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724.今日の植物(406):ムユウジュ

 今日の植物は、ムユウジュという植物です。昨日のサラノキの記事で、仏教の三つの聖樹の一つとして紹介した植物です。

 釈尊の母、摩耶夫人(まやぶにん)がルンビニという地(現在はネパール)でこのムユウジュの花を取ろうと手を伸ばしたところ、彼女の右脇から釈尊が生まれたという話が伝えられています。
 脇の下から生まれたというのは現実にはあり得ないのですが、これは当時のインドの身分制から見る必要があるようです。いまでもその影響が残っていますが、当時のインドには非常に厳しいカーストという身分制度があって、クシャトリアという武士階級の子供は母親の脇から生まれたと表現されていたようです。

 で、そのムユウジュは、マメ科 Saraca属(ムユウジュ属)の常緑樹で、原産地はインドです。
 黄色ないしは赤橙色のきれいな花をつけます。

 漢字で書くと「無憂樹」、別名はアソカノキ、アショカノキとも呼ばれています。面白いのは英語名が「Sorrowless Tree」と文字通り「無憂樹」です。

 写真です。

ムユウジュ Saraca asoca 

    P1080961.jpg     P1080962.jpg
 
    P1080964.jpg
撮影: 2012年12月25日 ネパール ルンビニ
 ●インド・ネパールの旅で植物園の温室ではなく逞しく育った実物に会うことができまし。
 ●3枚目の写真はつぼみのようです。

    IMGP0584XX.jpg       IMGP2577X.jpg
     撮影:2004年3月27日     撮影:2004年1月24日
    京都市「府立植物園」    宇治市「宇治市植物公園」


    P1050200.jpg
撮影:2012年3月26日 東京都「星薬科大学植物園」

 Saraca属を描いた切手です。ムユウジュそのものの切手は手元にありませんでした。
 昨日のサラノキも仏教の聖なる樹木だから仏教発祥の地インドで発行されてもおかしくないだろう、などと考えていたのですが、それは間違いでした。インドは現在は仏教国ではないのです。
 外務省のデータによりますと、インドの宗教分布は次のようになっています。人口のごく一部が仏教徒ということなのです。
  ヒンンドゥー 80.5%、イスラム 13.4%、キリスト 2.3%、シク 1.9%、仏教 0.8%

サラカ・ディベス Saraca dives

    stvtn1704.jpg 
 1963年 (旧)ベトナム民主共和国発行
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