2443.今日の植物(1930):ハカマウラボシ

 今日の植物は、ハカマウラボシという植物です。

 ハカマウラボシは、ウラボシ科 Drynaria 属(ハカマウラボシ属)の植物で、The Plant Listでは15の種が掲載されています。

 ウイキペディアの情報によりますと、この属の植物は着生のシダ植物で、旧世界の熱帯地域からオーストラリアに分布しているということです。この属は、2種類の形をした葉を持つことで知られているということです。その一つは根もとに生える葉で、この葉で上から落ちてくる落ち葉を集めて、その落ち葉から養分を吸収するという工夫がなされているのだそうです。樹上や石の上など養分の吸収が難しい環境に適応する姿だといいます。
 今回初めて知ったのですが、すでに登場しているビカクシダも、同じ目的で2つの形の葉を持つ植物だということです。

 写真です。手元にありませんでしたので、ネットから借用しています。褐色の葉が落ち葉を集める葉です。和名の「ハカマ」はこの葉に着目したものかもしれません。

(左)ドリナリア・プロピンカ Drynaria propinqua
(右)ドリナリア・リギドゥラ Drynaria rigidula

    images[1]     Basket_Fern[1]
 
 切手です。

ドリナリア・プロピンカ Drynaria propinqua

    stnep1103.jpg
2017年 ネパール発行(シダ植物)
 ●この切手は6枚セットで発行されました。こちらです⇒「切手植物図鑑」
いずれもシダ植物を描いたものですが、このようなセットの切手を発行するのはいいですね。6枚の中にはLycopodium japonicum(ヒカゲノカズラ)と「日本の」という種小名を持ったものもあります。日本でもこのような切手を発行してもらいたいですなあ・・・

(おしらせです)
 このセットの中に、これまで切手がなく写真だけだった植物がありましたので、切手を追加しました。⇒ナナバケシダ

 
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2422.今日の植物(1910):ダイオウウラボシ

 今日の植物は、ダイオウウラボシという植物です。新年最初の記事なのですが、おめでたい植物でもなく、申し訳ありません。しいて言えば、久し振りに手元に写真と切手がある植物なのです。

 ダイオウウラボシは、ウラボシ科 Phlebodium 属(ダイオウウラボシ属)に分類されるシダ植物です。The Plant Listによれば、この属に分類される植物は5種だとされていましたので、小さな属ということになります。

 ウイキペディアの情報によりますと、Phlebodium 属の植物はアメリカ大陸の熱帯から亜熱帯地域を原産地としているということです。
 切手に描かれているPhlebodium aureum種は、中央アメリカでは、民間で煎じ薬として使われているという情報がありました。ぜんそくや心臓病などに効く万能薬なのだそうです。

 写真です。自前の写真と言いながら余りできのよいものではありませんので、ネットからも借りてきました。
 それにしても、シダ植物というのは違いが分かりにくいです。ちょっと見ただけでは、科の違いもよく分かりませんので困ったものです。

キンモウウラボシ Phlebodium aureum

    P1120598.jpg
2014年5月8日 宇部市「常盤公園」

    Phlebodium-aureum_thumb[1]
 こちらはネットからです

 切手です。

キンモウウラボシ Phlebodium aureum

    stmon1101.jpg
2012年 英領モンセラト発行(カリブのシダ)

(おしらせです)

 時々リンクしてご紹介していましたが、手元にある植物を描いた切手をHPの形で整理してきました。昨年末でその枚数(種類数)が10,000種類を超えました。改めてご紹介させていただきますので、一度覗いてみてください。
 こちらです⇒切手植物図鑑

2072.今日の植物(1573):ケテラク

 今日の植物は、ケテラクという植物です。

 ケテラクは、ウラボシ科 Ceterach属(ケテラク属)のシダ植物で、The Plant Listには承認された種として2つの種が挙げられていました。
 一方、ウイキペディアでCeterachと検索すると自動的にAsplenium(チャセンシダ)の記事に行くようになっていました。記事によれば、Ceterachに分類される種はAsplenium属の種と容易に交配種が作成可能だということから、広義のAsplenium属とされているということでした。
 今回は、The Plant Listに従って、Ceterach属として取り扱うことにします。(いささか行き当たりばったりで一貫していない感じではありますが・・・)

 切手に描かれているCeterach officinarum種は、英語名でRustybackと呼ばれる植物で、葉の裏側に黄褐色の毛を持っている所から名づけられたようです。この植物は、古くから利尿剤として利用されてきたということです。

 写真です。

ケテラク・オフィキナルム Ceterach officinarum(=Asplenium ceterachとも)

    Ceterach-officinarum-2[1]

 切手です。

ケテラク・オフィキナルム Ceterach officinarum

    stire0602.jpg
1986年 アイルランド発行

1362.山奥植物園の植物(41):マメヅタ

 『山奥植物園』の植物、マメヅタという植物です。先日、マメヅタランという植物が登場しましたが、その名前のもとになったとされるのがこのマメヅタです。

 マメヅタは、ウラボシ科 Lemmaphyllum属(マメヅタ属)の常緑シダ植物です。
 樹木や石に着生する植物で、マメヅタ(豆蔦)の名前のように一見ツタの仲間のように見えますが、れっきとしたシダの仲間なのです。
 わが国の東北以南から四国、九州に分布し、朝鮮半島、台湾、中国にも分布しています。

 この植物は小さな葉を持っているのですが、葉には2種類あって、丸くて厚いのが栄養葉、細く長いのが胞子葉と呼ばれています。栄養葉は水分を蓄える機能を持っており、一方胞子葉の方は胞子を蓄える部分を持っています。
 別名をマメシダ、マメゴケ、イワマメ、マメヅル、イシマメなどと言うそうですから、この植物の特徴を見ているのでしょう。

 写真です。

マメヅタ Lemmaphyllum microphyllum 

     P1110662.jpg     P1110661.jpg
撮影:2014年3月27日 『山奥植物園』(自宅)
 ●栄養葉と胞子葉の両方が見えます。葉の裏に胞子がある方が胞子葉です。
 ●この家主の樹木は、以前セッコクでも登場したカイヅカイブキです。 

    IMGP1584.jpg      IMGP0351.jpg 
    撮影:2003年5月11日     撮影:2003年10月18日
    『山奥植物園』(自宅)        高槻市「神峰山寺」
 ●左の写真のマメヅタは手水鉢の石に着生しています。 というより、祖父がこのマメヅタを石に貼り付けたということのようです。

 切手は手元にありませんでした。

1348.百人一首の植物(16):ノキシノブ

  久しぶりになりますが、「百人一首の植物」第16弾、ノキシノブです。

 100.「ももしきや 古き軒端の しのぶにも なほあまりある 昔なりけり」(順徳院)
 (宮中の古い軒に生えているノキシノブを見るにつけても、偲んでも偲んでも尽くせない昔であることよ)
  順徳院は鎌倉幕府に対して倒幕の運動を起こしましたが果たせずに、佐渡に配流になった人です。思いの叶わなかったご自身の一生を振り返ってつくられた歌のように思われます。

 先日からウラボシ科の植物が連続して登場しましたが、このノキシノブを忘れるところでした。
 ノキシノブは、ウラボシ科 Lepisorus 属(ノキシノブ属)の植物(群)です。アジアの熱帯から温帯地域に50種が、日本にはそのうち10種が分布しているようです。

 この属の植物はお互いによく似ていて、種を見分けるには鱗片(シダ植物の茎や根につく鱗状のもの)を観察する必要があるということですので、いささか手に余ることです。

 和名のノキシノブは軒下にも生えてシノブのように着生するところからつけられたということです。

 写真です。

ノキシノブ Lepisorus thuncergianus

    P1110400.jpg     P1110401.jpg
撮影:2014年2月26日 『山奥植物園』(「荒滝山」山頂)

    IMGP1835.jpg
撮影:2003年5月23日 亀岡市「大本花明山植物園」


ノキシノブの一種 Lepisorus sp.

    DSCN0295.jpg
撮影:2003年10月5日 河内長野市「金剛寺」

 切手は手元にありませんでした。
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週末は山歩きをしています。
鬼軍曹というニックネームをいただきましたのでそのまま使います。

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