2172.今日の植物(1673):シンフォリカルポス

 今日の植物は、シンフォリカルポスという植物です。

 シンフォリカルポスは、スイカズラ科 Symphoricarpos 属(シンフォリカルポス属)の植物で、15ないし19種が確認されている属のようです。 ウイキペディアの情報によると、1種が中国原産であるほかは、北および中央アメリカを原産地としている植物だということです。

 英語名は、snowberryとかwaxberryと呼ばれているようで、黄緑ないしは薄いピンクの花を咲かせ、種によって白色からピンク、赤さらには濃い紫色までの果実を付けるということです。果実の中には堅い種子があり、この種子はなかなか発芽しないまま休眠していることが多いのだそうです。

 属名のSymphoricarpos はギリシャ語由来で、symphorein(to bear together)+karpos(fruit)で、果実が固まってつくところから命名されたようです。

 写真です。自前の写真とウイキペディアからの借用です。

シンフォリカルポス「アメジスト」 Synphoricarpos x doorebosii 'Amethyst'

    IMGP3077XX.jpg
撮影: 2004年8月7日 西宮市「北山緑化植物園」

シンフォリカルポス・アルブス Symphoricarpos albus

    Symphoricarpos albus1

 切手です。

シンフォリカルポス・アルブスの変種 Symphoricarpos rivularis(=Symphoricarpos albus var. laevigatus)

.     stden0504.jpg
  2008年 デンマーク発行 
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1827.今日の植物(1336):リンネソウ

 今日の植物は、リンネソウという植物にしました。
 実は、今日7月14日はこのブログを始めてちょうど5年となる記念の日なのです。酒を飲んだ勢いで「よーしブログをやるぞ」となったことを今でも思い出します。
 一番最初の記事は、キャサリン・ヘプバーンも登場してクチナシでしたが、毎日記事を載せてもう5年経ちました。

 それで今日取り上げる植物を何にしようかと考えたのですが、このリンネソウということにしました。

 リンネソウは、スイカズラ科 Linnaea属(リンネソウ属)の植物で、Linnaea属にはLinnaea borealisという1種(あるいは亜種を含めても3種程度)が属している小さな属です。

 Linnaeaという属名は生物の分類学の父とされ、この植物を愛したスェーデンの博物学者Carl von Linné (カール・フォン・リンネ)氏が自分の名前を冠して命名したものです。ただこのリンネ氏も自分の名前を冠するのはいかんと考えたのでしょうか、最初に発表した時はRudbeckiaという名前で発表しました。
 その後、リンネ氏の師であった
Jan Frederik Gronovius氏がこの植物に最初にLinnaeaという属名をつけて発表したということです。
 ついでながら、リンネ氏が命名したRudbeckiaという属名は、ラップランドの探検家である
Rudbeck氏父子にちなんで命名されたのですが、その後リンネ氏はこのRudbeckiaという属名をスイカズラ科とは全く違うキク科の属名(オオハンゴンソウ)として発表したという話も残っています。

 こんな話を聞くと、植物というものの面白さ、楽しさは、このリンネ氏の功績に負うところも大きいと考えて、5周年記念の「今日の植物」としました。

 で、Linnaeaは、北アメリカ、ヨーロッパそして日本の北部にも分布する植物だということです。ざっと見ると北半球の北極を囲む周辺地域に分布する植物のようで、種子によるよりも、地下茎で匍匐して広がる性質を持っているということです。
 2輪の花がつくところから、英語名をtwinflower(双子花)といいます。日本風にいうとニリンソウというところでしょうが、メオトバナという和名がつけられているようです。

 リンネ氏の分類の話が出てきましたが、このLinnaea属は新しい遺伝子解析による分類では、リンネソウ科という別の科を立ててそこに分類するということになっているようです。

 写真です。ウイキペディアから借りてきました。

リンネソウ Linnaea borealis

    Linnaea_borealis_8803[1]     Linnaea_borealis_15030[1]
 
リンネソウの亜種 Linnaea borealis ssp. longiflora

    Linnaea_borealis_1190[1]

 Linnaea属を描いた切手です。この2枚はそれぞれ別の記事で使ったことがありますので、このブログ初登場ではありません。

リンネソウ Linnaea borealis

    stswe0901.jpg         stusa1144.jpg
 2004年 スェーデン発行   1992年 アメリカ発行
                    (野生の花)

 この2枚の切手が登場したのは次の記事です。
  「植物の分類体系の変遷」  http://botdiary.blog122.fc2.com/blog-entry-83.html
  「お気に入りのセット(3)」http://botdiary.blog122.fc2.com/blog-entry-233.html

726.甲子園口植物園の植物(32):アベリア

 「甲子園口植物園の植物」第32弾は、本日の誕生日の花でもあるアベリアです。
 別に甲子園口でなければ見られないというものではありませんが、こちらでもよく見かけますので勝手にそのようにしました。 

 アベリアは、スイカズラ科 Abelia属(ツクバネウツギ属)の半常緑低木で、中国原産のキネンシス種(Abelia chinensis)とウニフローラ種(Abelia uniflora)の交配種だということです。

 日本には大正時代に入って来たようで、現在ではあちらこちらで生垣にされているのを見ます。今の時期から秋口まで花を咲かせますので、花の少ない時期の貴重な植物ということになります。
 また、花には芳香があります。

 日本名はハナツクバネウツギ(花衝羽根空木)といいます。花の形が羽子板の羽根に似ているところから名づけられたのだと思います。

 写真です。

ハナツクバネウツギ(アベリア) Abelia x grandiflora

    P1060286.jpg     P1060287.jpg

     P1060288.jpg     P1060289.jpg
以上4枚は、撮影:2012年7月1日 『甲子園口植物園』 
 ●下の2枚は、斑入りの種です。確かにかわいらしいという感じはありますが、斑入りの葉がバックだと花が目立たないことになりそうです。

    
IMGP2526.jpg    
撮影:2003年6月22日 尼崎市立花地区         
 ●花の色は白に近い薄いものからピンクが濃くなっているものまで変化があります。

(左)
アベリア「エドワードゴーチェ」 Abelia x grandiflora 'Edward goucher'
(右)アベリア「フランシスメイソン」 Abelia x grandiflora 'Francis masson'
      
     IMGP1368.jpg    IMGP0397XX.jpg

 切手ですが、手元にありませんでした。
 実は、昨年も今日の誕生日の花として取り上げようとしたのですが、切手がないこともあって断念しました。そして一年経過しましたが、状況に変化なし・・・という具合です。

(おしらせです)

 eBayで入手したガマの切手が届きました。
  ガマ http://botdiary.blog122.fc2.com/blog-entry-774.html

599.市町村の植物(1):サンゴジュ

 先日から、市町村が指定している木と花を調べていました。
その中にはたくさんの市町村が指定している植物もありますし、ユニークな植物で1つの市町村だけが指定している植物というのもありました。

 クスノキ、マツ、スギ、キク、サクラなどは多くの市町村がその木や花に指定している植物になります。
 一方、ある1つの市町村しか指定していない植物(といってもこれまで調べた中でですが)というのもあって、なかなか面白いものです。

 ということで、新しいシリーズ「市町村の植物」として、気になる市町村の植物を取り上げることにしました。

 その第1弾は、サンゴジュという植物です。山口県防府市の木に指定されています。
 なぜサンゴジュを市の木に指定したのか調べてみると、同市のホームページでは
  http://www.city.hofu.yamaguchi.jp/soshiki/1/ki-hanaki-hana.html
 ということで、選考理由は、次のようになっていました。なんだ、特別な理由はないのか・・・・という感じです。
  ・繁殖が容易で、成長が早い
  ・公害にも強く、サンゴのような実をつける
 特に、「サンゴのような実をつける」というのが、なぜ「市の木」指定の理由なのかよく分からんところです。

 山陽自動車道という高速道路がこの防府市を通過しているのですが、その中央分離帯にこのサンゴジュが植えてあって、名前の「サンゴジュ」が表示してあるのを見たことがあります。「なんでサンゴジュを植えているのかなあ」と思ったことがあったのですが、防府市の木だったからでしょう。

 そのサンゴジュは、スイカズラ科 Viburnum 属(ガマズミ属)の常緑高木です。千葉県以西から東南アジアまでの地域に野生しているようです。
 日本では庭木や街路樹として多く見かけます。秋には鮮やかな赤い果実を円錐形につけます。
 厚くて水分を含む葉が火災の延焼防止効果があるということで防火樹としての機能も持っているようです。
 
 このViburnum 属では以前にガマズミが登場していますので2つ目ということになります。

 ウイキペディアによれば、サンゴジュは、他に横浜市、大東市の「市の木」に指定されているようで、防府市だけではなかったみたいです。

 サンゴジュの写真です。

サンゴジュ Viburnum odoratissimum var. awabuki
 
●種小名の「odoratissimum」は「非常に香りがよい」という意味なのですが、サンゴジュが良い香りをしているということには気づきませんでしたなあ。

    IMGP2137.jpg        IMGP1861X.jpg
    撮影:2003年6月7日       撮影:2003年12月29日
      高松市屋島         西宮市「県立甲山森林公園」

  
    IMGP3277.jpg     IMGP3278.jpg 
以上2枚は、撮影:2003年8月31日 西宮市「浜甲子園運動公園」

 サンゴジュを描いた切手はありませんでした。発行されていないかも。

432.今日の植物(198):タニウツギ

 本日の植物は、タニウツギという植物です。実は、本日の誕生日の花としてアベリアを取り上げようと考えていたのですが、写真はあるのですが切手がありませんでした。
 そこで、同じスイカズラ科のタニウツギに変更です。

 タニウツギは、スイカズラ科 Weigela 属(タニウツギ属)の落葉小高木です。日本特産の種で、梅雨時の山道でピンクのこの花に出合うとそれは嬉しいものです。

 タニウツギは漢字で書くと「谷空木」、幹が空洞になっていることから空木とさいう名前です。

Weigela 属の写真です。

タニウツギ Weigela hortensis

    
IMGP1807.jpg
撮影:2003年5月23日 大阪府豊能町

以下の2枚は、2012年5月13日追加分です。

    P1050658.jpg     P1050660.jpg
撮影:2012年5月12日 猪名川町「雨森山」 
 ●雨森山から下山の途中で出合いました。まさに満開、これまで出合ったもので最も鮮やかでした。

ハコネウツギ Weigela coraeensis

    IMGP1725.jpg
撮影:2003年5月17日 奈良市
 ●ハコネウツギは最初は白い花の色が赤くなります。


(以下2枚は、2012年7月1日追加分です)

    P1060250.jpg     P1060251.jpg
撮影:2012年6月30日 「六甲山」 

ヤブウツギ Weigela floribunda

    IMGP1646.jpg        
撮影:2003年5月11日 『山奥植物園』

オオベニウツギ Weigela florida

    IMGP4396.jpg
撮影:2004年11月8日 神戸市「六甲山森林植物園」

Weigela 属の切手です。

タニウツギ Weigela hortensis

    stkor0605.jpg
1993年 大韓民国発行(野の花)

ウエイゲラ・ロセア Weigel(i)a rosea

     
stomn0305.jpg
   1972年 オマーン発行
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週末は山歩きをしています。
鬼軍曹というニックネームをいただきましたのでそのまま使います。

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