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1116.今日の植物(726):イヌマキ

 今日の植物はイヌマキという植物です。
 先月九州に出かける機会があり、平戸から佐世保を回って帰ってきました。その平戸市の市の木がこのイヌマキだったのです。平戸市の市中いたるところでイヌマキを見ることができました。

 イヌマキは、マキ科 Podocarpus 属(マキ属)の常緑高木で、我が国の関東地方以西の本州から四国、九州それに台湾、中国に分布している植物です。
 庭木としても盛んに栽培されていますし、風にも強くて防風林としても活用されているのだそうです。

 名前のイヌマキは、「イヌ」が本来のものより劣るということを意味し、イヌマキの場合はマキよりも劣るマキということになります。
 この場合の「マキ」は何かということになるのですが、ウイキペディアによれば、古くはスギのことをマキと呼んでいたことからこのスギだという説や、コウヤマキのことを「本槇」と呼ぶことからコウヤマキのことだという説があるようです。
 このような本来のものよりも劣るという意味の「イヌ」が名前につけられた植物として、イヌツゲイヌサフラン、イヌタデといった植物がそうです。なんとなく可哀そうな名前です。

 このイヌマキは雌雄異株の植物で、その雌花はからできる丸い種子の基部が丸く膨らんで赤く熟してきます。これを口にすると、少し松脂のような匂いがしますが甘くて食べられるのです。子供の頃のおやつの一つでした。
 しかし、ウイキペディアによりますと、先端の種子の方には毒があるということで、これは知りませんでした。

 写真です。

イヌマキ Podocarpus macrophyllus

    P1100335.jpg     P1100336.jpg
撮影:2013年7月19日 平戸市「聖フランシスコ・ザビエル記念教会」
 ●南フランスの聖地ルルドの洞窟を模した像で、マリアに祈りをささげる少女ベルナレッタです。この像の周辺にもイヌマキが植えられていました。
  後に見えるのがその記念教会で、1931年に創建されたものです。
 ●フランシスコ・ザビエルは日本に初めてキリスト教を伝えた宣教師で、長崎の出島に先駆けて海外に向けて開かれていた平戸を3回にわたって訪れ教えを広めたのです。(ついでにですが、山口にも彼を記念した教会があるのですが、山口ではフランシスコ・サビエルと濁らずに呼ばれています。)

    IMGP1955.jpg      IMGP2952.jpg
    撮影:2003年5月30日       撮影:2003年8月3日
    高砂市「曽根天満宮」      豊中市「都市緑化植物園」
 ●左がイヌマキの雄花、右が雌花です。

    IMGP1266XX.jpg
撮影:2004年4月11日 西宮市「県立甲山森林公園」   

ラカンマキ Podocarpus macrophyllus var. maki

    P1040171.jpg      IMGP2637X.jpg
    撮影:2004年1月27日      撮影:2011年12月4日 
     岩国市「吉香公園」       大阪市「万博記念公園」
 ●このラカンマキは、イヌマキの変種で中国が原産地だとされています。イヌマキに比較すると、葉も小さく、樹高も5メートルくらいまでだということです。

 Podocarpus 属を描いた切手です。

ポドカルプス・ファルカトゥス Podocarpus falcatus

    stcis0304.jpg
1983年 (旧)シスカイ発行

(おしらせです)

 その旅行中に見かけた植物の写真を追加しておきました。
  カラスウリ http://botdiary.blog122.fc2.com/blog-entry-147.html
  ソテツ http://botdiary.blog122.fc2.com/blog-entry-667.html

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鬼軍曹というニックネームをいただきましたのでそのまま使います。

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