1157.今日の植物(761):センダイハギ
今日の植物は、センダイハギという植物です。本日の誕生日の花ハギに代って、マメ科から登場です。
センダイハギは、マメ科 Thermopsis属(センダイハギ属)の植物名および植物群です。
属としてのセンダイハギ属は、北アメリカから東アジアの地域を原産地とするものが多く、8~23種が属しているということです。種の数に随分開きがありますが、その背景についてはよくわかりません。
センダイハギという種は、我が国の中部以北から北海道、朝鮮半島、中国やシベリアに分布しているということです。海岸の砂地や原野に生えて、鮮やかな黄色の花を咲かせるということです。
名前を漢字で書くと「千代萩」または「仙台萩」。歌舞伎の「伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)」に由来するという前者の説明の方が正統でしょうか?
よく似た名前の植物で、ミヤギノハギ(仙台ではなく宮城)という植物がありますが、こちらは同じマメ科ながらハギ属(Lespedeza )の植物で、紫色の花を咲かせます。
マメ科の植物には、ハギという名前が入った植物群(属)が多くあります。
先に出てきたハギ属、それからヌスビトハギ属というのもありました。マイハギ属というのもあります。
面白いのは、ムラサキセンダイハギ属というのもあってこれはセンダイハギと外観は少し似ていますが、紫色の花を咲かせる植物群です。
ほかにアルハギ属というのもありました。が、これは「Alhagi」で、萩とは関係ありません。スマン!です。
センダイハギの写真です。
センダイハギ Thermopsis lupinoides
●種小名の「lupinoides 」は「ルピナスに似た」という意味だと思います。
切手です。
テルモプシス・ランケオラータ Thermopsis lanceolata
1966年 モンゴル発行
(おしらせです)
というほどのことでもないのですが、地元でシキミについて話を聞きましたので記事を追加しました。
シキミ http://botdiary.blog122.fc2.com/blog-entry-327.html