借りています。このような花が咲くそうですが、花期は短いのだそうです。 

980.今日の植物(609):トサミズキ

 本日の誕生日の花、トサミズキという植物です。

 トサミズキは、マンサク科 Corylopsis 属(トサミズキ属)の落葉低木の総称および種名です。

 属としてのトサミズキは、約30種を擁する属で、多くは中国、日本、朝鮮半島を原産地とするようです。
 種としてのトサミズキは土佐水木と書き、高知県のみに自生する種です。

 一方ヒュウガミズキ(日向水木)という種もありまして、こちらはわが国の石川県から兵庫県の日本海側、高知県、宮崎県と台湾に分布しているということです。別名でイヨミズキ(伊予水木)とも呼ばれているということです。
 ただ、「新宿御苑」の説明書では、ヒュウガミズキは福井県、京都府、兵庫県に自生し、絶滅危惧植物に指定されているとされていました。別名はヒメミズキ(姫水木)とも呼ばれるとされていました。
 少し内容が違っているように思われますが、もう少し調べてみましょう。

 トサミズキ、ヒュウガミズキともに葉が出る前、3月には咲き始めます。まだ花の少ない時期ですから印象に残る花です。
 ミズキという名前が付いていますが、ハナミズキサンシュユの属するミズキ科とは別の植物群です。

 Corylopsis 属の写真です。

トサミズキ Corylopsis spicata

    IMGP0179XX.jpg      IMGP6254.jpg
   撮影:2004年3月21日      撮影:2006年4月8日
   草津市「水生植物園」    亀岡市「大本花明山植物園」


    P1050069.jpg
撮影:2012年3月20日 西宮市「北山緑化植物園」

    IMGP2961.jpg      IMGP5410.jpg
    撮影:2003年8月3日      撮影:2005年9月19日
  豊中市「都市緑化植物園」   亀岡市「大本花明山植物園」
  

    P1080160.jpg
撮影:2012年11月22日 京都市「府立植物園」

 ヒュウガミズキ Corylopsis pauciflora

    P1050239.jpg  P1050241.jpg
この2枚は、撮影:2012年3月27日 東京都「新宿御苑」

    IMGP0856XX.jpg
撮影:2004年4月3日 京都市「府立植物園」

     IMGP2287.jpg        IMGP5385.jpg  
    撮影:2003年6月15日      撮影:2005年9月19日
  神戸市「六甲山森林植物園」  亀岡市「大本花明山植物園」

 Corylopsis 属を描いた切手は手元にはありませんでした。残念です。

(おしらせです)

 キバナキョウチクトウの記事に写真を追加し記事を一部修正しました。
  キバナキョウチクトウ   http://botdiary.blog122.fc2.com/blog-entry-1018.html

911.今日の植物(550):トキワマンサク

 本日の誕生日の花にマンサクがあるのですが、これは登場済ということで、同じマンサク科のトキワマンサクということにしました。

 トキワマンサクは、マンサク科 Loropetalum属(トキワマンサク属)の常緑小高木の総称および種名です。種としてのトキワマンサクは本州中部以南から九州、台湾、中国東部、インド東北部に分布しているということです。
 ただ、日本での自生地はごく限られていて、静岡県湖西市、伊勢神宮、熊本県荒尾市などが知られています。 環境省の絶滅危惧種(EN)に指定されています。

 トキワマンサクは薄い黄色をした4枚の花弁を持っていますが、上記のような分布状況ですから余り目にする機会は少ないと思います。一般的には、花弁がピンクの変種であるベニバナトキワマンサクの方をよく見かけます。
  どちらも魅力的な花だと思います。

 Loropetalum属の写真です。

 
トキワマンサク Loropetalum chinense

    P1020545.jpg     P1020547.jpg
 撮影:2011年5月4日 京都市「府立植物園」

ベニバナトキワマンサク Loropetalum chinense var. rubrum

    IMGP0980XX.jpg       IMGP0227.jpg
     撮影:2004年6月19日     撮影:2003年10月13日
   西宮市「北山緑化植物園」 河内長野市「府立花の文化園」

    IMGP5558.jpg
撮影:2005年9月24日 西宮市「北山緑化植物園」

 切手ですが、手元にはありませんでした。発行されているとすれば中国辺りからでしょうか。
↓ここをポチッとしてください
FC2カウンター
最新記事
検索フォーム
カテゴリ
プロフィール

おにぐんそう2

Author:おにぐんそう2
週末は山歩きをしています。
鬼軍曹というニックネームをいただきましたのでそのまま使います。

最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR