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032.ぶつぶつ調査(麩饅頭):ササ

  以前、サルトリイバラで包んだ麩饅頭「餡麩三喜羅」の記事を載せました。
 その麩饅頭の販売元の大口屋は「三喜羅」の葉で麩饅頭を包んでいるのは同社だけだ、といっていました。

 他の麩饅頭は饅頭をどんな材料で包んでいるのかを、これまで入手したものやいただいたものについて調べてみました。包み方はいろいろですが、確かに全部がササの葉につつまれていました。

金沢市

    P1030614.jpg    P1030616.jpg   
(左)「加賀麩司 宮田本店」(麩まんじゅう)
(右) 「不室屋」(生麩まんじゅう)

京都市 
    P1040909.jpg     29100816_235829.jpg
(左)「半兵衛麩」(笹まきふ) 
 ●なめらから口触りが特に印象的でした。
 ●創業は元禄2年といいますから、300年以上も前のことです。当時からこの菓子があったのでしょうか?
(右) 「京嵯峨野竹路庵」(麩餅) 
 ●餅の食感があります。
 ●形は、ちまきに似た三角形の首の部分を結わえた形です。

    101205_184725.jpg     101205_185303.jpg   
(左)「鶴屋長生」(生麩まんじゅう)
 ●1個190円
(右) 「三省堂小倉」(ゆばふ餅)
 ●1個120円

    P1030849.jpg
西洞院「麩嘉」

西宮市

    29100717_091159.jpg     P1030880.jpg
(左) 「昇月堂」(麩饅頭) 
 ●餅のうすい緑色は、青のりの色だそうです。
 ●1個150円です。
 ●餅全体をササで包みこんで三角形に近い形です。 
(右) 「ちから餅」(生ふ万十) 
 ●1個120円、これまでで一番大きかったという感じです。餡は粒餡、なかなかの食べ応えでした。
 ●自家製だそうで、持って帰るときにまだ暖かさが残っていました。どのように保管してあったのでしょうか、次回に訊いて来ましょう。

次の1枚は、2012年5月10日追加分です。

    P1050617.jpg
「冨久屋」(麩饅頭)
 ●1個130円
 ●開いてみて包んでいたササの葉の大きさに驚きました。長さ30センチメートル、幅10センチメートルと多分これまでで最も大きな葉だったと思います。 

下関市  

    29P1010191_convert_20100815223007.jpg  
  「岡の家」
 ●餅の緑色は、ヨモギです。口にするとヨモギの香りを感じました。塩味も感じます。
 ●1個100円。
 ●餅は、折ったササで作った「入れ物」に、ソフトクリームか手巻き寿司のように入れられています。実は、この包み方は餅が取り出しにくいです。  

   ということでササに戻りますが、ササはイネ科 Sasa属(ササ属)の植物です。属名も日本語のササから来ています。
 イネ科は非常に範囲の広い科で、「ウィキペディア」によれば約600属、1万種が属するとされています。ササ属はマダケ属などとともに、タケ亜科に分類されています。

 ササといわゆるタケの違い(属の上位に族という分類を置いて、両者をササ族、タケ族とする分類方法があります)が次のように説明されているのを読んだことがあります。
 ●ササ=成長しても皮は落ちない。各節からでる枝は1本
 ●タケ=成長するに従って皮が落ちる。複数の枝が節から出る

(以下は、9月21日に追加した内容です)

 百人一首の植物(2):ササ です。
 58.「有馬山 猪名の笹原 風吹けば いでそよ人を 忘れやはする」 (大弐三位:紫式部の娘でした)
 (有馬山の猪名のササ原に風がそよそよ吹くように、私はあなたのことをそのように簡単に忘れることができましょうか)
 「・・風吹けば」までは、「そよ」を導く序詞です。詠んだ感じが、内容とは別にさわやかな印象を与えてくれる歌だと思います。ササの葉さらさら・・・・という感じでしょうか。
 
(以上、追加分です)

 麩饅頭に限らず、ササを菓子を包む材料に使用する例は多いです。ちまきなどもそうです。この用途にササを使用する場合は、葉がしっかりと厚いチマキザサ Sasa palmataが使用されるとのことです。
 

ササの写真です

(左)ササ Sasa sp. 
(右)クマザサ Sasa veitchi    
       
   29P1010130_convert_20100815224410.jpg     29IMGP1831_convert_20100816012529.jpg           
     撮影:2010年8月1日     撮影:2003年5月23日          
        「白山」         亀岡市「大本花明山植物園」       

アカザワザサ Sasa uyemurana 

   29IMGP1221_convert_20100816012623.jpg
   撮影:2003年11月16日
    京都市「府立植物園」

(以下2011年11月30日追加分です)

 家紋の植物、ササです。

    400px-Gomaisasa.svg[1]
 ●「五枚笹」と呼ばれる家紋です。

ササの切手は1枚だけありました。

タンナザサ Sasa quelpaertensis    

     stkor9904.jpg              
  1965年 大韓民国発行                                     
 ●タンナザサは、済州島原産だそうです。
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