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2470.今日の植物(1956):ライコムギ

 今日の植物は、ライコムギという植物です。

 ライコムギは、イネ科 Triticosecale属(ライコムギ属)の植物です。連続イネ科の最後の記事になります。The Plant Listによれば、この属には4つの種があるということです。

 ライコムギは、名前から想像されるように、ライムギとコムギの人為的な交配種なのだそうです。学名のTriticosecaleTriticum(コムギ属)Secale(ライムギ属)が組み合わされたものです。

 ウイキペディアにはライムギとコムギの関係で面白い情報がありました。それによれば、両者は近縁で、交配も可能なのだそうです。もともと、ライムギはコムギ畑の雑草だったそうで、両者の交雑が頻繁に起こっていたのですが、これを防ぐように選択を繰り返した結果、ヨーロッパではライムギと交雑しにくい種が優勢になっていったのだそうです。
 一方、東アジアではライムギが存在しなかったということで、コムギにもライムギと交雑しやすい性質が残されたのだそうです。その交雑の容易なところを利用して、たとえば利用できるたんぱく質をより多く含むライコムギなどが作り出されたのだそうです。

 ライコムギの写真です。といっても、ライムギやコムギとの違いは全くわかりません・・・

 ライコムギ x Triticosecale

    Triticale[1] 

 切手です。

ライコムギ x Triticosecale

    stfra0909.jpg
2017年 フランス発行(穀物)
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2469.今日の植物(1955):ライムギ

 今日の植物は、前回に続く穀物第2弾、ライムギです。

 ライムギは、イネ科 Secale属(ライムギ属)の植物で、The Plant Listによれば、この属に分類される種は9種だとされています。
 穀物としては寒冷な気候や痩せた土壌に対して耐性があるところから、コムギの栽培に向いていない東欧、北欧の寒冷地にて栽培されるということです。

 ライムギが栽培されるようになった面白い経緯がウイキペディアにありました。それによりますと、ライムギは元々コムギ畑の雑草だったのだそうです。その中で、コムギに似た個体が駆除を免れるということを繰り返して、よりコムギに似た形態になったそうです。これを「意図しない人為選択」と呼ぶのだそうですが、さらに環境が劣悪な地域ではコムギの方が生育できなくなって、ライムギの方が穀物の中心になったということです。前回登場したエンバクも同じような経緯で栽培穀物になったのだそうです。

 ライムギはヨーロッパでは広くパンの原料として利用されているほか、ウイスキー(ライウイスキー)やウオッカの原料ともなるということです。

 ライムギという名前は、英語のライムギに当たる「rye」から来ているということです。これは今回初めて知りました。そういえば、「ライ麦畑でつかまえて」というタイトルの本がありました。

 写真です。ウイキペディアから借用しています。

ライムギ Secale cereale

    Ruis[1] 

 切手です。前回のカラスムギと同じシリーズで発行されました。

ライムギ Secale cereale

    stfra0903.jpg
2017年 フランス発行(穀物)

2468.今日の植物(1954):カラスムギ

 今日の植物は、カラスムギです。今日から3回続けて穀物の記事となる予定です。

 カラスムギは、イネ科 Avena 属(カラスムギ属)の植物で、The Plant Listにはこの属に分類されるものとして35の種が掲載されていました。
 ウイキペディアの情報によりますと、Avena 属の植物はヨーロッパ、アジア、アフリカに広く自生しているということで、そのうち切手に描かれているAvena sativa種は広く食用として栽培されているということです。他の種の種子も食用可能だということですが、種子が小さすぎて採取が難しいのだそうです。

 そのAvena sativa種は、エンバク(燕麦)、オートムギあるはマカラスムギ(真烏麦)などと呼ばれるもので、歴史の最初期には雑草のような形で分布していたとされています。約5000年前からは栽培用に改良され、重要な食用穀物となってきたということです。
 これを食用にする場合は、押し麦の形あるいは製粉して使われることが多く、押し麦あるいは砕いたものはオートミールと呼ばれ、水や牛乳、豆乳などでこれを煮て粥状にして食用にすることが多いようです。

 写真です。手元にありませんでしたので、ネットから借用しています。
 カラスムギという種は日本でも普通に見かける種だそうですが、イネ科の植物は見分けがつきにくく、まだこれがカラスムギだと確認した写真がないのです。

(左)エンバク Avena sativa
(右)カラスムギ Avena fatua

    800px-Avena-sativa[1]     800px-AvenaFatua[1] 

 切手です。

エンバク Avena sativa

    stfra0907.jpg
 2017年 フランス発行(穀物)
●フランス発行のこの穀物シリーズは12枚の穀物を描いた切手がセットで発行されました。面白いセットだと思います。
 こちらです⇒切手植物図鑑

(おしらせです)

 タイワンツバキを描いた切手を入手しましたので、追加しました。⇒タイワンツバキ

2318.今日の植物(1808):エンネアポゴン

 今日の植物は、エンネアポゴンという植物です。

 エンネアポゴンは、イネ科 Enneapogon属(エンネアポゴン属)の植物で、The Plant Listには23の種があげてありました。
 この属の植物は、一般にbottle washers (瓶洗い)という名前で呼ばれているのだそうです。白い穂を瓶を洗うブラシに見立てたのでしょうか。そういえば、科は全く別ですがブラシノキ(Bottlebrush)という植物もありました。こちらも「瓶洗い」です。

 この植物は世界中に広がっているようで、切手に描かれているEnneapogon cenchroides種は、アフリカ、マダガスカル、アラビア半島からインドに至る熱帯から温帯地域に分布しているということです。

 写真です。ネットから借りています。

エンネアポゴン・ケンクロイデス Enneapogon cenchroides

    Image1[1]     Image5[1]

 切手です。

エンネアポゴン・ケンクロイデス Enneapogon cenchroides

    stnam0503.jpg
2011年 ナミビア発行(ナミビアの草)
 ●昨日のChloris virgata(オヒゲシバ)と同じセットで発行されたものです。 

(おしらせです)

 同じセットで発行された切手1枚を追加しました。Melinis repens(ルビーガヤ)という植物を描いた切手なのですが、Melinis 属とされた切手は初めてなのです。
  ルビーガヤ http://botdiary.blog122.fc2.com/blog-entry-1639.html

2317.今日の植物(1807):オヒゲシバ

 今日の植物は、オヒゲシバという植物です。

 オヒゲシバは、イネ科 Chloris属(オヒゲシバ属)の植物で、The Plant Listには64の種の名前が掲載されていました。それらの種は世界中に分布するようになっているということですが、特に熱帯、亜熱帯地域、それも南半球に多い植物だということです。

 この属の植物は、共通の名前として windmill grass(風車の草)とか finger grass(指の草)と呼ばれているということです。

 切手に描かれているChloris virgata種は、道路沿いや鉄道の線路沿いなどにも生える頑丈な植物で、もともとはユーラシア大陸やアフリカ、アメリカ大陸を原産地としていたのですが、ハワイやオーストラリア、カナリ―諸島などにも分布域を広げ現地で自生するようになっているということです。現地で雑草とみなされるようになっているのかもしれません。

 属名のChlorisは、ギリシャ神話に登場する春や花を象徴する妖精のことだったようです。なぜこの「雑草」の属名になったのでしょうか?

 写真です。feather fingergrass(羽のような指の草?)と呼ばれているということです。それにしても、イネ科の植物を見分けるのは難しいです。

オヒゲシバ Chloris virgata

    Chloris virgata2     Chloris-virgata.jpg

 切手です。

オヒゲシバ Chloris virgata

    stnam0501.jpg
2011年 ナミビア発行(ナミビアの草)
 ●草(しかも雑草?)を取り上げたシリーズというのも珍しいです。シリーズはこちらです。⇒切手植物図鑑
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週末は山歩きをしています。
鬼軍曹というニックネームをいただきましたのでそのまま使います。

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