095.今日の植物(15):シオン
本日10月16日の誕生花が、シオンです。
キク科 Aster属(シオン属)の植物です。日本名を漢字で表わすと、「紫苑」、その紫色の花からその名前が与えられたものと思われます。
園芸品種で「アスター」と呼ばれている花がありますが、これは、Callistephus chinensisのことで、エゾギクという別の属の植物です。
わが国では本州の中国地方から九州、朝鮮半島から中国、シベリアにかけて分布しているということです。
以下、Aster属の植物の写真です。
シオン Aster tataricus
撮影:2005年9月19日 亀山市「大本花明山植物園」
ダルマギク Aster spathulifolius
撮影:2004年4月14日 撮影:2005年10月8日
明石市「明石公園」 箱根町「強羅公園」
(以下、2010年11月15日に追加掲載分です)
「I」氏から送られたダルマギクの写真です。
撮影場所は、下関市の「角島」。角島には、ダルマギクが自生しているとのことです。角島は山口県の西北響灘に浮かぶ島で、古い灯台、昔の軍事施設の跡があり、また夕日の美しい魅力的な島です。
(左)オオユウガギク Aster incisus
(右)ノコンギク Aster ovatus var. ovatus
以上2枚は、撮影:2004年9月26日 神戸市「六甲山森林植物園」
以下、Aster属の切手です。
アスター・アルピヌス Aster alpinus
1991年 (旧)チェコスロバキア発行 1977年 赤道ギニア発行
(自然保護)
(左)アスター・オボバトゥス Aster obovatus
(右)ネバリノギク Aster novae-angliae
ホリーアイランド発行 (旧)南マルク共和国発行
(スコットランドの花)
(左)シオン Aster tataricus
(右)アスター・ドゥモサス Aster dumosus
1966年 トーゴ発行 1971年 サンマリノ発行
(WHO本部落成)
アスター・モンタヌスケルレア Aster montanus coeruleus
1983年 フランス発行
(山岳の花)
アスター・カブリクス Aster cabulicus
1974年 ナガランド発行
アスター・アルバニクス・パパリストイ Aster albanicus ssp. paparistoi
1989年 アルバニア発行
●(旧)チェコスロバキアの切手は、4種セットのうちの1枚です。この国からは凹版印刷の気品のある植物切手が多数発行されています。
●赤道ギニアの切手は、7種セットで発行されましたが、手元には2枚だけあります。この国から発行された切手は、概して大きなものが多いという印象があります。
●ホリー島の切手は、11種セットで発行された切手です。このホリー島はスコットランドの一部のようですが、どのような経緯で独自に切手を発行しているのかいまいち分かりません。 目打ちをみるとやや技術的に遅れている感じがあります。
●(旧)南マルク発行の切手は、12種セットのうちの1枚です。この国もインドネシアからの独立を目指して設立された国でした。
●トーゴ発行の切手は、7種セットで発行されたうちの1枚です。この切手は菱型切手ですから45度傾けて見てください。
●サンマリノの切手は、10種セットで発行されました。それぞれ鮮やかな印刷です。
●フランスの切手は、4種セットで発行されたうちの1枚です。これも上品な凹版印刷です。
●ナガランドの切手は、8種セットで発行されたうちの1枚です。
ナガランドはインド西部の一つの州です。インド中央政権に対して独立運動を行ってきた歴史があるようで、切手を独自に発行しているのもそのような背景によるものと思われます。目打ちを見ると技術的に遅れている感じは否めません。
●アルバニアの切手は3種セット(多分)で発行されたもののうちの1枚です。
一般に切手を発行するということは、独立した国家、政治体制ができているという宣言の意味があります。偶然一緒になりましたが、ホリー島、南マルク、ナガランドなどの切手を見ていると、切手というものははそれぞれの国、地域の歴史や、運命を後世に残してるのものなのだと改めて思います。
脱線気味ながら、切手が国際紛争の原因となった場合もあります。切手のジャンルに地図を描いた「地図切手」というのがあって、領土争いになっている地域を自国の領土として表示した地図切手を発行するということがよくやられていました。その結果戦争になった例もありますから、切手も小さな紙片だと侮れません。
その点、植物切手はそのようなこともない平和なジャンルといえます。
キク科 Aster属(シオン属)の植物です。日本名を漢字で表わすと、「紫苑」、その紫色の花からその名前が与えられたものと思われます。
園芸品種で「アスター」と呼ばれている花がありますが、これは、Callistephus chinensisのことで、エゾギクという別の属の植物です。
わが国では本州の中国地方から九州、朝鮮半島から中国、シベリアにかけて分布しているということです。
以下、Aster属の植物の写真です。
シオン Aster tataricus

撮影:2005年9月19日 亀山市「大本花明山植物園」
ダルマギク Aster spathulifolius


撮影:2004年4月14日 撮影:2005年10月8日
明石市「明石公園」 箱根町「強羅公園」
(以下、2010年11月15日に追加掲載分です)
「I」氏から送られたダルマギクの写真です。


撮影場所は、下関市の「角島」。角島には、ダルマギクが自生しているとのことです。角島は山口県の西北響灘に浮かぶ島で、古い灯台、昔の軍事施設の跡があり、また夕日の美しい魅力的な島です。
(左)オオユウガギク Aster incisus
(右)ノコンギク Aster ovatus var. ovatus


以上2枚は、撮影:2004年9月26日 神戸市「六甲山森林植物園」
以下、Aster属の切手です。
アスター・アルピヌス Aster alpinus


1991年 (旧)チェコスロバキア発行 1977年 赤道ギニア発行
(自然保護)
(左)アスター・オボバトゥス Aster obovatus
(右)ネバリノギク Aster novae-angliae


ホリーアイランド発行 (旧)南マルク共和国発行
(スコットランドの花)
(左)シオン Aster tataricus
(右)アスター・ドゥモサス Aster dumosus


1966年 トーゴ発行 1971年 サンマリノ発行
(WHO本部落成)
アスター・モンタヌスケルレア Aster montanus coeruleus

1983年 フランス発行
(山岳の花)
アスター・カブリクス Aster cabulicus

1974年 ナガランド発行
アスター・アルバニクス・パパリストイ Aster albanicus ssp. paparistoi

1989年 アルバニア発行
●(旧)チェコスロバキアの切手は、4種セットのうちの1枚です。この国からは凹版印刷の気品のある植物切手が多数発行されています。
●赤道ギニアの切手は、7種セットで発行されましたが、手元には2枚だけあります。この国から発行された切手は、概して大きなものが多いという印象があります。
●ホリー島の切手は、11種セットで発行された切手です。このホリー島はスコットランドの一部のようですが、どのような経緯で独自に切手を発行しているのかいまいち分かりません。 目打ちをみるとやや技術的に遅れている感じがあります。
●(旧)南マルク発行の切手は、12種セットのうちの1枚です。この国もインドネシアからの独立を目指して設立された国でした。
●トーゴ発行の切手は、7種セットで発行されたうちの1枚です。この切手は菱型切手ですから45度傾けて見てください。
●サンマリノの切手は、10種セットで発行されました。それぞれ鮮やかな印刷です。
●フランスの切手は、4種セットで発行されたうちの1枚です。これも上品な凹版印刷です。
●ナガランドの切手は、8種セットで発行されたうちの1枚です。
ナガランドはインド西部の一つの州です。インド中央政権に対して独立運動を行ってきた歴史があるようで、切手を独自に発行しているのもそのような背景によるものと思われます。目打ちを見ると技術的に遅れている感じは否めません。
●アルバニアの切手は3種セット(多分)で発行されたもののうちの1枚です。
一般に切手を発行するということは、独立した国家、政治体制ができているという宣言の意味があります。偶然一緒になりましたが、ホリー島、南マルク、ナガランドなどの切手を見ていると、切手というものははそれぞれの国、地域の歴史や、運命を後世に残してるのものなのだと改めて思います。
脱線気味ながら、切手が国際紛争の原因となった場合もあります。切手のジャンルに地図を描いた「地図切手」というのがあって、領土争いになっている地域を自国の領土として表示した地図切手を発行するということがよくやられていました。その結果戦争になった例もありますから、切手も小さな紙片だと侮れません。
その点、植物切手はそのようなこともない平和なジャンルといえます。
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