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2692.今日の植物(2175):ミツバグサ

  今日の植物は、ミツバグサと言います。

 ミツバグサは、セリ科 Pimpinella 属(ミツバグサ属)の植物で、The Plant Listには115の種があげてありましたので、かなり大きな属ということになります。

 ウイキペディアにはこの属に関する情報は少なくて、セリ科に分類されるということとアニスという香りのよい種がこの属に含まれているという情報しかありませんでした。
 もう少し情報をさがそうと、他のサイトで調べてみたところ、この属の植物は、ヨーロッパから東アジア、中東といった広い地域で古くから薬草や香辛料として使われてきたことが記されています。中でもアニス(Pimpinella anisum)は、飲料のスピリッツドリンクの香りとして使われています。また古代エジプトではミイラを作る際の臭い消しとしても使われたという情報もありました。

 切手に描かれているPimpinella cypria種は、北キプロスに固有の植物で、北向きの石灰質の土壌で育ち、小さな白い花をまとまって咲かせます。

 写真です。ネットから借用しています。

ピンピネラ・キプリア Pimpinella cypria

    Pimpinella.jpg    Pimpinella1.jpg

 切手です。その北キプロス(今はトルコ領です)から発行されています。

ピンピネラ・キプリア Pimpinella cypria

    stcypt0303.jpg
2004年 トルコ領キプロス発行(花)
 ●この切手は次のセットで発行されました。⇒切手植物図鑑
  種小名のcypriaは、「キプロスの」というだと思います。
 
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2691.今日の植物(2174):クリスマム

  今日の植物は、クリスマムと言います。

 クリスマムは、セリ科 Crithmum 属(クリスマム属)の植物で、ウイキペディアでは切手に描かれているCrithmum maritimum種だけの1属1種の属だとされています。
 しかし、いつも頼りにしておりますThe Plant Listでは、そのCrithmum maritimum種はunresolved(確認されていない)ということになっており、他に6種ほど名前があげられた種があるのですが、そのいずれも他の属の同義だとされています。

 そのようなことで、今回はウイキペディアの情報によるCrithmum maritimum種の情報を記すことにします。
 それによりますと、この種は食用になる植物で、ブリテン島の南および西部、アイルランド、地中海沿岸、ヨーロッパ西岸、カナリー諸島、北アフリカ及び黒海沿岸の広い地域で見られる植物だということです。

 この植物は、rock samphire(ロックサンファイア)と呼ばれ、よい香りの葉を持っていて、酢漬けにしたり生でサラダとして食用にされるということです。ただ、名前からも想像されますが、岩場に生育する植物で、危険な崖に登って採取する必要があるのだそうで、シェークスピアの「リア王」でもこの植物を採取するのが危険だとされているのだそうです。

 また、ビタミンCやE、Kなどを豊富に含む植物でもあるようです。

 写真です。

クリスムム・マリティムム Crithmum maritimum

    Crithmum 2    crithmum-maritimum.jpg

 切手です。

クリスムム・マリティムム Crithmum maritimum

    stjer1001.jpg
2003年 ジャージー発行(Offshore Reef:岩礁?) 
 ●この切手と一緒に発行された切手はこちらです⇒切手植物図鑑
 

2690.今日の植物(2173):アストランティア

  今日の植物は、アストランティアと言います。再びセリ科に戻ってきました。

 アストランティアは、セリ科 Astrantia属(アストランティア属)の植物で、The Plant Listには亜種も含めて16の種があげてありました。
 ウイキペディアの情報によりますと、この属の植物はヨーロッパ中央部から東部、南部およびコーカサスを原産地とする植物で、芳香を持つ根、掌状の葉、目立つ花を持っています。

 切手に描かれているAstrantia major種も、中央から東ヨーロッパ原産の植物で、芳香を持った多年草で、花壇で栽培される植物です。
 また、医薬用途に使用されるエッセンシャルオイルを持ち、アミノ酸を生産する植物だとされています。
 古くからハーブとして利用されていたこともあって、原産地から各地に移入され、現地で自生することになったものも多いのだそうです。

 属名のAstrantiaは、ラテン語のaster(星)に由来しているのだそうです。花の形から来ているものと思われます。キク科にはAster(シオン属)という属名もあります。こちらが本家というところでしょうか。

 写真です。ネットから借用しています。

(左)アストランティア・マジョール Astrantia major
(右)アストランティア・ミノール Astrantia minor

    Astrantia_Major.jpg    Astrantia_minor.jpg
 ●種小名にmajor(より大きい) とminor(より小さい)を持つ植物も多いのです。
  このブログで両方の写真と切手があるのは、ツルニチニチソウの記事に登場したツルニチニチソウ(Vinca major)とヒメツルニチニチソウ(Vinca minor)でした。

 切手です。

アストランティア・マジョール Astrantia major

    stden0603.jpg
2011年 デンマーク発行(夏の花) 
 ●この切手と一緒に発行された切手はこちら⇒切手植物図鑑

2688.今日の植物(2172):エゾボウフウ

  今日の植物は、エゾボウフウと言います。未登場の科はセリ科になりました。

 エゾボウフウは、セリ科 Aegopodium 属(エゾボウフウ属)の植物で、The Plant Listでは8つの種があげてありましたので、小さな属ということになります。
 ウイキペディアの情報によりますと、この属の植物はヨーロッパと西アジア原産だそうです。花は春から夏にかけて咲き、様々な昆虫を集めて受粉ということです。
 日本にも野生種がエゾボウフウという1種だけ分布しており、切手に描かれているAegopodium podagraria(イワミツバ)種が日本にも帰化しているということです。
 属名は漢字で書くと、「蝦夷防風」となりますが、もともとボウフウという名前の植物は同じセリ科のボウフウ属の植物です。こちらの方は、生薬として使われるれっきとした薬用植物ですが、エゾボウフウ属の方は薬効のないものもあるようです。

 切手に描かれているAegopodium podagraria種は、ユーラシア大陸原産の植物ですが、園芸用に各地に導入され、その結果、現地の植生に影響を与え侵略的な植物として取り扱われることもあるということです。
 ホウレンソウに似た葉は食用になり、また古くから関節炎や痛風の治療薬として使われたということです。

 写真です。これもネットから借用しています。

(左)エゾボウフウ Aegopodium alpestre
(右)イワミツバ Aegopodium podagraria

    Aegopodium_alpestre.jpg    Aegopodium_podagraria.jpg

 切手です。

イワミツバ Aegopodium podagraria

    stden0704.jpg
2018年 デンマーク発行(野生の食用植物)
 ●食用植物として取り上げられています。一緒に発行された切手はこちらです⇒切手植物図鑑
  イタドリやイラクサの仲間も取り上げられて、楽しいセットです。
 

2647.今日の植物(2132):イノンド

  今日の植物は、イノンドと言います。久しぶりに写真と切手が手元にある植物です。

 イノンドは、セリ科 Anethum属(イノンド属)の植物で、ウイキペディアの情報では、この属に分類される種は切手に描かれているAnethum graveolens種の一種だけという1属1種の属だということです。一方、The Plant istには4つの種があげてありましたが、いずれにしても小さな植物群ということには変わりなさそうです。

 ウイキペディアの情報では、この植物は英語名をディル(Dill)といい、種子や葉が香辛料として使われる植物だということです。
 南ヨーロッパ、イラン、西南アジアから中央アジアが原産地で、薬草として古くからヨーロッパ、北アフリカ、アジアで栽培されていたのだそうです。5000年前のエジプトでも薬草として使われたという記録があるほど、伝統的な香辛料、薬草だったようです。

 イノンドという妙な名前は、ウイキペディアによれば和名なのだそうです。語源はスペイン語名のenerdo(エネルド)でそれが転化したものではないか、ということです。

 写真です。

イノンド Anethum graveolens

    P1060051.jpg 
撮影:2012年6月3日 西宮市「北山緑化植物園」

 切手です。

イノンド Anethum graveolens

    stkuw0203.jpg 
1983年 クウエート発行(砂漠の植物)
 ●この切手は次のセットで発行されました。⇒切手植物図鑑
 このセットは全部で50種類の切手で構成されているものです。その全部が欲しいと思って探しているところです。
 
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週末は山歩きをしています。
鬼軍曹というニックネームをいただきましたのでそのまま使います。

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