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264.百人一首の植物(9):サクラ(2)

 昨日に引き続き百人一首の植物、本日の誕生日の花、サクラ(2)です。 別の誕生日の花シリーズでは、4月2日の誕生日の花がサクラになっているのです。

 サクラを詠った百人一首の残り3首です。

 66.「もろともに あはれと思へ 山桜 花よりほかに 知る人もなし」(前大僧正行尊)
 (山桜よ、私がお前を懐かしく思っているように、お前も私のことを懐かしく思ってくれ。この山深いところでは、花であるお前以外に私のことを知ってくれる者はいないのだから)
 大峰山で修業をしていた頃を思い出して詠まれた歌です。

 73.「高砂の 尾上の桜 咲きにけり 外山の霞 立たずもあらなむ」(権中納言匡房)
 (高い山の峰の桜がさいたなあ。手前の人里近い霞よ、どうか立たないでおくれ。あの美しい山の桜を隠さないでおくれ)
 「高砂」や「尾上」はいずれも歌によく出てくる語で、松について歌われたものが多くあります。
 174.マツで出てきた「誰をかも 知る人にせむ 高砂の 松も昔の 友ならなくに」もそうです。

 96.「花さそふ 嵐の庭の 雪ならで ふりゆくものは わが身なりけり」(入道前太政大臣)
 (嵐が吹く庭の雪のようにサクラが散っているが、降りゆくものはこのサクラではなくて、老いていくこの私なのだ)
 「ふる」という言葉が、掛詞として使われています。

 写真は、大阪の「造幣局」のサクラです。
 関西に住んでおられない方には少し分かりにくいかもしれませんが、大阪人にとって「造幣局」といえば、ただちに「桜」、「通り抜け」と連想がつながります。もちろん、造幣局ですから貨幣を鋳造しているのですが、そのことは普通は認識されていないと言っても過言ではありません。
 4月中旬に八重の品種を中心にしたサクラが満開になると、造幣局の構内にある桜並木の下を桜を眺めながら歩く(通り抜ける)ことができるのです。それで「通り抜け」なのです。大阪の春の年中行事です。

 20年以上前に大阪に転勤してきた頃のことを思い出しました。
 話に聞く「通り抜け」に行ってみたいと思って、周りの同僚に一緒に行こうか、と声をかけたのですが、反応は芳しくなかったのです。「とにかく人出が多い、人ごみに押されるようにして歩くだけでつまらない、埃がもうもう・・・」と、あんまり行きたくない様子でした。
 で、やむを得ず同じころ大阪に転勤で来た先輩に声をかけて一緒に出かけることになりました。
 確かに、人の多さ、埃っぽさはその通り、靴はその埃で真っ白でしたが、サクラそのものはきれいなものでした。
 
 以下、ドカーンと撮影:2004年4月9日 大阪市「造幣局」のサクラです。ご一緒に通り抜けを・・・・

       「紅笠」          「馬路」          「墨染」
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        「松月」        「大手毬」         「鐘馗」
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       「笹部桜」        「一葉」          「紅南殿」
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      「平野撫子」       「楊貴妃」         「普賢象」
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       「永源寺」        「御衣黄」        「法明寺」
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        「紅手毬」          「九重」         「衣笠」
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      「松前紅紫」        「天の川」         「関山」
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         「麒麟」        「御室有明」        「大提灯」
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       「二度桜」         「蘭蘭」          「綾錦」
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       「黒田百年」       「松前琴糸桜」       「白妙」
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 「琴平」          「思川」        「雨情枝垂」
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        「高台寺」         「滝香」          「朱雀」
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        「紅豊」         「山越紫」        「小手毬」
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         「帆立」         「萬里香」         「芝山」
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       「塩釜桜」         「夕暮」          「白雪」
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          「紅華」         「手弱女」        「花染衣」
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     「八重紅大島」        「千里香」        「糸括」
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      「市原虎の尾」        「幸福」          「南殿」
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        「匂桜」          「福禄寿」       「太白」
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        「御信桜」         「春日井」         「浦和」
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      「伊予薄墨」      「松前八重寿」       「日吉桜」
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        「早晩山」
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お疲れ様でした。 記事を作るのもくたびれましたゾ

続いて日本から発行されたサクラの切手の残りです。

フジザクラ Cerasus  incisa

    
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2010年 日本発行(ふるさと切手「ふるさとの花Ⅵ」)

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1990年 日本発行(都道府県の花「山梨県」)

カワヅザクラ  Cerasus  lannesiana cv. Kawazu-zakura

    
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   2006年 日本発行(ふるさと切手「静岡県」)

ヤマザクラ Cerasus jamasakura

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   1961年 日本発行

エドヒガン Cerasus spachiana f. ascendens

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サクラの一種  Cerasus sp.

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    1993年 日本発行      2007年 日本発行
   (四季の花 「春」)       (民営会社発足)

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    2006年 日本発行          2007年 日本発行
(ふるさと切手「東京の四季の花」)  (ふるさと切手「関東花だより」)


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   2005年 日本発行          2008年 日本発行
 (九州の花と風景「福岡県」)  (日本インドネシア国交樹立50年)          
  
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週末は山歩きをしています。
鬼軍曹というニックネームをいただきましたのでそのまま使います。

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