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509.今日の植物(208):マドンナリリー

 本日の植物はマドンナリリーという植物です。

 実は、今日の誕生日の花の中にベラドンナリリーというのがあって、これにしようと思っていたのですが、写真も切手もないことがわかり中止しました。そこで、ベラドンナの代わりにマドンナという安易な変更です。
 なのですが、同じリリーでもベラドンナの方はアマリリス属、マドンナの方はユリ属と、お互いは隣の家みたいな感じなのです。

 そんなことで登場することになったマドンナリリーは、ユリ科 Lilium 属(ユリ属)の植物です。

 その純白の花から、マドンナリリーはキリスト教では純潔の象徴とされており、聖母マリアを象徴する花とされています。       
 聖母マリアに天使ガブリエルが告知を行う「受胎告知」を題材にした絵がたくさん描かれていますが、その天使ガブリエルが手にしているのがこのマドンナリリーです。
 従って、西欧ではこのユリは単なる白ユリではなく、非常に重要な意味を持っているユリなのです。

    405px-Annunciation_Melozzo_da_Forli_Pantheon[1]
 ●ルネサンス期のイタリアの画家 メロッツォ・ダ・フォルリが描いた「受胎告知」です。やはりユリが描かれています。 

  白いユリでもう一つ思い出したことがあります。

 フランスのブルボン王朝の紋章がユリ(正しくは、ユリ目アヤメ科の植物のようですが、その時のガイドの人がユリといっていたのでその印象が強かったのです)だったそうです。それを知ったのは、スイスのルツェルンという町で、「瀕死の獅子」という彫刻を見学したときです。

    800px-Luzern_Loewendenkmal_um_1900[1]     350px-Fleur-de-lis-fill.svg[1]
 ●この彫刻は、岩をくりぬいて作られたもので、フランス革命当時にフランス王ルイ16世を守って戦死した衛兵(スイス人の衛兵)の勇気をたたえて作られました。背中に矢を受けて瀕死の獅子が守っているのがブルボン王朝の紋章「ユリ」を描いた盾なのです。
 当時のスイスは豊かな国ではなく、傭兵として他国に雇われる例がたくさんあったようです。傭兵というのはお金で雇われていますので、命をかけてまで主人を守るというようなことはないというのが普通のようですが、スイスの衛兵が主であるフランス王を守って戦死したということに感銘を受けた彫刻家がこの像を刻んだのだということです。

 ●右がブルボン王朝の紋章で、「fleur-de-lis 」 (ユリの花)と呼ばれるものです。獅子はこの紋章を描いた盾を守って倒れているのだと、ガイドさんが言っていました。
 
 マドンナリリーの写真ですが、手元にありませんでしたので、またまたウイキペディアです。

マドンナリリー Lilium candidum
 
●種小名の「candidum」は「純白の」という意味です。

    
800px-Lilium_candidum_1[1]    800px-Liliaceae_-_Lilium_candidum[1]

    450px-Liliaceae_-_Lilium_candidum-1[1]   

マドンナリリーを描いた切手です。やはり各国から発行されています。

マドンナリリー Lilium candidum

    stcze0104.jpg                sttun0106.jpg
 1990年 (旧)チェコスロバキア発行  1969年 チュニジア発行

    stcan0206.jpg            stisr0501.jpg
    1966年 カナダ発行         1963年 イスラエル発行
    (州の花「ケベック州」)             (建国15年)
 
    stleb0107.jpg               stsam0303.jpg
  1964年 レバノン発行         1957年 サンマリノ発行
      (航空切手)
 
    stgub0302.jpg
1989年 ギニアビサウ発行
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