2413.今日の植物(1901):フタバガキ

 今日の植物は、フタバガキという植物です。
 フタバガキは、フタバガキ科 Dipterocarpus属(フタバガキ属)の植物です。名前から見ますと、フタバガキ科の本家筋の植物ということになるのでしょうか。
  
 The Plant List によれば、フタバガキ属には67種が分類されているということですから、余り大きな属ではないようです。
 ウイキペディアの情報によれば、Dipterocarpus属はフタバガキ科(Dipterocarpaceae)のType Genus(その科の特徴を表している属)とされているようですから、名実ともにこの科の本家筋にあたるということになります。

 科としてのフタバガキ科ですが、熱帯雨林に分布する樹木で、いわゆるラワン材の材料として利用されている木材のようです。17属約600種を擁する科で、このブログではこれまでサラノキ(お釈迦さまがこの木の下で入滅されたと伝えられています)と前回のドリオバラノプスが登場しています。
 フタバガキという和名は、カキに似た果実に羽つきの羽に似た2枚のがくがついている所から来ているということです。属名のDipterocarpusも「羽が2枚ある実」という意味のギリシャ語から来ているということです。

 属としてのフタバガキは、やはり材木として使われている他に、薬用植物としても利用されているという情報がありました。ただ、材木としてはサラノキの仲間の方が重要だとされているようです。

 写真です。手元にありませんでしたので、借用してきました。この種は絶滅が危惧されている種だということです。

ディプテロカルプス・コスツラツス Dipterocarpus costulatus

    フタバガキ     フタバガキ2 

 切手です。引き続きマレーシアから発行されたシリーズです。

ディプテロカルプス・コスツラツス Dipterocarpus costulatus

    stmly3403.jpg
2000年 マレーシア発行(第21回IUFRO世界会議)
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926.海外で出合った植物(16):サラノキ(2)

 インド・ネパールで出合ったサラノキの写真は元々あったサラノキの記事に追記していましたが、他に追加したい情報がありましたので、新しくページを作りました。

 サラノキは、フタバガキ科 Shorea属(サラノキ属)の常緑高木です。インドの中北部からヒマラヤにかけて分布しているということです。
 サラソウジュ(沙羅双樹)という名前もありますが、これは釈尊が涅槃に入られたときに、その四方にこの木が2本ずつ生えていたことから来たのだそうです。今回初めて知りました。

 写真です。

サラノキ Shorea robusta   

    P1080816.jpg     P1080817.jpg
 撮影:2012年12月22日 インド クシナガラ「釈尊涅槃堂」
 ●「涅槃堂」の前には背の高いサラノキが二つ並んで植えられていました。

 今回の旅行途中で、植物の葉を食器代わりに使っているのを見かけました。何の葉なのだろうか、と帰って調べたところどうもこのサラノキの葉だったようです。
 使い終わったらそのまま燃やせますから、日本のプラスチック製の使い捨て皿よりは環境に優しい皿と言えます。

    P1090115.jpg
撮影:2012年12月26日 カトマンズ「ダルバール広場」
 ●葉を巻いた形や、縫い合わせて皿の形で売られていました。

    P1090070.jpg        
撮影:2012年12月26日 カトマンズ「バイタク・レストラン」
 ●前菜の形で出されたネパール料理に敷いて使われていました。 ちなみにその下の食器は銀製だそうです。

    P1090203.jpg
撮影:2012年12月26日 カトマンズ「パシュパティナート」
 ●ここはヒンズー教の寺院で、火葬場があります。この皿は火葬に伴って使用されるのだと思いますが、どのようにして使うのかよく分かりませんでした。
 ●サラノキから作られるお皿は、食事にも、火葬にもと、多様な使い方がされていました。(ひょっとしたら、食用と火葬用とは別の植物で作られているのかも知れませんが・・・)

    P1090296.jpg
撮影:2013年2月2日 『甲子園口植物園』 我が家
 ●インド・ネパール旅行の主催者からサラノキとインドボダイジュの苗の提供を受けて、参加者でくじ引きをしたところ、私も当たったのです。 
 ●屋外での育成は難しいようですから、家の中で育てて枯らさないようにせねば・・・・

 サラノキを描いた切手です。前の記事からこちらに移しました。

サラノキ Shorea robusta   

    stind1003.jpg
   1978年 インド発行

723.文学の植物(6):サラノキ

 久しぶりの文学の植物は第5弾となりますが、サラノキという植物です。

 この植物が登場するのは「平家物語」です。巻頭の「祇園精舎の鐘の音」に続き「沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理を表す」と出てくるサラソウジュのことです。 シャラソウジュ、シャラノキと呼ばれることもあります。

 ちょうど平清盛のドラマも佳境を迎えていますし、日本では自生できないサラノキの代用として寺院などに植えられているナツツバキが花期を迎えていることもあって、本日登場です。

 サラノキは、フタバガキ科 Shorea 属(サラノキ属)の常緑高木で30メートルにもなるそうです。インドの中・北部からヒマラヤ山脈にかけて分布していて、春に白いジャスミンに似た香りの花を咲かせるのだそうです。

 サラソウジュといえば、クシナガラという地でこの木の下でお釈迦さまが入滅されたということで知られています。
 そんなこともあって、サラノキはボダイジュ(インドボダイジュ)、ムユウジュという植物とともに仏教の三つの聖樹とされています。

    Buddhas_Nirvana[1]
 ●「仏涅槃図」(高野山金剛峯寺蔵)です。ここに描かれているのがサラノキです。 
 釈尊の入滅と同時に花が枯れて白くなり、さながら鶴のようであったと伝えられています。

 サラノキの写真です。

サラノキ Shorea robusta    

    IMGP0038XX.jpg     IMGP0041XX.jpg 
 撮影:2004年3月21日 草津市「水生植物園」
 ●テレビのニュースで花が咲いたと報道されていましたので、カメラを提げていきました。花は高い木のてっぺんにあって三脚なしの望遠レンズでしたからこんな感じになってしまいましたが、日本では花はなかなか見れないそうです。

    P1040463.jpg     P1040464.jpg
撮影:2012年1月22日 京都市「府立植物園」
 
    P1040992.jpg    
撮影:2012年3月10日 草津市「水生植物園」

 Shorea 属を描いた切手です。サラノキとは別の種の切手でした。サラノキを描いた切手はどこかで発行されているのではないかと思いますので、探してみましょう。

スホレア・ステノプテラ Shorea stenoptera 

    stidn1405.jpg
2008年 インドネシア発行(地域の動植物)
 ●この切手では、植物の方は脇役のようです。描かれている鳥は、オナガサイチョウ(Rhinoplax vigil)という鳥のようです。
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週末は山歩きをしています。
鬼軍曹というニックネームをいただきましたのでそのまま使います。

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