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493.文学の植物(4):ツタ

 本日の誕生日の花は、ツタです。

 ツタというと、オー・ヘンリーの短編「The Last Leaf」を思い出します。

 重い病に冒されて生きる望みを失った女性が、向かいの壁のツタの葉が散ってしまったらその時に自分は死ぬのだと言います。
 激しい嵐があった翌朝、一枚の葉だけがこの嵐に耐えて壁に残っています。その女性はその葉に元気づけられ病を克服するのですが、実はこの葉はこの女性のことを知った老画家が壁に描いたもので、老画家はそのために雨にぬれて息を引き取っていたのです。
 というような、内容でしたっけ?いずれにしても、ツタが印象的に使われた短編でした。

 そのツタ、ブドウ科 Parthenocissus属(ツタ属)の蔓性の落葉性の木で、ツタ属の植物はアジアから北アメリカに15種ばかりが分布しているということです。
 日本でもあちらこちらで見かける植物で、緑の葉、紅葉した葉、いずれも美しいものです。

 そうでした、音楽にも出てきます。
  「学生時代」(ペギー葉山) http://www.uta-net.com/song/1254/
 「学園」を象徴する植物ということになるのでしょうか、チャペルとの相性抜群の植物です。

 「ツタ」という名前は、他の植物や岩を「伝って」伸びることから来たのだと、ウイキペディアに説明がありました。

 もうひとつ、キヅタという植物もツタと呼ばれることがあります。
 こちらは、ウコギ科キヅタ属の植物で、英語でアイビーというとこちらの方を指すようです。ツタとは外観も違っていますが、キヅタの方は紅葉しない点が大きな相違点です。 

ツタの写真です。

ツタ Parthenocissus tricuspidata

    
P1030869.jpg    P1030870.jpg
撮影:2011年10月30日 萩市
 ●城下町の塀に這っているツタも風情があります。

    IMGP1979.jpg    
撮影:2003年6月1日 西宮市「甲子園球場」
 ●改装前の「甲子園球場」です。一面にツタが茂っていました。
 ●甲子園球場には2種類の蔦が植えられていたようです。そのうち1種類はこのツタ、もう1種類はキヅタというウコギ科の植物です。


    IMGP1425.jpg       IMGP1552.jpg
      撮影:2003年11月22日     撮影:2003年11月30日
     西宮市「海清寺」           伊勢市

ツタの切手ですが、手元にはありませんでした。もう少し探してみます。
 

(以下、2014年3月3日追加分です)

 と、言っておりましたが、切手がありました。日本からも発行されていました。

ツタ Parthenocissus tricuspidata

    stjpn24001.jpg       stger1701.jpg
   
1996年 日本発行      1996年 ドイツ発行
 ●この2枚の切手は、シーボルト(Philipp Franz Balthasar von Siebold)の生誕200年を記念して日本とドイツで共同発行されました。
 ●シーボルトは幕末に来日したドイツの医師、植物学者で、医学分野を中心に日本の近代化に大きな役割を果たした人です。植物学の分野でも、多くの日本の植物を西欧に紹介し新しい品種に命名するなどの足跡を残しました。
 このツタの学名(Parthenocissus tricuspidata )もシーボルトが命名したもので、生誕200年を記念するこの切手の図案に採用されました。
 ●また彼の業績をたたえて学名の種小名に彼の名前を入れた植物もたくさんあります。このダイアリーにも次の植物が登場しています。
  スダジイCastanopsis sieboldii )、サクラソウPrimula sieboldii)、ホウロクイチゴRubus sieboldii) 
  
  キエビネCalanthe sieboldii)、ナガサキシダDryopteris sieboldii)、
  
オオヤマレンゲMagnolia sieboldii subsp. japonica
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鬼軍曹というニックネームをいただきましたのでそのまま使います。

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