1422.秋吉台で出会った植物(7):フナバラソウ
秋吉台で出会った植物、今日はフナバラソウという植物です。
フナバラソウは、ガガイモ科 Vincetoxicum属(カモメヅル属)の多年草で、北海道から本州、四国、九州の草原に見られる植物だということです。
フナバラソウは丈の低い草原に分布する植物だということで、ウイキペディアによりますと、そのような環境は適切に人手が入る里山なのだそうです。現在ではそのような里山が失われつつあって、このフナバラソウも環境省の絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されています。
秋吉台では毎年草原を野焼きすることによって植物の生育環境が確保され、このような貴重な植物が残されているのだそうです。
フナバラソウは漢字で書くと「船腹草」、秋につける袋果の形が船腹に似ていることから命名されたそうです。秋になったら確認してきましょう。
このVincetoxicum属は世界で100数種を擁しているということで、割合大きな属ということになりそうです。
もうひとつ、このVincetoxicum属は例の遺伝子解析による植物分類では、キョウチクトウ科に分類されることになったということです。「キョウチクトウですって?」と、これもイメージとは随分違っています。
Vincetoxicum属の写真です。
フナバラソウ Vincetoxicum atratum
撮影:2014年5月17日 美祢市「秋吉台」
シロバナクサナギオゴケ Vincetoxicum katoi f. albescens
撮影:2012年6月17日 京都市「府立植物園」
クサタチバナ Vincetoxicum acuminatum
撮影:2004年5月15日 神戸市「六甲高山植物園」
Vincetoxicum属を描いた切手は手元にありませんでした。
(おしらせです)
ウメバチソウを描いた切手を入手しましたので掲載しました。これまで切手がなかった属です。
ウメバチソウ http://botdiary.blog122.fc2.com/blog-entry-526.html
フナバラソウは、ガガイモ科 Vincetoxicum属(カモメヅル属)の多年草で、北海道から本州、四国、九州の草原に見られる植物だということです。
フナバラソウは丈の低い草原に分布する植物だということで、ウイキペディアによりますと、そのような環境は適切に人手が入る里山なのだそうです。現在ではそのような里山が失われつつあって、このフナバラソウも環境省の絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されています。
秋吉台では毎年草原を野焼きすることによって植物の生育環境が確保され、このような貴重な植物が残されているのだそうです。
フナバラソウは漢字で書くと「船腹草」、秋につける袋果の形が船腹に似ていることから命名されたそうです。秋になったら確認してきましょう。
このVincetoxicum属は世界で100数種を擁しているということで、割合大きな属ということになりそうです。
もうひとつ、このVincetoxicum属は例の遺伝子解析による植物分類では、キョウチクトウ科に分類されることになったということです。「キョウチクトウですって?」と、これもイメージとは随分違っています。
Vincetoxicum属の写真です。
フナバラソウ Vincetoxicum atratum


撮影:2014年5月17日 美祢市「秋吉台」
シロバナクサナギオゴケ Vincetoxicum katoi f. albescens


撮影:2012年6月17日 京都市「府立植物園」
クサタチバナ Vincetoxicum acuminatum

撮影:2004年5月15日 神戸市「六甲高山植物園」
Vincetoxicum属を描いた切手は手元にありませんでした。
(おしらせです)
ウメバチソウを描いた切手を入手しましたので掲載しました。これまで切手がなかった属です。
ウメバチソウ http://botdiary.blog122.fc2.com/blog-entry-526.html
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