2441.今日の植物(1928):ヒオフォルベ

 今日の植物は、ヒオフォルベという植物です。

 ヒオフォルベは、ヤシ科 Hyophorbe 属(ヒオフォルベ属)の植物で、5種が知られているという小さな植物群です。

 ウイキペディアによりますと、この5種は全てMascarene Islands(マスカレン諸島=モーリシャス島、レユニオン島、ロドリゲス島などからなる)を原産地とする植物だということです。
 この5種のうち2つの種は、幹が徳利形に膨らむ特徴があって庭園用に栽培されているという情報もありました。

 一方、切手に描かれているHyophorbe amaricaulis種は、切手を発行したモーリシャスのみで見られる種で、現在同国のCurepipe Botanic Gardensにある1個体が唯一残された個体だということです。
 17世紀にこの種が報告された当時は広く分布していたようですが、急速に個体を減らしたようです。

 写真です。トックリヤシとトックリヤシモドキという種の写真は手元にありましたが、切手に描かれているHyophorbe amaricaulis種の写真はネットから借用しています。

トックリヤシ Mascarena lageniraulis(=Hyophorbe lageniraulis)

    IMGP1616.jpg     
撮影:2003年12月13日 名護市「美ら海水族館」 

トックリヤシモドキ Mascarena verschaffeltii(=Hyophorbe verschaffeltii)

    P1130575.jpg     P1130576.jpg
この2枚は、撮影2014年6月27日 下関市「市立園芸センター」
 ●この2種とも、当時はMascarena(トックリヤシ)属とされていたのですが、現在ではHyophorbe属に分類されています。Mascarenaという属名はMascarene Islandsから由来しているものと思われます。

ヒオフォルベ・アマリカウリス Hyophorbe amaricaulis

    Hyophorbe-amaricaulis[1]
 ●この種は英語名でLoneliest palm(一番さびしいヤシ)と呼ばれているそうです。唯一残った個体ということから来ているのでしょうか?写真からも「孤独」を感じることができますね。

 切手です。現存する個体が一つだけですから、上の写真と同じものが描かれています。

ヒオフォルベ・アマリカウリス Hyophorbe amaricaulis

    stmau0501.jpg
2013年 モーリシャス発行(動植物)
 ●この切手は、前回の切手と同じセットで発行されました。Mascarene swallowというツバメを描いた切手と併せて3枚セットになっています。

2440.今日の植物(1927):オエオニエラ

 今日の植物は、オエオニエラという植物です。

 オエオニエラは、ラン科 Oeoniella属(オエオニエラ属)の植物で、The Plant Listには2種の名前が挙げてあるだけでしたので、非常に小さな属のようです。
 ウイキペディアでも知られている種は2種のみで、いずれもインド洋の島嶼地域を原産地とする植物だという情報がありました。

 ウイキペディアの情報はこの程度でしたが、ほかのサイトでもう少し情報を得ましたので、記しておきます。
 それによりますと、写真と切手にあるOeoniella polystachys種は、マダガスカル島およびマダガスカルを囲むコモロ諸島、マスカレン諸島とセイシェル諸島に分布している植物なのだそうです。これらの地域で、余り高地ではない場所で主として樹木に着生するランだということです。

 写真です。1枚だけ手元にありました。

オエオニエラ・ポリスタキス Oeoniella polystachys

    IMGP0639XX.jpg 
撮影:2004年3月27日 京都市「府立植物園」

オエオニエラ・アフロディテ Oeoniella aphrodite

    Oeoniella aphrodite 
 ●こちらはもう1種のオエオニエラで、ネットから借用しています。

 切手です。先日入手したものです。

オエオニエラ・ポリススタキス Oeoniella polystachys

    stmau0502.jpg
2013年 モーリシャス発行(動植物)

2439.今日の植物(1926):ジェファソニア

 今日の植物は、ジェファソニアという植物です。

 ジェファソニアは、メギ科 Jeffersonia属(ジェファソニア属)の植物で、The Plant ListではJeffersonia diphylla という1種だけが確認された種として記載され、ウイキペディアでも同じ1種だけが挙げてありました。
 そのウイキペディアによりますと、この植物は北アメリカの五大湖地域からアパラチア山脈にあたりに分布するしているということです。
 属名のJeffersoniaはアメリカの第3代大統領Thomas Jeffersonに因んで命名されたという情報もありました。

 また、この植物の仲間は、古くから薬用植物として知られていたようです。
 アメリカの原住民は、Jeffersonia diphylla 種を浮腫や腎臓の機能障害などに使い、中国でも切手に描かれている Jeffersonia dubia 種を健胃薬や解熱薬として使っていたということです。
 そういえば、メギ科の植物にはイカリソウメギナンテンなど薬効が知られたものが多いようです。

 写真です。手元にありませんでしたので、ネットから借りています。

ジェファソニア・ディフィラ Jeffersonia diphylla

    Jeffersonia_diphylla_closeup[1]     Jeffersonia_diphylla_2008[1]
 ●種小名のdiphyllaは「葉が2枚の」という意味ですが、右の写真を見るとなるほど、です。この種の英語名がtwinleaf(双子の葉)というのも同じところから命名されていると思います。

ジェファソニア・ドゥビア Jeffersonia dubia(=Plagiorhegma dubium)

    Plagiorhegma dubium
 ●この種は、現在ではPlagiorhegma dubiumとPlagiorhegma属に分類されているようです。

 切手です。

ジェファソニア・ドゥビア Jeffersonia dubia(=Plagiorhegma dubium)

    stkor2101.jpg
 2001年 韓国発行(絶滅危惧種の保護)

2438.今日の植物(1925):ソケイノウゼン

 今日の植物は、ソケイノウゼンという植物です。

 ソケイノウゼンは、ノウゼンカズラ科 Pandorea属(ソケイノウゼン属)の植物で、The Plant Listによれば9種が確認されているという小さな植物群のようです。

 ウイキペディアによりますと、この属に分類されている種は6種ということで、The Plant Listの情報とは少し違いますが、マレーシアやオーストラリア、ニューカレドニアなどの亜熱帯地域を原産地とする植物だということです。
 いずれもツタ状に這いのぼる植物で、写真と切手にあるPandorea jasminoides種は、きれいな花と鮮やかな緑の葉、良い香りがすることから人気のある植物だということです。

 写真です。手元に写真がありました。

ソケイノウゼン Pandorea jasminoides

    P1120623.jpg     P1120621.jpg
 この2枚は、撮影:2014年5月8日 宇部市「常盤公園」

    IMGP1800X.jpg
 撮影:  2003年12月28日 京都府「京都フラワーセンター」
 ●この種は別名をナンテンソケイというのですが、葉がナンテンに似ているところからこの名前になったのかもしれません。

 切手です。

ソケイノウゼン Pandorea jasminoides

    sttuv0709.jpg
1999年 ツバル発行(ツバルの花)

2437.今日の植物(1924):ブバルディア

 今日の植物は、ブバルディアという植物です。

 ブバルディアは、アカネ科 Bouvardia 属(カンチョウジ属)の植物で、The Plant Listには52の種名が載っていましたので、かなり大きな植物群だということになりそうです。
 しかし、これまでブバルディアについては、何も知らないという状況でした。今回取り上げましたのは、日本から発行されている切手にこのブバルディアが描かれていて、しかもこれまでブバルディアを描いた切手を見たこともなかった、ということからです。
 小倉謙博士が出版された『世界植物切手図鑑』にもブバルディアを描いた切手は掲載されていません。ということは、各国から1980年までに発行された切手にはこの植物を描いた切手はなかったと言ってもよいと思われます。
 ということで、今回の日本発行のブバルディアを描いた切手は、世界でも初めてのものかもしれません。

 と、前置きが長くなりましたが、ウイキペディアによりますと、ブバルディアはメキシコおよび中央アメリカを原産地とする植物だということです。筒状の先端が4つに分かれた花を持つ植物で、花の色は種によって白、黄色、ピンク、赤のものがあり、園芸用に栽培されるものも多いということです。

 写真です。手元にありませんでしたので、ネットから借用しています。

(左)シロカンチョウジ Bouvardia longiflora
(右)ブバルディア・テルニフォリア Bouvardia ternifolia

      bouvardia longiflora     Bouvardia_ternifolia0[1]  
 ●属名の和名「カンチョウジ」は「管丁子」と書きます。丁子に似た筒状の花、という意味でしょうか?

 つい先日、4月2日に発行された切手です。

シロカンチョウジ Bouvardia longiflora (?)

    stjpn29105.jpg
2018年 日本発行(おもてなしの花(Ⅹ))
 ●ブバルディアが描かれているといいましたが、このシリーズの特徴なのですが淡い色彩の印刷でちょっと不鮮明。クルクマというショウガ科の植物と一緒に描かれていて、白い方がブバルディアです。
 ●ブバルディアの白花の種ということで、種を、Bouvardia longifloraとしましたが、確信はありません。
 ●一緒に発行された切手はこちら⇒「切手植物図鑑」

↓ここをポチッとしてください
FC2カウンター
最新記事
検索フォーム
カテゴリ
プロフィール

おにぐんそう2

Author:おにぐんそう2
週末は山歩きをしています。
鬼軍曹というニックネームをいただきましたのでそのまま使います。

最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR