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723.文学の植物(6):サラノキ

 久しぶりの文学の植物は第5弾となりますが、サラノキという植物です。

 この植物が登場するのは「平家物語」です。巻頭の「祇園精舎の鐘の音」に続き「沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理を表す」と出てくるサラソウジュのことです。 シャラソウジュ、シャラノキと呼ばれることもあります。

 ちょうど平清盛のドラマも佳境を迎えていますし、日本では自生できないサラノキの代用として寺院などに植えられているナツツバキが花期を迎えていることもあって、本日登場です。

 サラノキは、フタバガキ科 Shorea 属(サラノキ属)の常緑高木で30メートルにもなるそうです。インドの中・北部からヒマラヤ山脈にかけて分布していて、春に白いジャスミンに似た香りの花を咲かせるのだそうです。

 サラソウジュといえば、クシナガラという地でこの木の下でお釈迦さまが入滅されたということで知られています。
 そんなこともあって、サラノキはボダイジュ(インドボダイジュ)、ムユウジュという植物とともに仏教の三つの聖樹とされています。

    Buddhas_Nirvana[1]
 ●「仏涅槃図」(高野山金剛峯寺蔵)です。ここに描かれているのがサラノキです。 
 釈尊の入滅と同時に花が枯れて白くなり、さながら鶴のようであったと伝えられています。

 サラノキの写真です。

サラノキ Shorea robusta    

    IMGP0038XX.jpg     IMGP0041XX.jpg 
 撮影:2004年3月21日 草津市「水生植物園」
 ●テレビのニュースで花が咲いたと報道されていましたので、カメラを提げていきました。花は高い木のてっぺんにあって三脚なしの望遠レンズでしたからこんな感じになってしまいましたが、日本では花はなかなか見れないそうです。

    P1040463.jpg     P1040464.jpg
撮影:2012年1月22日 京都市「府立植物園」
 
    P1040992.jpg    
撮影:2012年3月10日 草津市「水生植物園」

 Shorea 属を描いた切手です。サラノキとは別の種の切手でした。サラノキを描いた切手はどこかで発行されているのではないかと思いますので、探してみましょう。

スホレア・ステノプテラ Shorea stenoptera 

    stidn1405.jpg
2008年 インドネシア発行(地域の動植物)
 ●この切手では、植物の方は脇役のようです。描かれている鳥は、オナガサイチョウ(Rhinoplax vigil)という鳥のようです。
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