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649:音楽の植物(29):テンニンギク

 先日ライブで「天人菊の丘」という曲を聴きました。
 その曲を聴くのも初めてですし、天人菊という植物そのものも知りませんでした。

 「天人菊の丘」(作詞、作曲:新川流 唄:NANA) http://www.youtube.com/watch?v=EqPMkWdbKpI 
 一番の歌詞です。
  「遥か南の 空を見上げ、蘇る微かな 記憶の片隅、貴方の最後の 笑顔だけが、涙で滲んで 思い出せない。
   幾度も哀しみ 乗り越えて、風に静かに 揺れる天人菊。」

 その時お聞きした話では、この曲は太平洋戦争末期に特攻隊員として出撃していった若者達のこと歌った曲なのです。
 鹿児島県の知覧の基地から飛び立った若者たちは、出撃前に地元の少女達からこのテンニンギクの花を受け取ったのですが、彼らは最後の離陸地である喜界島の滑走路にこの花を遺していったのだそうです。
 この花を自分たちと一緒に散らせたくない、という気持ちだったのでしょう。
 そうして遺されたテンニンギクは、今でも散っていった若者達の形見のように喜界島の飛行場跡に盛んに咲いているのだそうです。

 地元の人々はこの花を「特攻花」と呼んで、若くして散っていった若者達のことを思い、平和を願う花として大事にしているということです。
 失われていった若い命の一つ一つのことを思うと、戦争がいかに非人間的なものであるか、改めて思います。
 そして、現在に生きている私達はこの若者達が後世の私達に期待したことを果たしているのか、と思い返さずにはおれません。 

 そのテンニンギクは、キク科 Gaillardia属(テンニンギク属)の植物で、原産地はアメリカ、メキシコです。
 日本には明治時代に到来しましたが、現在では野生化していて他に中国や台湾、ハワイにも帰化自生しているようです。
 一般的には写真にあるように、赤色に黄色の覆輪を持つ2色からなる花弁が特徴ですが、黄色や赤色の単色の種もあるようです。

 Gaillardia属の写真です。

テンニンギク Gaillardia pulchella

    P1020781.jpg     P1020782.jpg
撮影:2011年6月19日 淡路市「奇跡の星の植物館」

 Gaillardia属を描いた切手です。

テンニンギク Gaillardia pulchella

    stgbr0201.jpg
   1987年 イギリス発行

オオテンニンギク Gaillardia aristata


     
stdub0104.jpg          stsam0509.jpg
     1968年 ドバイ発行        1971年 サンマリノ発行

    sthun0301.jpg
1980年 ハンガリー(花に受粉する昆虫)
 ●この蜂(Bonbus hortorum)はミツバチ科のハナバチ属の一種のようです。

ガイラルディア・ランケオラタ Gaillardia lanceolata

     
stjah0111.jpg
   1983年 リビア発行
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