2072.今日の植物(1573):ケテラク

 今日の植物は、ケテラクという植物です。

 ケテラクは、ウラボシ科 Ceterach属(ケテラク属)のシダ植物で、The Plant Listには承認された種として2つの種が挙げられていました。
 一方、ウイキペディアでCeterachと検索すると自動的にAsplenium(チャセンシダ)の記事に行くようになっていました。記事によれば、Ceterachに分類される種はAsplenium属の種と容易に交配種が作成可能だということから、広義のAsplenium属とされているということでした。
 今回は、The Plant Listに従って、Ceterach属として取り扱うことにします。(いささか行き当たりばったりで一貫していない感じではありますが・・・)

 切手に描かれているCeterach officinarum種は、英語名でRustybackと呼ばれる植物で、葉の裏側に黄褐色の毛を持っている所から名づけられたようです。この植物は、古くから利尿剤として利用されてきたということです。

 写真です。

ケテラク・オフィキナルム Ceterach officinarum(=Asplenium ceterachとも)

    Ceterach-officinarum-2[1]

 切手です。

ケテラク・オフィキナルム Ceterach officinarum

    stire0602.jpg
1986年 アイルランド発行
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1362.山奥植物園の植物(41):マメヅタ

 『山奥植物園』の植物、マメヅタという植物です。先日、マメヅタランという植物が登場しましたが、その名前のもとになったとされるのがこのマメヅタです。

 マメヅタは、ウラボシ科 Lemmaphyllum属(マメヅタ属)の常緑シダ植物です。
 樹木や石に着生する植物で、マメヅタ(豆蔦)の名前のように一見ツタの仲間のように見えますが、れっきとしたシダの仲間なのです。
 わが国の東北以南から四国、九州に分布し、朝鮮半島、台湾、中国にも分布しています。

 この植物は小さな葉を持っているのですが、葉には2種類あって、丸くて厚いのが栄養葉、細く長いのが胞子葉と呼ばれています。栄養葉は水分を蓄える機能を持っており、一方胞子葉の方は胞子を蓄える部分を持っています。
 別名をマメシダ、マメゴケ、イワマメ、マメヅル、イシマメなどと言うそうですから、この植物の特徴を見ているのでしょう。

 写真です。

マメヅタ Lemmaphyllum microphyllum 

     P1110662.jpg     P1110661.jpg
撮影:2014年3月27日 『山奥植物園』(自宅)
 ●栄養葉と胞子葉の両方が見えます。葉の裏に胞子がある方が胞子葉です。
 ●この家主の樹木は、以前セッコクでも登場したカイヅカイブキです。 

    IMGP1584.jpg      IMGP0351.jpg 
    撮影:2003年5月11日     撮影:2003年10月18日
    『山奥植物園』(自宅)        高槻市「神峰山寺」
 ●左の写真のマメヅタは手水鉢の石に着生しています。 というより、祖父がこのマメヅタを石に貼り付けたということのようです。

 切手は手元にありませんでした。

1348.百人一首の植物(16):ノキシノブ

  久しぶりになりますが、「百人一首の植物」第16弾、ノキシノブです。

 100.「ももしきや 古き軒端の しのぶにも なほあまりある 昔なりけり」(順徳院)
 (宮中の古い軒に生えているノキシノブを見るにつけても、偲んでも偲んでも尽くせない昔であることよ)
  順徳院は鎌倉幕府に対して倒幕の運動を起こしましたが果たせずに、佐渡に配流になった人です。思いの叶わなかったご自身の一生を振り返ってつくられた歌のように思われます。

 先日からウラボシ科の植物が連続して登場しましたが、このノキシノブを忘れるところでした。
 ノキシノブは、ウラボシ科 Lepisorus 属(ノキシノブ属)の植物(群)です。アジアの熱帯から温帯地域に50種が、日本にはそのうち10種が分布しているようです。

 この属の植物はお互いによく似ていて、種を見分けるには鱗片(シダ植物の茎や根につく鱗状のもの)を観察する必要があるということですので、いささか手に余ることです。

 和名のノキシノブは軒下にも生えてシノブのように着生するところからつけられたということです。

 写真です。

ノキシノブ Lepisorus thuncergianus

    P1110400.jpg     P1110401.jpg
撮影:2014年2月26日 『山奥植物園』(「荒滝山」山頂)

    IMGP1835.jpg
撮影:2003年5月23日 亀岡市「大本花明山植物園」


ノキシノブの一種 Lepisorus sp.

    DSCN0295.jpg
撮影:2003年10月5日 河内長野市「金剛寺」

 切手は手元にありませんでした。

1334.今日の植物(891):ミツデウラボシ

 今日の植物は、ミツデウラボシという植物です。またもシダ植物です。

 ミツデウラボシはウラボシ科 Selliguea属(セリゲア属)の植物で、我が国の各地をはじめ朝鮮半島南部や台湾に分布している植物です。
 名前は、この植物の葉が3つに分かれているところから来ています。

 少しややこしいのですが、ミツデウラボシはかつてはミツデウラボシ(Crypsinus)属という属に分類されていたようです。
 この属はヒマラヤからニューギニアを中心に約50種、日本にも5種が分布する属だったのですが、その後セリゲア(Selliguea)属に移されるという経緯があったようです。 

 ミツデウラボシの写真です。

ミツデウラボシ Selliguea hastata


    IMGP1721.jpg      738px-Crypsinus_hastatus_mitudeurabosi01[1]
    撮影:2003年5月17日  ●こちらはウイキペディアからです
     奈良市「霊山寺」


 切手です。

ミツデウラボシ Selliguea hastata

    stkor1601.jpg
 1979年 大韓民国発行

(おしらせです)

 先日山口市で出会ったウメの写真を追加しました。
  ウメ http://botdiary.blog122.fc2.com/blog-entry-202.html

1331.今日の植物(890):エゾデンダ

 今日の植物も引き続きシダの仲間のエゾデンダという植物です。
 先日登場したオキナワウラボシ(ヌカボシクリハラン属)という植物がオキナワウラボシ属やこのエゾデンダ属にも分類されることがあるというところで登場した名前でした。

 エゾデンダはウラボシ科 Polypodium属(エゾデンダ属)の植物(群)です。ウイキペディアによりますと、属としてのエゾデンダは75から100種が主として熱帯地方中心に分布しているのだそうです。

 この名前の中にあるデンダというのはシダの古い呼び方レンダから来ているのだそうです。レンダは漢字で書くと「連朶」で、「連なって垂れ下がる枝」というような意味を持っているということです。

 ついでに学名のPolypodiumは、古代ギリシャ語由来でpoly (many) + podion (little foot)とその形態から来ているということです。
 
 写真です。

シシバタニワタリ Polypodium punctatum cv. Grandiceps

    IMGP3857.jpg          P1110157.jpg
    撮影:2004年9月23日          撮影:2014年1月22日
京都府精華町「京都フラワーセンター」     東京都「新宿御苑」


 切手です。1枚ありました。

ポリポディウム・ポリポディオイデス Polypodium polypodioides

    stvnd0704.jpg
 1985年 (旧)ベンダ発行
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週末は山歩きをしています。
鬼軍曹というニックネームをいただきましたのでそのまま使います。

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