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097.六甲山で出合った植物(2):マムシグサ

 昨日、10月17日に久しぶりに六甲山を歩いてきました。頂上は、風が吹くと寒さを感じる位で晩秋の感覚でした。

 昨日出合ったのは、マムシグサの実です。マムシグサはサトイモ科 Arisaema属(テンナンショウ属)の植物です。日本から朝鮮半島、中国東北地方に分布しているということです

 名前からして、おどろおどろしいイメージがあります。名前の由来は、マムシが生息していそうな暗くて湿った場所に生えるからだとか、その茎の模様がマムシの胴体の模様に似ているからだとか言われています。私は後者の方が合っているように思いますが、どちらにしても気持ちの悪いヤツだと嫌われそうな植物ですね。

 今日から名古屋で生物多様性条約締約国会議が開催されています。人間の活動によって引き起こされた環境変化により、多くの動物や植物が絶滅しているという危機的な状況を何とか改善しようと開催された会合で、10回目の会合になります。
 これまで、生物が絶滅してきたのは自然に発生した気候変動、例えば隕石が地球に衝突したことによる変動、あるいは、周期的な気候変動など、によったのですが、現在の危機は、我々人間(何千万とある種のうちのたった1種でしかない人間)の活動が気候変動を起こして、その結果多数の生物を絶滅させようとしているという、これまでになかった現象ということになります。

 それと、これは前々段の文章を書いていてふと思ったことですが、人間の好き嫌いや、役に立つかどうかで絶滅させられる植物もあるかもしれないということです。人間に役に立つ植物、かわいがられる植物は繁栄し、役に立たないものは捨てられ、圧迫されてついには絶滅するというようなこともあり得るかもしれません。動物の場合ですと、ニホンオオカミがその例でした。
 マムシグサなどは典型的に後者の方に属すことになりそうです。気持ちが悪いから、都合が悪いから根絶やしにしよう、などということがこれから起こるかもしれません。かつてナチスが民族を単位に同じことを考えたのですから・・・・
 
 人間のために他の生物があるのではなく、人間も単なる生物の1種に過ぎないと思い至るだけで、人間の思い上がりに対する大きな抑止力になると思います。

 と、話は横道にそれましたが、Arisaema属の植物です

マムシグサ Arisaema serratum 

    97P1010428_convert_20101018215429.jpg
    
撮影:2010年10月17日 六甲山
 ●これが出合ったマムシグサの実です。この鮮やか(というか毒々しいというか)な配色は目につきます。(ちょっとピンボケです)

    97P1000471_convert_20101018215120.jpg    97P1000476_convert_20101018215255.jpg
撮影:2009年5月31日 宇陀市「室生寺」周辺
 ●写真ではよく分かりませんが、茎には独特のマムシに似た模様があります。

(以下、2012年1月23日追加分です)

    P1030790.jpg     P1030791.jpg
撮影:2011年10月23日 泉佐野市「犬鳴山」
 ●犬鳴山(高城山)から下山の途中で出合いましたが、六甲山のものよりもさらに毒々しい光を発していて存在感抜群でした。

(以下、212年7月1日追加分です)
 
    P1060263.jpg
撮影:2012年6月3日 「六甲山」
 ●実が赤くなる前です。

(左)ナンゴクウラシマソウ Arisaema thunbergii   
(右)コウライテンナンショウ Arisaema peninsulae

     97IMGP0842XX_convert_20101018214733.jpg         97IMGP2221XX_convert_20101018214944.jpg 
   
 撮影:2004年4月3日          撮影:2004年5月15日
    京都市「府立植物園」           神戸市「六甲高山植物園」

(左)ムサシアブミ Arisaema ringens     
(右)ユキモチソウ Arisaema sikokianum

    97IMGP1517XX_convert_20101018214905.jpg     97IMGP1483XX_convert_20101018214825.jpg
    撮影:2004年4月18日 亀岡市「大本花明山植物園」   
 ●華麗なるユキモチソウも同じ属だったのです。なんだか、ほっとする感じですなあ・・・ 
 
Arisaema
属の切手です。いずれも堂々とした切手です。

(左)テンナンショウ Arisaema triphyllum   
(右)アリセマ・ワラキアヌム Arisaema wallachianum

    stusa1120.jpg                    stind0403.jpg
  1992年 アメリカ発行            1982年 インド発行
    (野生の植物)

アリセマ・グリフィティイ Arisaema griffithii

     stbhu0401.jpg
    
1976年 ブータン発行

 ●アメリカ発行の切手は、例の50種セットのうちの1枚です。
 ●インド発行の切手は、インド固有の植物4種を描いたセットのうちの1枚です。いずれも鮮やかな印刷が印象的です。
 ●ブータンの切手は、9種セットのうちの1枚です。

ついでに、本日発行された「生物多様性条約締約国会議」記念の切手10種のうち植物が描かれている切手3枚です。

    stjpn12201.jpg     stjpn12202.jpg

    
stjpn12203.jpg

 ●1枚目に描かれている山は剣岳と立山です。手前の植物は、ナナカマドと思われます。
 ●2枚目の切手は、里山の風景を描いています。こりゃイネですね。
 ●3枚目は、「玉取崎」と記載があります。調べてみましたら、石垣島にある岬のようです。手前の植物はハイビスカスと思われます。

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鬼軍曹というニックネームをいただきましたのでそのまま使います。

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