1169.今日の植物(772):セロリ
今日の植物は、セロリです。アンゼリカという植物が本日の誕生日の花の一つにあるのですが、これもシシウドの仲間として登場済みということで、同じセリ科から登場です。
セロリは、セリ科 Apium属(オランダミツバ属)の二年草の総称で、オランダミツバ属には約20種が属しているということです。
セロリは、湿った塩分のある土壌でも育つことから、世界じゅうで栽培されているということです。
セロリについて面白い話を2つ仕入れました。いずれもウイキペディアネタです。
一つは、セロリは加藤清正が文禄・慶長の役に際して日本にもたらしたのだそうです。ただ、あの香りが日本人の好みに合わず、戦後食生活が西洋風に変わるまでは本格的に消費されなかったのだそうです。
もう一つ、輸入品のセロリも出回っているようですが、検疫の関係で葉より上の部分は切り落とすことになっているのだそうです。従って、店頭で茎の部分のみが売られているものは輸入品の可能性があるということです。
属名に「オランダ」というのが付けられた植物というのは結構多いのです。これまで登場したものには次のようなのがありました。
オランダイチゴ、オランダゼリ(パセリのことです)、オランダカイウ(これはカラーのことです)
海外から入ってきた洋風の植物に「オランダ」を冠してその雰囲気を楽しんだのでしょうか。同じ外国名でもアメリカやイギリスが付いているよりもなんとなく古めかしい感じもするような気がしますが。
で、セロリの写真ですが、これが手許になかったのでウイキペディアにお世話になります。よくスーパーや植物園で見かけるのですが、写真がなかったのです。
セロリ Apium graveolens var. dulce
(次の1枚は、2013年11月11日追加分です)
撮影:2012年6月13日 西宮市「北山緑化植物園」
Apium属を描いた切手です。肝心のセロリがありませんでした。どこかで発行されていそうな気がしますが。
と、言っていましたが、セロリを描いた切手がありました。
セロリ Apium graveolens var. dulce
*
2004年 リビア発行(リビアの植物)
アピウム・アウストラレ Apium australe
1972年 英領トリスタン・ダ・クーニャ発行
●切手には「Celery(セロリ)」と表記されています。
(おしらせです)
次の切手を掲載しました。いずれもこれまで切手がなかったものです。
エケベリア http://botdiary.blog122.fc2.com/blog-entry-912.html
スイートフェンネル(ウイキョウ) http://botdiary.blog122.fc2.com/blog-entry-484.html