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2512.今日の植物(1998):アッツザクラ

 今日の植物は、アッツザクラという植物です。

 アッツザクラはユリ科 Rhodohypoxis 属(アッツザクラまたはロドヒポクシス属)の植物で、The Plant Listのデータによれば変種1種を含めて7種のみがこの属に分類されているということですから、小さな属だということになります。

 ウイキペディアの情報によりますと、この属の植物はアフリカ南部(南アフリカ、レソト、スワジランド)を原産地としているということです。小さな球根植物で、8~15センチの高さで白やピンク、赤い花を持っており、園芸植物として栽培されることもあるようです。

 切手に描かれているRhodohypoxis baurii種も属名と同じくアッツザクラ(アッツ桜)と呼ばれています。第二次大戦中に戦場となったアッツ島に因んで命名されたということで、名前は原産地とは関連がないようです。

 このRhodohypoxis 属は、遺伝子解析に基づくAPGの分類体系ではキンバイザサ科という科に分類されています。この科にはRhodohypoxis 属を始め8つの属が分類されているようです。

 写真です。久し振りに手元にありました。と言っても園芸品店の店頭の写真ですので、ウイキペディアにも応援してもらいました。

アッツザクラ Rhodohypoxis baurii

    IMGP2110.jpg     800px-Rhodohypoxis_bauri[1] 
   撮影:2003年6月7日
    高松市「栗林公園」
 ●左の写真は栗林公園の中にある園芸品店で見つけたものです。

 切手です。原産地のレソトから発行されています

アッツザクラ Rhodohypoxis baurii

    stlst0513.jpg
1997年 レソト発行(普通切手) 
 ●この切手は16枚セットで発行されました。魅力的な植物が含まれています。こちらです⇒切手植物図鑑

(このブログは毎週2回、月曜日と金曜日に記事を掲載する予定ですので、また覗いてみてください。)

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2335.今日の植物(1825):イスメネ

 今日の植物は、イスメネという植物です。

 イスメネは、ユリ科 Ismene属(イスメネ属)の植物で、11種ほどが確認されているという小さな植物群です。
 ペルーおよびエクアドルを原産地とする植物なのですが、大きくて派手な花を持っており園芸植物として人気のある植物のようです。

 Ismeneは同じユリ科のヒメノカリス(Hymenocallis)属とよく似た球根をもっていて、かつてはHymenocallis(ヒメノカリス)属に分類されたこともあるようですが、生育環境、分布域や染色体などでは顕著な違いがあるということです。
 なお
APGの分類体系ではIsmeneはヒガンバナ科に分類されています。

 写真です。ネットから借用しています。

イスメネ・アマンケス Ismene amancaes

    Ismene_amancaes[1]

イスメネ属の一種 Ismene sp.

     stsom1103.jpg
  2002年 ソマリア発行 

2315.今日の植物(1805):マッソニア

 今日の植物は、マッソニアという植物です。

 マッソニアは、ユリ科 Massonia属(マッソニア属)の植物で、12種ほどが確認されています。原産地はアフリカ南部で、夏に高温で乾燥した気候になる地域に分布し、その悪条件の夏の間は休眠状態になり、冬の間に成長するという特徴があるということです。

 ユリ科としましたが、遺伝子分析による新しい分類で、APGⅡの体系ではヒアシンス科というのがあってここに、APGⅢではキジカクシ科(アスパラガスなどが入っています)というのに分類されているというややこしい植物群でもあります。

 写真にもありますように、2枚の平たい葉を花が咲くと同時に広げ、独特の外観を持っています。

 属名のMassoniaは18世紀後半のスコットランドの植物学者Francis Masson氏に因んで命名されました。

 写真です。

(左)マッソニア・ヤスミニフローラ Massonia jasminiflora
(右)マッソニア・プストゥラタ Massonia pustulata

    Massonia jasminiflora[1]     Massonia_pustulata[1]

 切手です。

マッソニア・ヤスミニフローラ Massonia jasminiflora

     stlst0506.jpg
1997年 レソト発行(普通切手)

2252.今日の植物(1747):アンテリカム

 今日の植物は、アンテリカムという植物です。

 アンテリカムは、ユリ科 Anthericum属(アンテリカム属)の植物で、The Plant Listでは9つの種名があげてありました。一方、ウイキペディアの記事によれば、この属には約65種が分類されるとされていました。
 数字には少し開きがあるようですが、このAnthericum属の植物の分類は変遷があるようす。

 このブログではクロンキストの分類体系によりこの属をユリ科としていますが、APSの分類体系では AnthericeaeというこのAnthericum属を中心にした(この属だけの?)科に分類され、その後Asparagaceae(キジカクシ科)に分類されるようになったという情報がありました。そんな変遷の途中で9種と65種の違いが生じたものと考えられます。

 そのAnthericum属の植物ですが、主として熱帯地域やアフリカ南部、マダガスカルに分布しているのですが、ヨーロッパに分布する種もあるということです。
 切手に描かれているAnthericum ramosum種は、そのヨーロッパに分布している方の種のようで、中央アジアやロシアにも分布域を広げているということです。

 写真です。

アンテリクム・ラモスム Anthericum ramosum

    Anthericum_ramosum[1]     Anthericum_ramosum_250605[1]
 ●右の写真のように細い葉を持っています。属名のAnthericum はギリシャ語のantherikos(むぎわら)から来ているそうです。多分この細い葉から命名されたのだと思います。

 切手です。

アンテリクム・ラモスム Anthericum ramosum

    strom4001.jpg
2013年 ルーマニア発行(時計と花) 
 ●この「時計と花」というシリーズの趣旨がよく分からないのです。12枚がセットで発行されているのですが、なぜ「時計と花」なのでしょうか。ほかの切手はこちらです⇒「切手植物図鑑」
 
(とほほ・・・)

 この記事、掲載日指定を忘れてしまって9月5日に掲載してしまいましたが、本日11日が掲載日なのでした。

2205.音楽の植物(38):ユウスゲ

 2012年12月4日の「カエデ(5)」が最後でしたので、3年半振りの「音楽の植物」で、登場するのはユウスゲです。

 ユウスゲはユリ科 Hemerocallis属(ワスレグサ属)の植物で、その音楽は森進一氏の「ゆうすげの恋」です。

 実は、ユウスゲは「白山で出合った植物:ニッコウキスゲ」の記事の中でちょっとだけ登場している植物です。ただ、その時の写真は武庫川で撮影したもので、本当にユウスゲなのかちょっと怪しい写真でもありました。

 そんなことで、今度は間違いなくユウスゲ、ということで今回とりあげました。
 地元の新聞で、ユウスゲが満開になったという記事を見つけて出かけてきました。昼過ぎに予め場所を確認しておこうと現地に行ってみました。その時には花は全く見当たらなかったのですが、夕方5時過ぎに行った時には写真のようにあたり一面に咲いていました。確かに「夕菅」なのです。翌朝にはしぼんでしまうということでした。

 このHemerocallis属に分類される植物も見分けがつきにくい植物群です。ウイキペディアなどの情報によりますと、Hemerocallis属の植物はには19の種があるとされていました。
 そのうちユウスゲはHemerocallis citrina種の変種の一つということになります。先に登場したニッコウキスゲはHemerocallis dumortieri 種の変種、Hemerocallis fulva(ホンカンゾウ)という種もあって日本からも切手が発行されています。その他、Hemerocallis minor(ホゾバキスゲ)、Hemerocallis lilioasphodelus(マンシュウキスゲ)(これはHemerocallis flavaという種と同義だとされていることも分かりました)という種も切手に描かれています。
 そのようなことから、前回のニッコウキスゲの記事に切手を追加(*印のものです)し、一部記事の内容も修正しました。また、今回の記事にこれまで登場していなかった
Hemerocallis 属の切手を載せました。

 写真です。

ユウスゲ Hemerocallis citrina var. vespertina

    IMG_0884.jpg   IMG_0895.jpg   IMG_0898.jpg
 撮影:2016年7月19日 山口市徳佐「船平山」
 ●右の写真が眼下に徳佐の町を望む船平山からの眺望です。徳佐は島根県との県境の街で、津和野まで30分以内という場所にあります。

 切手です。

キスゲ(=ユウスゲ) Hemerocallis citrina var. vespertina

    stjpn22007.jpg     stjpn22002.jpg
2013年 日本発行(季節の花 Ⅵ) 

ホンカンゾウ Hemerocallis fulva

    stjpn6002.jpg         stprk0806.jpg
   2002年 日本発行      1974年 北朝鮮発行
 (ふるさと切手「越後の花」) 

ホソバキスゲ Hemerocallis minor

    stprk0802.jpg
  1974年 北朝鮮発行
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週末は山歩きをしています。
鬼軍曹というニックネームをいただきましたのでそのまま使います。

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