2371.今日の植物(1859):フッケンヒバ

 今日の植物は、フッケンヒバという植物です。

 フッケンヒバは、ヒノキ科 Fokienia属(フッケンヒバ属)の植物で、The Plant Listによれば、切手に描かれているFokienia hodginsiiの1種のみが確認されているという属です。ウイキペディアの情報では、その他に化石で確認されている種があと1種あるのだそうです。
 分類上ではFokienia属はChamaecyparis(ヒノキ)に近く、研究者によっては独立した属と認めていないものもあるということです。属名を漢字で書くと「福建柏」中国の福建省に由来しています。
 
 原産地は中国の南西部からインドシナ半島北部に至る地域で、現在では自生しているものは絶滅が危惧されている地域もあるということです。

 材はヒノキに似て緻密で良い香を持っており、家具や彫刻材料などに使われているということです。これらの地域で棺用にも使われているという情報もありました。

 写真です。ラオスヒノキという別名もあるようです。

フッケンヒバ Fokienia hodginsii

    Fokienia_hodginsii.jpg     Pemou_Wood_EO[1] 

 切手です。前回の切手と同じセットで発行されました。

フッケンヒバ Fokienia hodginsii

    stvtn3702.jpg
 1986年 ベトナム発行
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2163.今日の植物(1664):ウィドリントニア

 今日の植物は、ウィドリントニアという植物です。

 ウィドリントニアは、ヒノキ科 Widdringtonia属(ウィドリントニア属)の常緑樹で、アフリカ南部原産の4種が知られているという属です。

 このWiddringtonia属の植物の果実は、通常は何年もの間開かずに樹上に残っているのですが、山火事(自然に発生する火事が多いのだそうです)の熱にあうと開いて種子を地上に撒くという特徴を持っているのだそうです。そのようにして山火事に抗して存続するという戦略をとってきたようでです。

 その対応の仕方も種によって少しずつ違っているということで、切手に描かれているWiddringtonia nodiflora種は、上記のように種子を撒く他に、焼け残った根からも再生できるということで、最もよく環境に対応できるように進化した種だということです。
 その結果かどうか分かりませんが、このWiddringtonia nodiflora種だけが広く分布しているようで、他の3種は限られた地域に分布するのみになっているという情報もありました。

 写真です。

ウイドリントニア・ノディフロラ Widdringtonia nodiflora

    Widdringtonia_nodiflora.jpg

 切手です。

ウイドリントニア・ノディフロラ Widdringtonia nodiflora

    stmlw0702.jpg
1979年 マラウイ発行(植樹の日) 

 

2126.今日の植物(1627):アウストロケドルス

 今日の植物は、アウストロケドルスという植物です。

 アウストロケドルスは、ヒノキ科 Austrocedrus属(アウストロケドルス属)の植物で、この属には切手に描かれているAustrocedrus chilensis種の1種だけが属している1属1種の植物ということになります。
 このAustrocedrus chilensis種は、種小名にありますように、南米チリ原産の植物で、アルゼンチンの西部にまで分布している植物だということです。
 ヒノキ特有のうろこ状の葉を持っていますが、この種の葉には白い線が入っているという特徴があるということです。
 原産地ではこの植物は絶滅が危惧されている植物とされていますが、ヨーロッパや北米では栽培されているものもあるということです。

 写真です。ウイキペディアおよびネットから借りています。

アウストロケドルス・チレンシス Austrocedrus chilensis

    Austrocedrus_chilensis_1[1]     7[2]

 切手です

アウストロケドルス・チレンシス Austrocedrus chilensis

    stchi0202.jpg
 1987年 チリ発行(チリの動植物)

2094.今日の植物(1595):テトラクリニス

 今日の植物は、テトラクリニスという植物です。属名Cで来ていましたが以下のような経緯で今日の植物となりました。

 テトラクリニスは、ヒノキ科 Tetraclinis属(テトラクリニス属)の針葉樹で、このTetraclinis属には切手に描かれているTetraclinis articulata 種の1種のみが確認されているという1属1種の植物群です。

 「今日の植物」は当初は切手(アルジェリアから発行された)に表記されているCallitris articulataという名称からCallitris 属を取り上げる予定にしていました。The Plant ListによればこのCallitris articulataCallitris rhomboidea の同義(異名)だということで、この記事で行こうと情報をネットで調べていました。
 調べてみるとこのCallitris 属はオーストラリア原産で分布もオーストラリアとその周辺地域に限られている植物だということが分かり、なんでアフリカのアルジェリアなどから切手が発行されているのだろうか、と不思議に思っていました。

 そのThe Plant Listをもう一度見てみると、Callitris articulataの本来の名前にCallitris rhomboideaのほかにもう一つTetraclinis articulata があげてあることに気づきました。じつはCallitris articulataの学名(命名者も含めた)に次の3つがあったのです。
 Callitris articulata Gordon、Callitris articulata (Vahl) H.Karst.、Callitris articulata (Vahl) Murb.
 (このCallitris articulataの後に続いているのが命名者の名前です)

 で、その本来の名称がCallitris rhomboidea R.Br. ex Rich. & A.Rich.、とTetraclinis articulata (Vahl) Mast.(後者の2つ)の2つになっていたのです。そんなことで、最初に書いてあったCallitris rhomboidea だと早合点してCallitris属の方へ走っていったということだったのです。

 で、もう一つのTetraclinisの方を調べてみるとこの植物は地中海西部地域、モロッコ、アルジェリア、チュニジアが原産地とされていましたので、ありゃりゃこっちの方だったんだ、ということが分かったという次第です。
 同じCallitris articulataという名前が別の2種類の植物の異名だったということなのですが、こんなことは初めて経験しました。他にも同じような例があるのではないかと思いますが、これからは命名者まで見て注意しなければ、と思った次第です。

 ちなみに、切手に植物の学名を記載する場合、命名者の名前まで記載するケースもないことはないのですが、どちらかというと記載がない場合が多いですので、このような間違いも起こるということになるので・・・とこれは言い訳です。

 で、Tetraclinis articulata ですが、この植物は木工細工の材として広く使われおり、また樹脂はニスやラッカーの原料とされているそうで、そのために乱獲され自生しているものは絶滅が危惧される状態にあるということです。
 乾燥した高温にも耐えることから街路樹や垣根用に広く植えられており、「盆栽」にも使われるという情報もありました。マルタの国を代表する樹木にも指定されています。


 写真です。

テトラクリニス・アルティクラタ Tetraclinis articulata

    Tetraclinis_articulata8[1]     Tetraclinis_articulata[1]

 切手です。

テトラクリニス・アルティクラタ Callitris articulata(=Tetraclinis articulata)

    stalr0701.jpg
1982年 アルジェリア発行

1511.今日の植物(1028):イブキ

 今日の植物は、イブキという植物です。
 先日、角島に行ってきました。角島の近くにある「北浦街道豊北」という道の駅で友人が責任者をやっているという話を聞き出かけ、帰りに寄ってきました。
 あと一か所、近くにある「土井が浜人類学ミュージアム」を見ることも計画の中に入れていたのですが、月曜日は休館日。うっかりして当日が月曜日であることを忘れていて残念。

 その帰り道にある、「恩徳寺」というお寺でイブキの大木を見ました。
 イブキは、ヒノキ科 Juniperus属(ネズミサシ属あるいはビャクシン属)の常緑高木で、わが国では岩手県以南の本州から九州、四国それに朝鮮半島や中国に分布しているということです。

 イブキの大木には幹がねじれたようになるものがあります。この「恩徳寺」のイブキもその特徴を発揮していました。

 このブログでは、同じネズミサシ属からネズミサシが登場しています。

 イブキの仲間の写真です。

イブキ Juniperus chinensis


    P1140142.jpg     P1140145.jpg
撮影:2014年8月18日 下関市豊北町「恩徳寺」
 ●このイブキは「結びイブキ」と呼ばれ、国の天然記念物に指定されています。枝が幹の途中で何本にも分かれていて、それらが龍蛇のように屈曲交錯しているところが特徴です。

カイヅカイブキ  Juniperus chinensis  'Kaizuka'


    P1040342.jpg     P1040343.jpg
撮影:2012年1月22日 京都市「府立植物園」

    P1020060.jpg
 撮影:2011年3月11日 『山奥植物園』(自宅)
 ●カイヅカイブキはごく普通に庭木や垣根として植えられています。

 切手です。

イブキ Juniperus chinensis

    stkor1504.jpg
2010年 大韓民国発行(歴史的樹木) 
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週末は山歩きをしています。
鬼軍曹というニックネームをいただきましたのでそのまま使います。

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