1442.山奥植物園の植物(48):ギンリョウソウ

 山奥植物園の植物の第48弾は、ギンリョウソウという植物です。
 先日知人のお宅のお墓に参ったのですが、そこの落ち葉の中に咲いていました。

 ギンリョウソウは、シャクジョウソウ科 Monotropastrum属(ギンリョウソウ属)の多年草で、わが国全土で山地のやや湿り気のあるところに分布しているということです。ほかに千島列島、樺太、朝鮮半島、中国から台湾、インドシナ、ビルマやヒマラヤといった広い地域に分布しているということです。

 代表的な腐生植物だそうで、林の中のベニタケという属の菌類に寄生し、そこから栄養を得て生活しているのだそうです。そのベニタケがまた、樹木から栄養を得ているのですから、二重の栄養補給を受けているといえます。
 名前を漢字で書くと「銀竜草」、別名は、ユウレイタケ。その姿から命名されたものと思われます。

 シャクジョウソウ科というのは初登場ですが、5~8属、15種程を含む科です。
 その全てが腐生植物で、葉緑素を持たないで禽類に寄生して栄養を摂取しているということです。
 遺伝子解析による分類体系では、このシャクジョウソウ科の植物はツツジ科に取り込まれています。これも、なんとなくイメージが合いません。

 科名のシャクジョウは「錫杖」、遊行僧が持つ仏具の一つです。そういえばヒナノシャクジョウという植物(科名)もありました。

 写真です。

ギンリョウソウ Monotropastrum humile

    P1130078.jpg     P1130080.jpg
撮影:2014年5月30日 『山奥植物園』 
 ●日光と影との間で見落としそうな恰好でひそかに咲いていました。

 切手は手元にありませんでした。
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