FC2ブログ

587.百人一首の植物(14):ナラ

 久しぶりの「百人一首」で、植物は本日の誕生日の花でもあるナラという植物です。

 98.「風そよぐ ならの小川の夕暮れは みそぎぞ夏の しるしなりける」(従二位家隆)
  (風がそよそよとナラの葉に吹いています。ならの小川、上賀茂神社の御手洗川、にもこの風が吹いて、秋の気配がしています。でも今は「六月祓(みなづきはらえ)」の最中、行事が終われば七月でもう秋なのですが、今はまだ夏なのです)
 といった意味ですが、六月、七月は旧暦ですので、この歌が詠まれた六月末は現在でいうと八月はじめ頃にあたるようです。それでも、旧暦の七月からは秋とされていたのですから、我々の季節感覚と少し違うようです。
 「ナラ」は掛け言葉として使われていますが、「奈良」ではなかったのです、 今回初めて知りました。

 そのナラは、ブナ科 Quercus属(コナラ属)コナラ亜属の落葉性の広葉樹の総称です。従って単にナラという種の植物はない、ということになるようです。
 全くどうでもいいことですが、学名が「Q」で始まるのは本図鑑ではこのコナラが初めてなのです。あと、「X」がまだありません。

 日本に自生しているコナラ亜属の樹木として次のようなものがあるようです。コナラ亜属は秋には紅葉して落葉する点が特徴のようです。
  クヌギ、ナラガシワ、ミズナラ、カシワ、コナラ、アベマキ

 英語でオーク(oak)と呼ばれる樹木がこのナラに当たります。
 高級家具用材、香りを生かして燻製用のチップ、ウイスキーの樽などに使われています。カブトムシを育てる木もこのナラだそうです。

 ナラの仲間の写真です。

クヌギ Quercus acutissima

    IMGP1755.jpg
撮影:2003年5月21日 大阪市北区「シンダイビル」
 ●キタのど真ん中、ビルの屋上にクヌギが植えられていたのです。

ナラガシワ Quercus aliena

    IMGP2351XX.jpg    IMGP2352XX.jpg
撮影:2004年5月29日 三木市「県立三木山森林公園」

カシワ Quercus dentata

    IMGP5829.jpg
撮影:2005年11月20日 京都市伏見区「乃木神社」
 ●伏見にも郷土出身の乃木大将を祭る神社があって驚きました。

アベマキ Quercus variabilis

    IMGP1303XX.jpg        IMGP1847X.jpg
   撮影:2004年4月14日      撮影:2003年12月29日
   明石市「県立明石公園」    西宮市「県立甲山森林公園」

ヨーロッパナラ Quercus robur

    IMGP2313.jpg
撮影:2003年6月15日 神戸市「六甲山森林植物園」

 ナラの仲間を描いた切手です。

ヨーロッパナラ Quercus robur

    
stblr0209.jpg         stgbr0401.jpg
  2004年 ベラルーシ発行       1973年 英国発行

     strom1804.jpg         stger1102.jpg
 1994年 ルーマニア発行       1979年 ドイツ発行
                         (福祉事業支援)

ホワイトオーク Quercus alba
  
    stusa0803.jpg
    1978年 アメリカ発行

Quercus属の一種 Quercus sp.

    stussr2002.jpg
    1980年 (旧)ソ連発行
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

↓ここをポチッとしてください
FC2カウンター
最新記事
検索フォーム
カテゴリ
プロフィール

おにぐんそう2

Author:おにぐんそう2
週末は山歩きをしています。
鬼軍曹というニックネームをいただきましたのでそのまま使います。

最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR