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344.今日の植物(135):ヒマラヤウバウリ

 一昨日、淡路島の「奇跡の星の植物館」に行ってきました。テレビのニュースでヒマラヤウバユリという植物の花が咲いたと報道されていたものですから、「これは見に行かねば・・・」
 ニュースや現地の説明によると、このヒマラヤウバユリの花は種を撒いてから7年目にしてようやく開花したのだそうです。しかも、一度開花するとその球根からはもう花が咲かないそうですからなかなか目にするのは難しそうです。

 当日見ることができたのは写真のような具合で、1株に咲いた数輪のうち残っていたのがこの一輪だけ、滑りこみセーフで花に会えたのです。

 ヒマラヤウバユリは、ユリ科 Cardiocrinum属(ウバユリ属)の植物で、ヒマラヤからミャンマー北西部、中国の南西部に自生しているということです。同植物館で展示されているのは高さが3、4メートルですから、非常に背の高い植物です。
 日本には、同じ属のウバユリ、オオウバユリという種が自生しています。オオウバユリも2メートル近くありましたから、全体に背の高い種だと言えます。

 ついでに、ウバユリは漢字で書くと「姥百合」、花が満開になる頃には葉(歯)がなくなることからこんな名前になったと解説されています。しかし、写真を見ると花が咲いても葉はしっかりあるように見えたのですが・・・。

Cardiocrinum属の写真です。

ヒマラヤウバユリ Cardiocrinum giganteum

    P1020713.jpg    P1020719.jpg

    P1020716.jpg
以上3枚は、撮影:2011年6月19日 淡路市「奇跡の星の植物館」

ウバユリ Cardiocrinum cordatum

    IMGP7141.jpg     IMGP7143.jpg
撮影:2007年8月13日 神戸市「六甲高山植物園」
 ●ウバユリは関東地方以西に分布しています。

(以下の2枚は、2013年7月13日追加分です)

    P1100255.jpg     P1100294.jpg
   撮影:2013年6月29日   撮影:2013年7月12日 いずれも『山奥植物園』
 ●左のようなつぼみの状態に出会いました。自生しているのを見るのは初めてでしたので、花が咲くのを楽しみにしておったのです。ですが、ちょっと間が空き過ぎたこともありましたが、昨日同じ場所に行ってみましたら草刈り機で除草したようで、姿が見当たらなかったのです。残念。
 ●バーチャル植物園ではこういうことがよくあります。また、どこかで出会うこともあるでしょう。 

 (以下の4枚は、2013年7月21日追加分です)

    P1100378.jpg     P1100380.jpg
 
    P1100379.jpg     P1100381.jpg
撮影:2013年7月20日 いずれも『山奥植物園』
 ●ようやく自生しているウバユリに出会いました。 しかも群生していましたので、これは嬉しかったですねえ。
 ●あとひとつ、新しい情報を得ました。ウバユリという名前は、葉が枯れていく様子がおばあさんの歯のようだということでつけられたのだそうです。4枚目の写真がその最初のころでしょうか、前の方の説明は誤ったものだったようです。

オオウバユリ Cardiocrinum cordatum var. glehnii

    IMGP7115.jpg    IMGP7114.jpg

    IMGP7113.jpg
撮影:2007年7月30日 弘前市「藤田記念庭園」
 ●一方オオウバユリの方は、中部地方以北、樺太から千島に分布しているということです。ウバユリよりも一回り大型で、この花を見たときはびっくりしました。 

 ●いずれの種も共通にいえるのですが、花は別にして葉は「これがユリ科か?」と思えるほど独特の形状をしています。

Cardiocrinum属を描いた切手は見つかりませんでした。今後も発行されることはないのでしょうか。

(以下、ウバユリの切手入手までの顛末記です)

6月23日 オークションサイトeBayでウバユリ属の植物を描いたネパールの切手を見つけました。

    stamp.jpg
 ●これが出品されていたセットです。上から2段目の左から2枚目がウバユリ属の植物を描いた切手です。
  最低落札価格:$2.99、郵送料他:$1.5、出品者はカリフォルニア州フレモントという町の人(業者)のようです。

6月24日 このセットに対して$10.1の希望最高額を入れました。
6月26日 $2.99で落札に成功(他に応募者がなかったので、最低落札価格でゲットです) 目的の植物切手4枚で約240円ですから、いい買い物ということになります。
6月26日 同じ出品者から購入を決定していた他の商品2点と合わせて3点の代金$9.49と送料$2.76の合計$12.25をPayPalというネット上の決済システムで支払いました。 代金は予め登録してあるクレジットカードにより日本円で決済されます。 後は商品の到着を待つだけです。サイトによれば入金後2日で発送するということになっていました。
7月 7日 ウバユリの切手が到着しました。落札してから11日で到着したことになります。
    P1020829.jpg
 ●これが到着したセットです。上の写真の通りの内容でした。
 ●他の切手3枚には次の植物が描かれていました。
  リリウム・ネパレンセ Lilium nepalense(ユリ科)
  メガコドン・スティロフォルス Megacodon stylophorus(リンドウ科)
  メコノプシス・グランディス Meconopsis grandis(ケシ科)
7月 7日 「Leave Feedback」で出品者の評価を送付しました。

で、これが到着したヒマラヤウバユリを描いた切手です。

ヒマラヤウバユリ Cardiocrinum giganteum

    stnep0504.jpg
   1976年 ネパール発行
 ●なのですが、この切手をクリックしていただくと分かるのですが、切手には名前として「Megacodon stylophorus」と記載してあります。 

    stnep0502.jpg
    1976年 ネパール発行
 ●で、こっちを見ると、名前が「Cardiocrinum giganteum」(ヒマラヤウバユリ) となっています。つまり、名前の印刷がテレコになっているというわけです。これは、明らかなエラーです。驚きました。

 ●切手の世界では、発行された後でエラーに気がつくというケースが結構多いようです。その場合どうするのか?方法は3つです。
  (1)エラーの見つかった切手を大至急回収する。
  (2)同じエラーのある切手を大量に追加発行する。(特にエラーが発行された切手の一部にある場合)
  (3)放置しておく。(発行された切手全てにエラーがある場合など)

 (2)の対策はおかしな対策に思えますが、(1)の対策をとった場合、すでに出回っているエラー切手(当然数が少ない)には希少価値がついて法外な高値で取引されることになります。それを防ぐために、恥を忍んで(2)の方法をとるというわけです。
 私の記憶では、アメリカがハマーショルド氏(国連事務総長で飛行機事故で殉職した人)を追悼して発行した切手にエラーが見つかって、対策(2)をとった例があります。次の切手です。

    stusae0101.jpg     stusae0102.jpg
2枚とも1962年(多分) アメリカ発行
 ●右がエラー切手です。バックの黄色が上下逆に印刷されいて、その結果ビルの辺りに白く抜けが生じています。
  このエラー切手を大量(確か4000万枚)に追加発行して、いわば希少価値を薄めたというわけです。

 今回のネパールのケースでは、多分(3)の「放置」とされたのではないかと想像しています。

(ここまでが切手入手顛末記です)

(おしらせです)

当日撮った写真を過去の記事に追加しました。
 ポプラ      http://botdiary.blog122.fc2.com/blog-entry-271.html
 キョウガノコ     http://botdiary.blog122.fc2.com/blog-entry-92.html
 アメリカデイコ http://botdiary.blog122.fc2.com/blog-entry-357.html
 アガパンサス  http://botdiary.blog122.fc2.com/blog-entry-360.html
 コレオプシス   http://botdiary.blog122.fc2.com/blog-entry-302.html
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鬼軍曹というニックネームをいただきましたのでそのまま使います。

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