2248.今日の植物(1743):バロタ

 今日の植物は、バロタという植物です。

 バロタは、シソ科 Ballota 属(バロタ属)の植物で、The Plant Listでは40種、ウイキペディアでは31種があげてありました。
 温帯地域の地中海沿岸に分布の中心を持つ植物で、ほかにアフリカ南部や中央アジア、北ヨーロッパ、北大西洋の島嶼地域にも分布しているということです。これらの地域の岩場や荒れ地に分布しているようです。
 このBallota 属の植物は、昆虫の幼虫の餌になるようです。

 切手に取り上げられているBallota nigra種は、もともとはヨーロッパに広く分布していたのですが、現在ではアルゼンチン、ニュージーランドや米国の東部でも自生しているということです。
 ウイキペディアによりますと、独特のmould or humidity(カビや湿気)を思わせる強い匂いを持っているということですから、良い香りを持っているシソ科の中では余り好まれない植物なのかもしれません。
 属名のBallota はギリシャ語のballo(寄せ付けな)から来ているそうで、この強い匂いのため家畜もこの葉は食べないことから来ているのだそうです。

 ただ、そのような香りもこの植物が薬効を持っていることも表しているようで、薬用になる成分を含んでいるという情報もありました。

 写真です。

バロタ・ニグラ Ballota nigra

    Ballota_nigra.jpg

 切手です。

バロタ・ニグラ Ballota nigra

    sttuv0603.jpg
2005年 ツバル発行(薬用植物)
 ●ツバルは大洋州の島国ですから、この地域にも分布していてしかも薬用植物として認知されているということが分かります。
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2186.今日の植物(1686):フロモイデス

 今日の植物は、フロモイデスという植物です。

 フロモイデスは、シソ科 Phlomoides属(フロモイデス属)の植物で、The Plant Listには139の種名が挙げてありました。ところが、ウイキペディアにはこのフロモイデスに関する情報が全く見当たらない、という状況で、これは昨日の*とおなじだなあ・・・です。

 同じシソ科にPhlomis属(PhlomoidesPhlomisに似ているという意味があるようです)という植物群があるのですが、ウイキペディアではPhlomoides属のある種をPhlomis属の種の別名としているものもあるようです。ほかのサイトではPhlomoidesPhlomisと両者を同一のものとしているのもありました。
 ですが、ここはPhlomoidesを独立した属として取り扱うことにします。

 ところがウイキペディアに記事がなかったように、ネット上にもPhlomoidesに関する情報が少なかったのです。少ない情報を合わせてみると、このPhlomoides属の植物は中央アジア当たりに多くが分布しているようです。
 
 写真です。ネットから借りてきました。これはシソ科の植物とは思えない外観をしています。でもう一つ別の種の写真も借りてきました。こちらはシソ科だなあ、です。

(左)フロモイデス・スペキオサ Phlomoides speciosa
(右)フロモイデス・ステラタ Phlomoides stellata

    Phlomoides_speciosa.jpg     Phlomoides stellata

 切手です。

フロモイデス・チンガニカ Phlomoides tschimganica

    stuzb0604.jpg
2012年 ウズベキスタン発行 

2160.今日の植物(1661):ジジフォラ

 今日の植物は、ジジフォラという植物です。属名もAまで戻りましたが、その間に新たに入手した切手や写真を撮った植物もありますので、もう一度、属名ZからAに向けて取り上げることにしました。

 で、そのジジフォラは、シソ科 Ziziphora属(ジジフォラ)の植物で、The Plant Listでは27種、ウイキペディアでは17種の名前が挙げてありました。The Plant Listの27種のうち10種は亜種とされていますので、種の数としては両者とも17種としていることになりそうです。

 ウイキペディアの情報によりますと、Ziziphora属の植物はヨーロッパの南部および東部、アフリカの北西部、それからアジアのヒマラヤおよびアルタイ山脈に至る地域に分布しているということです。
 乾燥した環境に強く、良い香りのする葉を持っているということです。

 そのうち切手に取り上げられているZiziphora clinopodioides種は、シベリアからモンゴル、中央アジア、ヒマラヤ、南西アジア地域に分布する植物のようです。

 写真です。シソ科の植物らしく、小さいけれども華麗な花を持っています。

ジジフォラ・クリノポディオイデス Ziziphora clinopodioides

    Ziziphora_clinopodioides.jpg     Ziziphora_clinopodioides[1]

 切手です。

ジジフォラ・クリノポディオイデス Ziziphora clinopodioides

    stkyr0303.jpg
2014年 キルギスタン発行
 
(おしらせです)

 次の切手を追加しました。属名のZygocactusは既に登場しているSchlumbergera(シャコバサボテン)属の別名ということです。
  シャコバサボテン http://botdiary.blog122.fc2.com/blog-entry-941.html

1898.今日の植物(1405):ホルミヌム

 今日の植物は、ホルミヌムという植物です。属名Hが続いています。

 ホルミヌムは、シソ科 Horminum属(ホルミヌム属)の多年草で、切手に取り上げられているHorminum pyrenaicum種の1種のみが確認されているということです。種小名にもありますように、ピレネー山脈およびアルプス地帯が原産地の植物です。

 花はバイオレットブルーや濃い紫色で2枚の口唇状の部分を持っています。英語名をDragonmouth(龍の口)と呼ばれているそうですが、写真を見るとシソ科の他の花にもあるように、なるほど噛みつかれそうな形をしています。

 写真です。これも手元にありませんでしたのでウイキペディアから借りてきました。

ホルミヌム・ピレナイクム Horminum pyrenaicum

    Lamiaceae_-_Horminum_pyrenaicum[1]

 切手です。

ホルミヌム・ピレナイクム Horminum pyrenaicum

    stlie0602.jpg
1993年 リヒテンシュタイン発行 

(お知らせです)

 手元にホリドカクタス(Horridocactus)属というサボテン科を描いた切手がありますので、これを属名Hの今日の記事にしようと思っていたのですが、この属はエリオシケ(Eriosyce)属に移されたようです。ということで、本日はホルミヌムの記事として、エリオシケの方に切手を追加しました。
 そう言えば、Eriosyce属には18もの他の属が統合されたという情報がありました。

 エリオシケ http://botdiary.blog122.fc2.com/blog-entry-1091.html

1852.今日の植物(1359):ミカエリソウ

 今日の植物は、ミカエリソウという植物です。

 ミカエリソウは、シソ科 Leucosceptrum属(テンニンソウ属)の植物です。
 今日ミカエリソウを取り上げたのは、昨日のLeucosideaから「そうだレウコ仲間があった」と思い出したからです。
 また、ミカエリソウには比叡山の延暦寺で出会ったのですが、ちょうど満開の時期で一面に群生していた様子が印象に残る植物でもありました。
 このミカエリソウの語源はよくわからないのですが、山道で出会ってピンクの花の印象が強く思わず振り返った・・というような情景を想像させる花でした。

 属名に「Leuco-」を持つ植物は結構多くて、これまでこのブログでもLeucospermum(ピンクッションなど)Leucojum(スノーフレークなど)Leucocoryne(レウココリネ)というのが登場しました。昨日の属名の解説では「Leuco」は「輝くように白い」ということでしたので、そのような特徴が共通しているのでしょうか?

 属としてのLeucosceptrum属についてみると、ウイキペディアとThe Plant ListにはLeucosceptrum canum の1種だけが確認された種として記載されていて、ミカエリソウ(Leucosceptrum stellipilum )やテンニンソウ(Comanthosphace japonica )はそれぞれComanthosphace stellipilaComanthosphace japonicaComanthosphace属として取り扱われていました。
 ですが、せっかくの
Leuco-仲間ですので、とりあえずLeucosceptrumとしておきましょう。

 写真です。

ミカエリソウ Leucosceptrum stellipilum

    IMG00047.jpg   IMG00048.jpg   IMG00049.jpg
撮影:2012年9月15日 比叡山「延暦寺」

テンニンソウ Comanthosphace japonica

    IMGP2178XX.jpg     Tenninsoh[1]
   撮影:2004年5月15日
  神戸市「六甲高山植物園」

 ●左の写真は葉だけの愛想のないものですので、花の写真はウイキペディアから借りてきました。

 Leucosceptrum属を描いた切手は手元にありませんでした。

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週末は山歩きをしています。
鬼軍曹というニックネームをいただきましたのでそのまま使います。

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