2333.今日の植物(1823):ドロソフィルム

 今日の植物は、ドロソフィルムという植物です。

 ドロソフィルムは、モウセンゴケ科 Drosophyllum属(ドロソフィルム属)の植物で、この属には切手に描かれているDrosophyllum lusitanicum 種の1種のみが分類されているという1属1種の植物群です。
 遺伝子分析による分類では、Drosophyllum1属のみでドロソフィルム科とされるようになっているということですので、ここでは1科1属1種の植物ということになります。

 Drosophyllum lusitanicum は、スペイン、モロッコ、ポルトガルといった地域に分布する食虫植物です。
 これらの地域の海岸に近い乾燥したところに分布する大型の食虫植物で、葉の腺毛から分泌する粘液によって昆虫を捕らえて消化吸収するのだそうです。高さは1メートルを超えるものもあり、粘着方式の食虫植物では屈指の大きさだということです。

 日本には大正時代に導入されたそうで、栽培している園芸家もあるそうです。

 属名のDrosophyllumは「露+葉」を意味しておりその葉の姿をあらわしたものだと思われます。また、種小名の lusitanicum は
「ポルトガルの」という意味だということです。


 写真です。

ドロソフィルム Drosophyllum lusitanicum

    DrosophyllumLusitanicum.jpg     Drosophyllum_lusitanicum2.jpg

 切手です。

ドロソフィルム Drosophyllum lusitanicum

    stsom1002.jpg
2000年 ソマリア発行(食虫植物)
 ●この切手と一緒に発行されたセットです。いずれも食虫植物を描いたちょっと不気味なセットになっています。
  ⇒切手植物図鑑

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2159.今日の植物(1660):ウチワノキ

 今日の植物は、ウチワノキという植物です。属名Aの植物ですが、属名Zから戻ってきましてAの最後にまで到達しました。

 ウチワノキは、モクセイ科 Abeliophyllum属(ウチワノキ属)の植物で、これも切手に取り上げられているウチワノキ(Abeliophyllum distichum)種の1種のみが確認されているという1属1種の植物です。

 Abeliophyllum distichumは朝鮮半島固有の植物で、生息している場所も7か所だけという状態で、自生しているものは絶滅危惧種に指定されています。
 春に良い香りをした白い花を咲かせるということで、園芸植物としてはヨーロッパや北米で栽培されているということです。

 分類上は、同じモクセイ科のレンギョウに近いとされていますが、レンギョウは黄色の花を咲かせるなどの相違点があり、そんなところからシロレンギョウと呼ばれることもあるということです。

 写真です。ネットから借用しています。

ウチワノキ Abeliophyllum distichum

    abeliophyllum_distichum[1]     Abeliophyllum_distichum_02[1]
 ●右の写真は果実で、この形が団扇に似ている所から命名されました。


 切手です。

ウチワノキ Abeliophyllum distichum

    stkor1905.jpg
1980年 韓国発行(自然保護)
 ●園芸種でしょうか、ピンクの花を咲かせるものもあるようです。「団扇」も描かれています。

1237.今日の植物(821):ソケイ

 今日の植物は、ソケイという植物です。本日の誕生日の花にヒイラギがあるのですが、これも登場済みということで、同じモクセイ科の植物としてソケイを取り上げました。

 ソケイは、モクセイ科 Jasminum属(ソケイ属)の植物の総称で、これまでも同じソケイ属としてウンナンオウバイジャスミンマツリカが登場していますのでソケイ属の第4弾ともなり、これまで登場した以外の種を取り上げることにしました。

 まとめてみますと、モクセイ科には約25属、600種の植物が含まれているということで、そのうちソケイ属には約300種があるということですから、モクセイ科の中では最も大きな属ということになるようです。

 これまで登場した以外のJasminum属の写真です。

リュウキュウソケイ Jasminum trinerve

    P1090806.jpg    P1090807.jpg
撮影:2013年6月11日 宇部市「常盤公園」

(左)ソケイ Jasminum officinale
(右)ヤスミヌム・ニティドゥム Jasminum nitidum

    IMGP3645XX.jpg      IMGP2614XX.jpg
    撮影:2004年9月7日      撮影:2004年5月30日
     東京都「新宿御苑」      名古屋市「東山植物園」

(左)キソケイ Jasminum hunile var. revolutum
(右)ヤスミヌム・ポリアンツム Jasminum polyanthum

     Imgp1539.jpg          IMGP0055XX.jpg
    撮影:2003年5月4日      撮影:2004年3月21日
    守山「バラ・ハーブ園」      草津市「水生植物園」


 Jasminum属を描いた切手です。       

ソケイ Jasminum officinale

    stsrn0505.jpg        sttrk0302.jpg
     1990年 スリナム発行       1960年 トルコ発行
                               (花祭り)

    stsyr0703.jpg
1973年 シリア発行(国際フラワーショー)
 
ヤスミヌム・オーリクラトゥム Jasminum auriculatum

    stgui0414.jpg        sttha0702.jpg
  1979年 赤道ギニア発行    1985年 タイ発行
 (自然保護シリーズ「アジア」)    (国際文通週間)

(左)ヤスミヌム・ボルビレ Jasminum volubile
(右)ヤスミヌム・グラキレ Jasminum gracile

    stnfi0213.jpg           stnep0101.jpg
1984年 豪領ノーフォーク島発行  1997年 ネパール発行

(左)ヤスミヌム・アフィニス Jasminum affinis
(右)オウバイ Jasminum nudifolum

    stnag0103.jpg        stjer0502.jpg
   1974年 ナガランド    2003年 ジャージー発行

ヤスミヌム・フルティカンス Jasminum fruticans

    stalr0303.jpg
1991年 アルジェリア発行(砂漠の植物)

1208.癒しの植物(37):マツリカ

 「癒しの植物」の第37弾、マツリカです。本日の誕生日の花、ヒイラギに代わって同じモクセイ科から登場です。

 マツリカは、モクセイ科 Jasminum 属(ソケイ属)の常緑半蔓性低木で、もともとはインドからアフガニスタン、イランにかけて分布していたそうです。
 ソケイ属としてはこれまでにジャスミンウンナンオウバイが登場していましたので、その第3弾ということになります。

 マツリカの葉の先端に咲く白い花は芳香を持っていて、中国などで飲まれるジャスミンティーはこのマツリカの花を使っています。
 名前を漢字で書くと「茉莉花」、ベニマツリルリマツリハリマツリなどという植物がありますが、いずれもこのマツリカを意識して命名されたもので、「祭り」ではありません。
 マツリカはフィリピンの国花でもあります。

 写真です。

マツリカ Jasminum sambac

    IMGP3581XX.jpg       P1060464.jpg
    撮影:2004年9月7日      撮影:2012年7月22日
    東京都「新宿御苑」     東京都「夢の島熱帯植物園」


    P1100071.jpg
撮影:2012年6月17日 京都市「府立植物園」 

 切手です。たくさんの切手が発行されています。

マツリカ Jasminum sambac

    stphi0401.jpg      stphi0901.jpg
      1993年              1948年
       (国花)

    stphi1502.jpg
1999年(韓国との国交50年) 以上3枚は、フィリッピン発行
 ●この韓国との国交を祝う切手に描かれているもうひとつの花は、韓国の国花のムクゲです。

    stidn0404.jpg     stidn0803.jpg
        1957年               1992年

    stidn1201.jpg       stidn9901.jpg
       1993年      1953年(婦人会議25年)
以上4枚は、インドネシア発行

    stnau0103.jpg         stgyn1016.jpg
  1973年 ナウル発行         ガイアナ発行
     (普通切手)           (ガイアナの花)

      stsyr0704.jpg
1973年 シリア発行(国債フラワーショー)
 ●この花はちょっとマツリカに見えませんが、小倉博士の「植物切手図鑑」では「八重のマツリカ」としてありました。 

1201.今日の植物(796):イボタノキ

 今日の植物は、イボタノキという植物です。本日の誕生日の花はキンモクセイだったのですが、これは登場済みということで同じモクセイ科のイボタノキにしました。

 イボタノキは、モクセイ科 Ligustrum属(イボタノキ属)の木本の総称でありまた一つの種でもあります。
 イボタノキ属には約50種ほどが属していて、原産地はヨーロッパ、北アフリカ、アジアからオーストラリアと広い地域にまたがっているようです。
 種としてのイボタノキは我が国と朝鮮半島に分布する落葉低木で生垣などにも利用されています。

 イボタノキを漢字で書くと「水蝋樹」あるいは「疣取木」となります。前者は、このイボタノキに寄生するイボタロウムシという昆虫がつくる「いぼた蝋」という蝋がろうそくなどに利用されるところから来ています。

 同じ属でネズミモチという植物があります。妙な名前ですが、果実がネズミの糞のようで、モチノキに似ているところからそんな名前になったのだそうです。

 このイボタノキの登場で手元にあるモクセイ科の属は全て登場したことになります。これまで登場したのは次の通りです。
  モクセイ(ヒイラギモクセイ)、オリーブハシドイレンギョウヒトツバタゴトネリコ、ソケイ(ウンナンオウバイジャスミン
 
 このモクセイ科には24属、600種の植物が含まれるそうですから、これもほんの一部ということになります。

 ついでに思い出しました。ヘンナという文字通り変な名前の植物がありましたが、これは別名をエジプトイボタノキとも呼ばれていました。ただし、両者は分類上関連のない間柄です。

 Ligustrum属の写真です。

イボタノキ Ligustrum obtusifolium

    IMGP1312XX.jpg 
撮影:2004年4月14日明石市「県立明石公園」

    445px-Ligustrum_obtusifolium1[1]
 ●前の写真がイボタノキなのかちょっと不安がありますので、ウイキペディアから1枚借りてきました。こちらは間違いなくイボタノキです。

セイヨウイボタ Ligustrum vulgare

    IMGP2655X.jpg        IMGP2950.jpg
    撮影:2004年1月27日       撮影:2003年8月3日
    岩国市「吉香公園」        
豊中市「都市緑化植物園」
 ●このセイヨウイボタはプリベットとかヨウシュイボタと呼ばれており、ヨーロッパから北アフリカが原産地の種です。道路沿いの植え込みによく見かけます。


ネズミモチ  Ligustrum japonicum

    IMGP2356XX.jpg       IMGP0004.jpg
    撮影:2004年5月29日       撮影:2003年10月11日
  三木市「県立三木山森林公園」        尼崎市

    IMGP1422.jpg       IMGP1398.jpg
   撮影:2003年11月22日     撮影:2003年11月22日
     西宮市「海清寺」      
大阪市「市立長居植物園」

トウネズミモチ Ligustrum lucidum

    IMGP2262.jpg      IMGP2653X.jpg
    撮影:2003年6月15日      撮影:2004年1月27日
  神戸市「六甲山森林植物園」     岩国市「吉香公園」

フイリトウネズミモチ Ligustrum lucidum forma variegata

    IMGP4039.jpg 
    撮影:2004年9月26日
  神戸市「六甲山森林植物園」

 Ligustrum属描いた切手は手元にありませんでした。これは切手にしにくいでしょうか。
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週末は山歩きをしています。
鬼軍曹というニックネームをいただきましたのでそのまま使います。

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