1004.マングローブの植物(3):メヒルギ

 マングローブの植物の第3弾はメヒルギという植物です。
 これまでマングローブを構成する植物としてオヒルギオオバヒルギというヒルギ科の植物が登場してきましたが、このメヒルギの登場でヒルギ科3兄弟ということになります。(もちろん、そんな3兄弟という言葉はないでしょうが)

 メヒルギはヒルギ科 Kandelia属(メヒルギ属)の常緑樹の総称であり一つの種でもあります。

 種としてのメヒルギは、東シナ海から北の中国南部、台湾・日本に分布する植物です。日本では、沖縄県および鹿児島県に自生していて、日本が分布の北限だということです。

 名前を漢字で書くと、「雌漂木」となります。オヒルギ(雄漂木)に対して、メヒルギの胎生種子が小さいことからきているということです。
 別名をリュウキュウコウガイとも呼ばれていますが、これはメヒルギの花が笄(かんざし=コウガイ)に似ているところから来るようです。 

 写真ですが、手元にありませんでした。ウイキペディアからの借用です。

メヒルギ Kandelia obovata

    800px-Kandelia_obovata_mehirugi_hana[1]    631px-Kandelia_obovata_mehirugi_hana[1]
 ●花を「かんざし」にみたてたのもうなずけます。

 切手は手元には1枚だけありました。

メヒルギ Kandelia obovata 

     sttwn0402.jpg
        台湾発行 
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1000.マングローブの植物(2):オオバヒルギ

 
 このブログも1000回を迎えました。一昨年の7月に一杯呑んだ勢いで「よっしゃ、ブログをやろう」から始まって、なんとか本日まで続いてきました。いろんな方から声をかけていただいたことを励みにしてやってきました。お礼申し上げます。 
 
 で、本日の植物は「マングローブの植物(2)」オオバヒルギとしています。
 このブログの初期に「マングローブの経済学」というタイトルで掲載した記事を整理し、そこで取り上げた3種類の植物をそれぞれ独立した記事にすることにしました。
 このブログは植物の属や種をベースに記事を作ってきましたので、この「マングローブの経済学」のように複数の属の植物を取り上げると後で整理しにくいものですからそのように組み替えることにしました。これによって、「マングローブの植物(1)」には当初の記事の内容とオヒルギという植物だけを残して、今回がシリーズ第2弾ということになります。
 
 ウイキペディアによりますと、マングローブを構成する植物は世界に70~100種が知られていて、その主要な樹木の多くはヒルギ科、クマツヅラ科、ハマザクロ科に属しているということです。
 そのうち、日本国内でマングローブにだけ分布している植物として、オヒルギメヒルギ、オオバヒルギ(ヒルギ科)、ハマザクロ(ハマザクロ科)、ヒルギダマシ(クマツヅラ科)、ヒルギモドキ(シクンシ科)、ニッパヤシ(ヤシ科)などがあるそうです。    
 その他に、半マングローブ植物と呼ばれる一群の植物があって、マングローブ植物が海水が満ち干する場所以外では成長できないのに対して、半マングローブ植物は陸地でも成長できるのだそうです。これにはハマボウハマジンチョウ、ハマナツメ、サガリバナ、サキシマスオウノキ、ゴバンノアシといった植物が含まれるということです。

 そのマングローブ植物のオオバヒルギは、ヒルギ科 Rhizophora属(オオバヒルギ属)の常緑の高木で、原産地は熱帯アジア地域です。東アフリカ、南アジア、オセアニアに広く分布しており、わが国では沖縄以南の南西諸島に分布してるということです。
 この植物の特徴は、種子が樹上で発芽しそれが落ちて下の海水に運ばれて分布を広げるというところです。このような種子を胎生種子というのだそうです。
 また、タコの足のような根を出して特徴的な樹形をしています。この根はいわゆる呼吸根ではなく、樹体を支えるためのもので支柱根と呼ばれるのだそうです。

 花が白いところからシロバナヒルギ、またヤエヤマヒルギとも呼ばれています。

 写真ですが、手元になかったものでウイキペディアから借用です。

オオバヒルギ Rhizophora mucronata

    450px-Rhizophara_mucronata[1]
 ●西表島の写真で後ろに見えるのはハマザクロの呼吸根だそうです。 

 切手です。

オオバヒルギ Rhizophora mucronata

     stind1301.jpg
2002年 インド発行(第5回気候変動枠組条約締約国会議)
 
    stnca0401.jpg  stnca0402.jpg  stnca0403.jpg
 
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以上8枚は、1928年 (旧)仏領ニューカレドニア発行(普通切手)
 ●この植物がオオバヒルギだと分かったのは、これも小倉博士の「植物切手図鑑」によります。
 
オオバヒルギ Rhizophora stylosa(=mucronata)

    sttwn0401.jpg
        台湾発行 
 ●切手の右に細く描かれているのが発芽した種子で、これが下の海水に落ちて漂流するということになります。中にはそのまま足元に突き刺さってそこで成長するというのもいるようです。

050.マングローブの植物(1):オヒルギ

 8月30日の日経新聞によると、国連環境計画(UNEP)は、熱帯雨林や湿地を破壊するとその経済的な損失が世界で2.0~4.5兆ドルになると発表しました。例えば、熱帯雨林は、気候調整や水流調整、遺伝資源確保などの重要な機能を持っていて、それを破壊すると大きな損害を生じ、また破壊されたものを取り戻そうとするとさらに多額の費用が必要となるという形で計算をしたのです。

 日本人は世界で一番エビを食べる国民(一人当たりの消費量で)だと聞いたことがありますが、タイなどでは、そのエビを養殖するためにマングローブを切り開いて養殖池を作ることが普通に行われているとのことです。
 その場合、エビの養殖から得られる利益(1ha当たり1,220ドル)と、マングローブが持っている災害防止などの経済的な価値(10,820ドル)、伐採されたマングローブを復活させる費用(9,318ドル)などを比較計算すると、マングローブを保全することの方がはるかに経済的に有効だという計算ができるのだそうです。

 我々は、世界中の食物を輸入して食べていますが、それがその地域の利益になっていると思い込んできました。しかし、本当にそうなのか実態をよく知らなければいけませんなあ。身の丈にあった食生活というものをもう一度考えてみる必要があるように思いました。(今回は珍しくまじめです!)

タイ産の輸入エビです。

100901_192943.jpg 撮影:2010年9月1日 「ライフ甲子園口店」

 タイ産の「バナメイえび」と書いてあります。230gが398円ですから、やはり安iい。
 ちなみに、日本で消費されるエビの90%が輸入品です。このバナメイというエビは従来のブラックタイガーに代わって養殖エビの主力に躍り出たもので、タイでは養殖されるエビの99%がこの種類になっているそうです。

 そのマングローブを構成する植物は世界で70~100種があるそうですが、その中でも重要な植物オヒルギです。
 オヒルギはヒルギ科 Bruguiera属(オヒルギ属)の常緑高木で、わが国の南西諸島から台湾、フィリピン、東南アジアに広く分布しています。

 一見花に見える赤色の萼片をもつところから別名アカバナヒルギとも呼ばれています。この花で鳥を集める鳥媒花です。

 名前を漢字で書くと「雄漂木」、水辺に生えることから来たのでしょうか?不明です。

 写真です。

オヒルギ Bruguiera gymnorrhiza

   *P1080217.jpg   *P1080218.jpg
2012年11月22日 京都市「府立植物園」 

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    撮影:2004年5月30日    撮影:2005年10月8日
    名古屋市「東山植物園」     箱根町「強羅公園」

 切手です。

オヒルギ Bruguiera gymnorhiza  

    stpal0106.jpg       *stind1304.jpg         
  1987年 パラオ発行      2002年 インド発行     
     (普通切手)      (第5回気候変動枠組条約締約国会議)
 ●インドの会議はいわゆる「COP5」に当たります。
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週末は山歩きをしています。
鬼軍曹というニックネームをいただきましたのでそのまま使います。

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