1359.今日の植物(910):ネピアグラス

 今日の植物は、ネピアグラス(Napier Grass)という植物です。

 先日新聞で、このネピアグラスが土壌中の放射性物質を高い効率で吸収する能力を持っているという報道がなされていました。
 ネピアグラスを密集して植えたところでは、土壌中の放射性セシウム総量に対して0.7%が茎などに吸収されたのだそうです。これは、これまで除染効果が高いとされていたアマランサス(ヒモゲイトウ)の約4倍に当たるということです。

 もともとこのネピアグラスは食用になるものではなくて、バイオエタノールの製造に適した植物とされていましたので、この吸収した放射性物質を処理したのちは、エタノールを取り出す形で活用できるということになります。

 そのネピアグラスですが、イネ科 Pennisetum属(チカラシバ属)の多年草で、アフリカの草原地帯が原産地の植物です。
 ネピアグラスは古くから蛾をひきつける植物として知られていて、栽培している穀物の周りに植えることにより有害な蛾をひきつけて大切な穀物が被害にあわないようにするという形で活用されていたのだそうです。

 それが、バイオエタノールの原料として、さらには放射性物質を吸収する植物として脚光を浴びるようになったというわけです。

 ネピアといえば、ティッシューの商標があります。NEPIAと表記されています。
 現在は王子ネピアという会社が製造していますが、このネピアは王子製紙がニュージーランドのネピア(Napier)という町に製紙工場を建設したことに由来するということです。ですので、Napierでつながっているのかも知れません。

 属としてのPennisetum属は約80種ほどが、世界の熱帯から温帯地域に分布しているということです。
 属名のチカラシバという名前は、この植物群が強い根を張っていて力を入れても抜くことができないほどだ、というところから名づけられたようです。

 写真です。

ネピアグラス Pennisetum purpureum

    Pennisetum_purpureum[1]
 ●この写真はウイキペディアから借用してきました。

チカラシバ Pennisetum alopeculoides

    IMGP4044.jpg    IMGP4340.jpg

    撮影:2004年9月26日    撮影:2004年11月8日
いずれも、神戸市「六甲山森林植物園」

(左)ペニセタム「パープルファウンテングラス」 Pennisetum setaceum
(右)ペニセタム「銀狐」 Pennisetum villosum

        P1100687.jpg    P1100691.jpg
この2枚は、撮影2013年9月20日 柳井市「フラワーランド」
 ●観賞用にペニセタムという名前でも取り扱われているようです。

 Pennisetum属を描いた切手はありませんでした。 こりゃ切手にはなりにくそうです。

(おしらせです)

 最近撮影した植物です。
  シロバナジンチョウゲ(ジンチョウゲ) http://botdiary.blog122.fc2.com/blog-entry-180.html
  アオキ http://botdiary.blog122.fc2.com/blog-entry-632.html
   アオキの雄株(雄花)と雌株(雌花)の見分けがつくようになりました。
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