992.今日の植物(621):オニソテツ

 今日の植物は、属名Eからオニソテツという植物です。

 オニソテツは、ソテツ科 Encephalartos属(オニソテツ属)の常緑低木の総称で、アフリカ原産の植物です。
 オニソテツの仲間のあるものは幹の中央部分が食用になるとことから、「Bread Palm(パンのヤシ)」と呼ばれる種もあるということです。

 和名を漢字で書くと「鬼蘇鉄」、普通のソテツよりも頑丈そうなところから命名されたのでしょう。
 写真でヒメオニソテツ(姫鬼蘇鉄)などという名前も出てきますから「どんなソテツじゃろかい」です。

 アフリカに数十種が分布しているのですが、全ての種が絶滅の恐れがある状態だということです。

 Encephalartos属の写真です。この2種とも南アフリカ原産だということです。

ヒメオニソテツ Encephalartos horridus
 
●和名はヒメなのですが、種小名の「horridus」は「恐ろしい」という意味なのだそうです。
 ●後の切手には「トノサマ」も登場します。

    P1020677.jpg
撮影:2011年6月19日 淡路市「奇跡の星の植物館」

トゲオニソテツ Encephalartos ferox

    P1070430.jpg  P1070431.jpg

    P1070432.jpg
撮影:2012年10月8日 広島市「市立植物公園」

 Encephalartos属を描いた切手です。4枚ありましたが、全て同じ「国」から発行されたものです。

(左)アルテンスタインオニソテツ Encephalartos altensteinii
(右)トノサマオニソテツ Encephalartos princeps
 ●「トノサマ」の方の種小名「princeps」は「王侯の、貴公子のような」で、和名もこれを踏まえています。

       sttra0701.jpg       sttra0702.jpg
 
(左)ナガゲオニソテツ   Encephalartos villosus
(右) エンケファラルトス・フリデリキギリエルミ Encephalartos friderici-guilielmi

    sttra0703.jpg       sttra0704.jpg
1980年 (旧)トランスカイ発行
 ●トランスカイは現在の南アフリカにあった「国」で、当時の人種差別をいわば隠すために作られた国でした。
 ●このように同じ属の切手を発行するというのは、この植物のことをよく知ってもらいたいというような強い意志が感じられていいですね。多分、絶滅が危惧されているというようなことも背景にあったのではないかと思います。

(おしらせです)

 その後入手したソテツの切手を追加しておきました。
  ソテツ http://botdiary.blog122.fc2.com/blog-entry-667.html
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618.音楽の植物(26):ソテツ

 園芸カレンダーの本日の植物は、ザミアという植物です。
 ザミアはソテツ科の植物なのですが、手元には写真が1枚あるだけで、切手もありません。これではいかにも愛想なしだなあ・・・ということで、ソテツ科の大将、ソテツが登場することになりました。

 ソテツが出てくる歌、これがあります。
  「島育ち」 http://www.uta-net.com/song/15105/
 田端義夫さんが唄っていました。イントロから哀愁のこもったメロディー、いい歌でした。たしか、三沢あけみさんも唄っていました。
 
 そのソテツですが、ソテツ科 Cycas 属(ソテツ属)の常緑低木で、種としてのソテツはソテツの仲間で唯一日本に自生しているのだそうです。
 そもそも、ソテツの仲間は古く古生代末期から中生代に栄えた植物で、現存しているものはいわば化石植物といえるのだそうです。

 日本では、九州南部から西南諸島に分布しており、中国の福建省にも自生地があるということです。
 一般には海岸沿いの地に成育し、成長は遅いのですが頑強で大きく育ちます。庭園やロータリーのような場所に植えられているのを見かけます。
 ソテツを漢字で書くと「蘇鉄」、ウイキペディアによれば、これはソテツが鉄を与えると元気になるという伝承からきているようで、幹に釘を打ち込んでいるのがよく見かけられるそうです。これは、初めて知りました。

 歌に出てくる「赤い実」にはでんぷんが多量に含まれているので、救荒植物として利用されてきたそうです。ただし、でんぷんとともにサイカシンという有害物質も含んでいますので、食用にする場合は十分に水に晒すことが必要だそうです。
 ということは、普通は食べようなどとは思わない方が安全のようです。

 写真です。いずれも大きく育ったものを撮っていますが、太古の昔から生き延びてきた生命力を感じさせる姿です。

ソテツ Cycas revoluta

    IMGP1690X.jpg        IMGP2107.jpg
   撮影:2002年12月14日       撮影:2003年6月7日
    那覇市「首里城公園」        高松市「栗林公園」

    IMGP3226.jpg
撮影:2003年8月26日 大分市「大手公園」
 ●このソテツは樹齢330年と表示されていました。

    IMGP5834.jpg    IMGP3275.jpg
撮影:2005年11月20日 京都市伏見区「御香宮神社」
 ●こちらは樹齢400年です。

    IMGP3292.jpg     IMGP5832.jpg
撮影:2003年8月31日 西宮市「浜甲子園運動公園」


(以下4枚は、2013年8月1日追加分です)

    P1100333.jpg     P1100334.jpg
撮影:2013年7月19日 平戸市延命町
 ●このソテツの存在感も圧倒的でした。樹齢数百年と伝えられていました。 余談ですが、この「延命町」を歩くと寿命が延びるのだそうです。

   P1100341.jpg     P1100344.jpg
撮影:2013年7月19日 平戸市「光明寺」
 ●さすが九州です。浄土真宗のお寺なのですが、ソテツが違和感なくありました。本州だとイチョウあたりが幅を利かすのでしょうが・・・
 ●右の写真はその「光明寺」から見た「フランシスコ・ザビエル記念教会」です。この光明寺の前の道は、「寺院と教会が見える道」として平戸の観光スポットの一つになっていました。

(以下、2013年9月23日追加分です)

    P1100652.jpg     P1100657.jpg
撮影:2013年9月19日 山口市秋穂地区「福楽寺」
 ●このソテツは雌雄2株で、それぞれ多数の支幹が出ているのだそうです。雌株の方は、高さ7メートルもあって、全国でも有数の大きさだということです。

 ついでに、1枚だけのザミアの写真です。切手が見つかったら分家して新しいページにしますが、それまでこちらに居候です。

ザミア・プミラ Zamia pumila

    IMGP2692X.jpg
 撮影:2004年2月1日 富田林市「富田林サバーファーム」
 ●ザミアの原産地は、フロリダからメキシコに至る地域のようです。

 Cycas 属を描いた切手です。中国からセットで発行されたものです。

ソテツ Cycas revoluta 

    *stjpn20201.jpg        * stryk0501.jpg
    2011年 日本発行         1970年 (旧)琉球発行
(地方自治法施行60年「沖縄県」)    (文化財保護強調週間)
 ●右下にソテツが描かれています。

    stchn0601.jpg

キカス・パンジフエンシス Cycas panzhihuaensis 

     stchn0602.jpg

(左)キカス・ペクティナタ Cycas pectinata
(右)キカス・マルチピナタ Cycas multipinnata

    stchn0603.jpg     stchn0604.jpg
以上4枚は、いずれも1996年 中国発行

(おしらせです)

 昨日、久しぶりに甲山から「北山緑化植物園」のコースを歩いて来ました。
 まだ風は冷たかったのですが、植物園の花はそこまで来ている春を予感させてくれました。ウメやクロッカス(寒咲き)、クリスマスローズなどは満開状態でした。

 すでに登場した植物について当日撮った写真を追加しました。
  ゴヨウマツ http://botdiary.blog122.fc2.com/blog-entry-199.html
   シラー http://botdiary.blog122.fc2.com/blog-entry-348.html
  ミツマタ http://botdiary.blog122.fc2.com/blog-entry-621.html
  ギンヨウアカシア http://botdiary.blog122.fc2.com/blog-entry-478.html
  シナマンサク http://botdiary.blog122.fc2.com/blog-entry-578.html
  テンジクアオイ http://botdiary.blog122.fc2.com/blog-entry-292.html
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週末は山歩きをしています。
鬼軍曹というニックネームをいただきましたのでそのまま使います。

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