1376.山奥植物園の植物(42):オオムギ

 『山奥植物園』の植物、オオムギです。一般にムギというとこのオオムギのことになります。

 オオムギは、イネ科 Hordeum属(オオムギ属)の1、2年草(およびその植物群)です。

 種としてのオオムギは元々は西アジア原産だそうで世界で最も早くから栽培されていた穀物の一つで、現在でもコムギやイネ、トウモロコシに次ぐ栽培面積があるのだそうです。
 用途も、食用から始まってビール、ウイスキー、焼酎の原料、家畜の飼料、味噌、醤油の原料など広く我々の生活にかかわっている植物です。
 かつてはご飯というと、このオオムギ(をつぶしたもの)と白米を一緒に炊いた「麦ごはん」が普通でした。冷えてくると少しべたべたした食感があってあまりおいしいとは思わず、白米100%のご飯をありがたくおいしいと思って食。現在ではご飯というと、白米100%になっていますが、いつ頃からそうなったのでしょうか、はっきり記憶がないうちに変わってしまいました。
 ただ、とろろ飯というのがあるのですが、これだけは今でも麦ごはんを使っているようです。

 種としてのオオムギには、二条オオムギ、四条オオムギ、六条オオムギ、ハダカムギ(裸麦)などの変種、品種があるということです。

 オオムギ属には32種があるとされていて、北半球および南米の温帯地域、それに南アフリカに広く分布する植物だということです。世界各地に分布しているごく普通の植物になっているものもあれば、絶滅が危惧されている種もあるのだそうです。

 写真です。

オオムギ Hordeum vulgare

     P1110890.jpg     P1110891.jpg 
 撮影:2014年4月14日 『山奥植物園』(厚保地区)
 ●もうすぐ実りの時期を迎えます。
 ●そういえば「麦踏み」というのがありました。冬季にこの麦の根元を踏んで、霜柱などで苗が持ち上がらないようにする作業でしたが、そんな風景も見られなくなりました。 

(次の1枚は、2014年5月22日追加分です)


    P1120926.jpg
撮影:2014年5月18日  『山奥植物園』(厚保地区)
 ●前のと同じ場所で写しました。手前にはノアザミが見えます。
 ●ムギが黄色く色づく頃を「麦秋」と呼んでいますが、繊細な季節感のあるいい言葉だと思います。もう少しすると梅雨になるなあ、と感じさせられる言葉でもあります。

オオムギ「笹の雪」 Hordeum vulgare cv.

    P1050691.jpg
 撮影:2012年5月18日 京都市「府立植物園」

 Hordeum属を描いた切手はありませんでした。海外で発行されているのを見かけたことがありますから、入手を試みてみましょう。

(おしらせです)

 先日自宅と「大岩郷」往復を歩いてきました。暖かい日が続いたこともあって、春の植物が一斉に咲き始めたという感じでした。やはり『山奥植物園』です。関西にいた当時は「山歩き」で出会うような植物を身近に見ることができました。
 既に掲載済みの次の植物の写真を追加しました。
 フデリンドウ(リンドウ) http://botdiary.blog122.fc2.com/blog-entry-81.html
 クサイチゴ(ラズベリー) http://botdiary.blog122.fc2.com/blog-entry-261.html
 ショウジョウバカマ http://botdiary.blog122.fc2.com/blog-entry-324.html
 サルトリイバラ http://botdiary.blog122.fc2.com/blog-entry-12.html
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

↓ここをポチッとしてください
FC2カウンター
最新記事
検索フォーム
カテゴリ
プロフィール

おにぐんそう2

Author:おにぐんそう2
週末は山歩きをしています。
鬼軍曹というニックネームをいただきましたのでそのまま使います。

最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR